• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

伏木悦郎のブログ一覧

2011年09月28日 イイね!

満足できるが、したくない・・・

満足できるが、したくない・・・対面すると気乗りはしない。欲しいという衝動に駆られることは稀ではないでしょうか。しかし、乗るとね、何ら不足はないし、価格、維持費、諸々を考えるとこれがなかなか厄介っス。いいんだもん、すべてにおいてパーソナルモビリティを満たす乗り物として。



こういうテーマには強いね日本人。乾いたタオルを絞ったり、塵を積もらせて山を築いたり。でもなあ、見るなり「欲しいッ!!」と叫ばせるような、魂を揺さぶられるようなデザインで迫るクルマはどう? 最近とんとお見限りであります。

過去30年余り、日本(車)は散々世界中に(クルマの)デフレをまき散らしてきたのだから、そろそろその役回りは途上国に任せて、ちょっと高いけれどとんでもなく魅力的だから買うよ……嬉しい悲鳴を上げさせる側に回らないと救われないのでは、こちらもあちらも。e:Sは、直面している現実への解としては非の打ち所がありませんが、これが理想?と問い直すと切なくなる。今を考える恰好の素材……みたいな記事になるのかな、詳細は本編にて。


Posted at 2011/09/29 10:14:47 | コメント(22) | トラックバック(0) | 日記
2011年09月27日 イイね!

秋晴れにオープン

秋晴れにオープンこのところ台風やらなんやらで湿っぽかったけれど、本日午後になってやっと晴れたね。オープンカーのお題で西湘に出掛けたわけですが、キャンバストップのオープンカーは明るい陽光の下で味わってこそ。

暑さ寒さも彼岸までのとおり、いい感じのはじめ爽やか後で多少汗ばむというもってこいの気候。例によってカルマン社が手掛けるゴルフ・カブリオとワールドクラスのアイドルカーマツダ・ロードスター。まったく個性の異なるドイツ代表と日本代表ですが、オープンエア繋がりは身体性という観点からみると案外共通するところもある。さて、これをどう料理するか。結果はdriverで。

しかし、あらためて箱根で乗るロードスターは新鮮でした。今度の箱根でなんとか……秋バージョンは、今回の組合せでやることに……今決めました。ご意見など頂きたく。
Posted at 2011/09/27 23:38:36 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記
2011年09月25日 イイね!

IAAフランクフルトショー2景

IAAフランクフルトショー2景今世紀6回目の第64回IAAフランクフルトショーは、規模は史上最大、でも中身はドイツ勢のはったり以外はさほど見るべきものもなく、2015年の大転換点に向かって粛々と歩を進めている恐怖の裏返しというのが、時系列的に具(つぶさ)にwatchしてきた僕の率直な感想でした。次回、次々回のIAAが、今回と同じトーンで行われるとしたら、それは凄いこと。お手並み拝見は、今後最大の楽しみとなるはずです。

991型にモデルチェンジしたポルシェ911のワールドプレミアが、今回の僕の最大の注目点。+100㎜のLWB化はいかがなもの? 鵜の目鷹の目でしたが流石上手にまとめてきますなあ。眺めて、触れて、身を預けただけで、やっぱ997より良いかも……心は千々に乱れましたね。目の保養になりました。

翻って日本車は……ですが、背筋に首からすぅ~すぅ~冷たい風が吹き込む感じがする寂しさ。出すぞ、出るぞと開発責任者が吼えたわりには色違いのジュネーブ仕様がターンテーブル上に回るだけだったFT-86Ⅱコンセプトと、口裏を合わせたように進展の見られないスバルBRZプロローグのスケルトン。もったいぶらずに、ドンドン注目を集めるような情報を発信しないと誰も寄りつかない。余程自信があるのか、からっきしなのかさっぱり分からないけれど、誰も気に留めない自意識過剰ほどかっこ悪いものはない。

プレスデイの前日は、VWの7ブランド揃い踏みとなるグループナイトのあと、HONDAのレセプションにお声が掛かっていたので向かったわけですが、NAVIとの相性が悪く40分余り路頭に迷い、お開き寸前に辿り着いた。市内のイベントホールを貸し切り天井からワイヤーでご覧の状態でお披露目。日本ではなかなかできない演出に、意気込みを感じたのは確かですが、さてこれは日本に上陸するでしょうか。開発陣は意欲満々でしたが、市場に受け入れる余地はあるでしょうか。

Posted at 2011/09/25 22:39:55 | コメント(12) | トラックバック(0) | 日記
2011年09月15日 イイね!

アクセラ1.6ℓ ディーゼルでローレライ

アクセラ1.6ℓ ディーゼルでローレライ輸入車の現地リポートは数多くもたらされるが、海外における日本車の評価を日本メディアが報じるのは稀だ。たとえば、充実した走行環境が用意されたドイツで欧州車を走らせれば、それは水を得た魚になる。そこをタイトな日本の走行環境から飛来して、短期間で密度の濃い経験をすれば、評価は鰻登りになるのは当然だ。こっちでの走りを初めて経験して以来30年。彼我の差をどう埋めたら良いのか、ずっと考え続けてきた。

答えはやっぱりシンプルで、こっちで日本車を拝借して評価すればいい。当然リッチな海外試乗会ツアーとは異なるいろんな意味で制約の多いテストとなるけれど、realityという点ではこれに優るものはない。今回は注目のMAZDA SKYACITV TECHNOLGYの前段階にあるマツダのベストセラーアクセラの欧州仕様ディーゼルモデル(1.6ℓ、6速MT)をMRE(マツダ・リサーチ・ヨーロッパ)から拝借して、滞在中を通して日常的な使用サイクルで試すことにした。そのリポートはdriver誌で記事化の予定。できれば、carviewでも…という点については、皆さんのリクエストが必要ですね。よろしくGodtak。

で、今日は午前中にMREの松本所長を訪ね、貴重な現地の話題を伺うことにした。マツダというエンジニアリングに個性を感じる世界でも異色のメーカーは、いかにも真面目な松本さんのようなエンジニアのマンパワーによって支えられている。僕としては相変わらずの不躾な発言に終始してしまったような気がするけれど、松本さん、すべては批評の精神を基本にしないとジャーナリストとしての存在感を疑われる……という個人的な思いの発露です。気を悪くされたかもしれませんが、波風立つくらいの意見を取り込むくらいの度量がないと今回のIAAで見られたような欧州勢の情報発信力に強い影響を受けた同業の"坂の上の雲"幻想に未来を見失うような気がするのです。

OBERURSEL HIROSHIMA STRASSEのMREを辞した後、タウナス山中を目指し走り出した。2001年にこの辺りでメルセデスベンツW203の試乗会があったはずで、その会場を思い出そうという目論見だったが、土地勘のなさは明白で、気がついたらタウナスの山々の向こう側に抜けていた。ならば……と名前だけは知れ渡ったライン川の景勝地ローレライだとNAVIに目的地を打ち込んだ。

途中、古城ホテル『シュロス&ヴィラ・ラインフェルス』に出くわし、おおっこれぞライン川古城巡りと盛り上がり、川面に沿って走る道をしばらく行くと、かつて何度も見ているローレライに。IAA2度目のKA君は、前回のニュルに続いて二つ目のドイツのビューポイントを押さえたことになる。


どこを走っても、すぐに絶好の撮影ポイントに行き当たる。その感覚は、初めてこの地を踏んで以来30年変わらぬ実感だ。こういうロケーションに適合するように開発されたアクセラをこの地で走らせれば、それこそドイツ車にも優るとも劣らないパフォーマンスを発揮する。動力性能的には大したことないけれど、6速MTを操りながらのドライブは間違いなく楽しくスポーティ。この感覚をどうやったら理解してもらえるか。成すべき目下最大のテーマだと心得ております。
Posted at 2011/09/16 14:38:06 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2011年09月14日 イイね!

史上最大のIAA

史上最大のIAA本拠地らしい威厳に満ちた巨大なホール1でいつもの力強さを取り戻したメルセデスベンツ。2度目のホール11で着実に前進していることを印象づけたBMW。ホール3.0にグループ6ブランド、中庭のFORUMにはかつてのBMWを彷彿とさせる"サーキット"付きのテンポラリーホール(20億円とも噂された)をAUDIのために用意したVW。



ドイツ民族系3グループの勢いに、かつて感じたことのない意気込み、誇り、自信を深く刻み込まれた。いよいよ具体的な形を成してきた……その意味では強い圧迫感を覚えたが、その行き方がすべてかというと、ちょっと違うのでは……と思った。

存在感を強く印象づける圧倒的な3グループのイメージは、まさにドイツ流の理想追求を世界にアピールするプロパガンダではあるけれど、それが世界に普遍的に通じる行き方かというと、かなり無理がある。凄いけれど、それが現実化した暁の世界の有り様がこっちかな……とは思えない。はたして、第64回IAAでドイツが示した具体的な方向性は実を結ぶか。これからの10年間はその真偽を知る歴史の積み重ねということになるのだろう。

相対的に日本メーカーのプレゼンスは劇的に低下してしまったが、それはドイツ価値観との対比の結果として生じたことだと捉えたい。力で押し倒す西欧的な科学主義的アプローチとはことなる自然観に基づく柔らかな現実対応。自然をパワーで克服するのではなく、自然には抗えないという前提に基づいて柔軟に対応して行く日本独特の価値観が根底に流れる『洋魂和才』とでもいうべきモビリティの創造。

いまはまだ世界に通じる価値観の体をなしてはいないけれど、すでに日本のクルマシーンでは現実のものとなっている(軽とミニバンが象徴する)柔らかい人とクルマの関係。ドイツを坂の上の雲と見なすのではなく、いろんな意味でタイトな日本の環境から世界に向けて発信できるはずの、ドイツ流とは違うクルマのあり方の提案。それが、たとえば次の東京モーターショーで打ち出されることを切に願う。

プレスデイ初日が終わった後、パーキングにアクセスするホール11のエントランスに足を運ぶと、モーターショーでしか顔を合わせることのないカースタイリングの藤本さんと元オペルの児玉英雄さんとバッタリ。何やら受付をしているので「何をなさってるのですか?」尋ねると、「designer's nightですよ。よかったらjointしますか?」ドライバー編集部のKA君とカメラマンのKU君を伴ってご相伴に与ることに。世界にはこんなにも多くのデザイン関係者がいるのか……ここに集う人がすべてであるわけもないが、その盛況ぶりに改めて世界の自動車産業の広がりを思い知った。

もちろん日本メーカーのデザイン関係者の知った顔も多かったのだが、デザイナーズナイトは昨年のLAショー以来2度目のアウェー状態。傍観者の雰囲気で会場の隅に潜んでいると、メイン写真の中村史郎さんが捜し当ててくれてひとしきり"熱いトーク"。お題は『軽とミニバン』の日本のクルマシーンの是非という絶好のオヤジの酒飲み話ネタ。

その状況どこが悪い、欧州車の理想主義的な一面を披瀝し翻ってニッポンは……という論調の日本の自動車メディアの現実は問題だとする中村説と、その通りだけど軽とミニバンというモビリティの実需だけではつまらない、自動車はもっと楽しい人生を豊かにする道具であるべきという俺説。根っこでは同じことを言っているのだけど、ちょっとお酒が入ったおじさんトークはとめどもない。

翌プレスディ2日には改めてインティニティブース内で恒例のcarviewモーターショートークwith Shiro Nakamuraを収録を収録したのでご覧ください。前夜の過激さはありませんが、エッセンスは感じ取って頂けると思います。

ドイツを初めとする欧州勢の壮観に対して、日本メーカーのプレゼンスが本当に小さくなってしまったのは気掛かりですが、ここは楽観ということで明るく行きたいと思います。ただ、今回もニュースがあるのでよろしく!……とチーフエンジニアが言っていたFT86-Ⅱコンセプトは色が変わっただけ、SUBARU BRZプロローグもほぼジュネーブのままのスケルトン・アーキテクチャーの展示に留まった。正式発表3ヶ月前のタイミングでの足踏み状態に、あれれ?な印象を受けたのは僕だけでしょうか?
Posted at 2011/09/16 13:40:34 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「撤収!! http://cvw.jp/b/286692/42651196/
何シテル?   03/24 18:25
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/9 >>

    12 3
4 567 89 10
11 12 13 14 151617
18192021222324
2526 27 282930 

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

64回目の終戦記念日 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/08/15 15:36:17
水素でいいと思う 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/02/16 08:18:46
変わるかな。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/01/01 22:53:46

愛車一覧

トヨタ プリウス トヨタ プリウス
しばらく耐える秋なのだ。
その他 その他 その他 その他
2009年3月3、4日に行われた第79回ジュネーブショーの画像です。

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation