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伏木悦郎のブログ一覧

2012年04月30日 イイね!

Sentimental journey on the 991

Sentimental journey on the 991"ポルシェまだあるか?"深夜facebookのメッセージにオタチからの伝言が。入れたか?確認すると、hai。「明日三浦半島に行くべ。海がみたいのさ、ベイビー」って女子高生みたいなことを忌野清志郎の口調で書いてきた。まあ、試乗ルートとしては悪くないし、もしかしたらいい写真が撮れるかも。

弘明寺までは保土ヶ谷バイパスもスイスイで30分あまり。そこからひとまず横横道路で半島先端までと向かう。神奈川育ちにしては三浦半島は疎く、度々訪れる観音崎や逗子葉山鎌倉江ノ島湘南以外は地図が頭に描けない状態になっている。そう言えば城ヶ島は何十年ぶりだ。

まあ、いろいろ言い訳しながら、横横の終点馬堀海岸に来ちゃったバツの悪さを乗り越えつつ。城ヶ島に向かうなら、衣笠の手前を右方向三浦縦貫道路を進まなけりゃだめなのさ。NAVIが付いていてもこれだもの。

三浦半島の先端部は思いも寄らぬ農村の風景で、人の手が入った美しい畑から3方に海が開いたなかなかの眺望が開ける。NAVIの地図上に白浜毘沙門天を見つけて降りて行くと、そこは知る人ぞ知る系のいい感じの海際が。

三崎の市場食堂でけっこうな時間並んで遅い昼飯を食い、城ヶ島に渡ってしばし撮影にいそしむ。オタチは終最近リリースした新作の次の曲のためのvideo撮りがしたかったようで、しきりと海や磯や波打ち際やあたりの景観をカメラに収めている。

ポルシェ911カレラS タイプ991に身体はすでにすっかり馴染んでいる。その魅力は十分に血となり肉となったように思うが、今しばらくじっくり付き合ってリポートをまとめてみたい。400ps、300㎞/h超のパフォーマンスをいかに楽しみ、波風立てずにカタルシスを得る方法論の発見こそが、これからのポルシェにとって何よりも重要なことだと思えてならない。

繰り返しになりますが、旧友オタチの新曲は本人がライフワークと言ってのける怪作。何たって題材は般若心経であり、タイトルは『摩訶般若波羅蜜多心経』なんであります。どういう経緯? 詳しいことは不明だったのですが、最新のブログに記された長文を読んでなんとなく分かったような。

クルマとのコラボの可能性については、これからの課題ということになるかと思いますが、一読一聴していただいて、ここにコメントあるいは直接本人に叱咤激励絶賛罵倒なんでもありなので、よろしくお願いします。
Posted at 2012/05/02 16:54:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年04月28日 イイね!

春の『筑波でなんとか・・・』

春の『筑波でなんとか・・・』え~っ、みんカラお友達のmoto'91さんからの要請で、某東京都市大学(旧武蔵工業大学)・自動車部の新入生歓迎イベントに出向く……という話。行ってきました。ついでに、少し後に企画しようと思っている自前イベントの予行演習(つーか、シミュレーション?)を兼ねてオフ会やりましょう、できたら同大車部とコラボできたらいいね……幹事役を頼んだもしゃもしゃ毒きのこさんと粗い計画を立てていたら、ちょっとモメて。

しかし乗り掛かった船。以前から黄金週間中借用を予定していたポルシェ911カレラS(991)に加えて、できたらとリクエストされていたトヨタ86も現地入りさせることにしました。相方としてはソムリエ前澤に無理言ってお願いし、お付き合い願った。

ゴールデンウィーク初日。道路は早朝から混んでいて、6時出でツクバ着は8時30分。2時間半は最善を尽くした結果だが、60分以上のロスは間違いない。しかし、どうしてこう連休となると事故が相次ぐのだ。

理由は明白だが、個人の資質やスキルの向上よりも、テクノロジーやインフラのレベルアップのほうが有効と考える中央行政官僚の愚民政策が改まる気配はない。そろそろ限界で、最小単位の個人に立ち返って考え直さないと、安全も安心も手に入らない。マッチポンプやことなかれ主義に未来などなく、大変だけどそれぞれが努力して安全を確保する以外に手はない。できないことはやらないという態度は大事だろう。

イマドキの学生はどうなんだろう? 興味津々で楽しみにしていたら、まず挨拶されたのは同大OBの諸君。といっても40代そこそこ。20も下かと思うとげんなりするが、学生はというと3年生の現役部長はハタチであるといい、残る現役は2年生が二人。総勢3名という風前の灯火状態なのだった。

廃部の危機……OBは大袈裟に事態を見ていたようだ。入部の可能性のある新入生は8名。それをなんとか引っ張り込もうというのが今回の筑波ジムカーナ場でのイベントであり、そこで何らかの存在感を示せというのが僕に与えられたミッションであるようだ。当然のことながら無償の持ち出し参加。好奇心だけが僕のモチベーションである。

自分の娘よりも10歳以上若い新入生が相手。いや俺だって18の頃はあったんだぜ……当然滑るオヤジギャグに無反応なあどけない顔をみると、やっぱなあ、余計なお世話を承知の上でいろいろ教えたくなっちゃうんですよ。こうしたらもっともっと後の人生が面白くなる、どうせ一度の人生楽しんだ方がイイゼ式の話。

最初から座学みたいな口先の話をしても仕方がないので、86の同乗走行をジムカーナコースでということにした。新入生8人と、現役生3人。タイヤを気にしつつ、それなりに。無駄に難しい設定のコースに難儀したけれど、多少はドライビングスキルを信じてもらえたのではないかと思っている。

走った印象は、これまで以上に好感度が増した。そんなに路面μの高くない舗装路でトリッキーなコース設定を試して、タイヤグリップがタレる少し手前あたりのハンドリング、スロットルワークで向きが変えられる自在性の高さは、イメージと挙動の一致こそがドライビングの醍醐味であり、その身体感覚に忠実な特性が得られるFRこそが最善という持論に沿う。

いやね、ポルシェ911カレラSを借りて暫し都内を巡った後で86に乗り換えた際の、ある種ホッとした感覚。パワーレベルで2:1、価格では6:1とさらに差が広がる話題のスポーツカー2台は、いずれもいま余裕があれば即買いの対象だが、重厚感溢れる991から見るとチープさがやけに際立つ86のほうが胸に通るものが多い。

そのままのセットアップで内外装、塗装品質やカラーデザインそのもの、室内のマテリアルからインターフェイス回りのさらなる質感向上を実現したら、現在の価格の倍になっても買う。それでも911の3分の1だもの。

新入生にジャンケンをさせてその一人だけにポルシェの同乗走行をプレゼントすることにした。この一人というのが大事で、彼のluckyは他の7人に何をもたらすか。多分8人全員が入部して、新しい自動車部を作る何かのきっかけになったのではないかと僕は期待している。

僕はすでに還暦の60歳で、ドライビングスキルも往時に比べたら随分落ちている。余裕があったらシルバーレーサーとしてカムバックする気は十分だが、いい年をしてレーサーとして糊口を凌ぐ生きざまにはずっと疑問を感じ、自制してきた。それでもこの位は走れるというのが僕の矜持なのだ。

説明してはいないので、思いが新入生に伝わったかどうかは分からない。でも、僕だって18の時があり、その頃はただの若さと馬鹿さの塊に過ぎなかったという記憶をベースに、大丈夫思う通りに生きたらなんとかなるから……という雰囲気は理解されたと勝手に思い込んでいる。

そっちのミッションはなんとかなったが、問題はこっちの春の筑波でなんとか……である。一応、86の同乗走行で恰好をつけたけれど、ポルシェはほとんど触れられず仕舞い。もったいなかったけれど、それは次回の自前イベントの時にやろうよ、ということで。

いったいお前は何をしようとしているのか?分かりにくいかもしれませんが、人生を豊かにする道具としてのクルマにこだわり、大人が楽しめる自動車のカントリー倶楽部みたいな空間を創出できたらいいなあ。もう25年近く前の着想を具体化することが望みのすべてかもしれません。

Posted at 2012/04/30 00:59:37 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2012年04月26日 イイね!

北京~横浜・味奈登庵

北京~横浜・味奈登庵今回の北京は超緊縮。フライトは当然マイレージ。デルタの北京便は行きが19時頃発夜中着の夜間飛行、帰りが8時発昼着。北米からの乗り継ぎが基本のスケジュールなので、まあしゃあない。往路は予約を入れた段階でCクラスしかないという設定で、復路はYクラス。エコノミーコンフォートが無料で捕れるというので最前列の16Gを予約しておいた。

ホリデーインエクスプレスは、hotwireでさらに格安を選ぶ時を除いた次善の策。勝手の分からぬ地元の格安宿で呻吟するより、慣れたシステムとクォリティ オブ ステイに期待が持てる定宿が安心だ。中国は油断ならないからね。

民族園のタイトルがついた今回の宿、1グレード上げてガーデンサイドを予約した。7階の窓から見える景観は正面になにやら体育館、左の向こうに鳥の巣スタジアム、眼下には今は営業していない中国民族園の雰囲気ある庭が広がる。

最大4名は泊まれる(キングサイズベッド×2)広くて清潔な部屋で邦貨7千を下回る。ネットは無料だし、朝食も付く。難点は水。中国で水道の水が飲めるところに泊まったことはない。北京以外は上海、広州だけというささやかな経験だが、いずれも洗面所には「飲めない」のシールが貼られ、ペットボトルのミネラルウォーターが毎日1ℓ用意される。シャワーはそのまま浴びるが、歯磨きはミネラルウォーターを使用しちゃう。

12億人の水を確保する大変さは容易に想像がつく。たしか中国には『南水北調』という言葉がある。重慶や上海を控える大河長江(揚子江)の豊富な水を運河を築いて天津・北京へと送る国家プロジェクト。そろそろ完遂の頃だと思ったが、どうやら工事は難航しているらしい。

北京の水不足が大きな問題に浮上するのは時間の問題。東京オリンピックの際にも、東京の水不足は問題になっていたと思うが、北京オリンピック開催時に囁かれた水不足の本格化はどうやらこれからであるようだ。それにしても、昨年末で2000万人を超えたという北京市の人々の飲み水はどうなっているのだろう?

過去一年で100万人もの流動人口が入り込み、5年以内に2260万人に達すると予測されている。少し前に日本メーカーの北京駐在員に「北京では1日に3000台のクルマが登録されている。その80%が新規です」と聞いた。

洪水のように道路を埋めつくすクルマ、あっという間に総延長が伸びた地鉄(地下鉄)の何時乗っても激しい混雑……圧倒的な人の群れの存在感は、かつての高度経済成長期に日本を訪れた外国人が感じたに違いない得体の知れなさだろう。その先には、日本も直面したエネルギー危機と環境汚染問題が潜んでいる。経済優先で突き進んだ結果は、日本人が肌身で学んだ高い代償を伴うものになるのだろうか。

地鉄の駅のエスカレーターのベルトをふと見ると、鉄腕アトムをキャラクターに使ったトヨタのキャンペーン広告が。そういえば地下鉄15号線の車内もプリウスの宣伝一色となっていた。日本国内のどらえもんと同じパターンで当地で人気のアトムを使い一般への浸透を狙っているようだ。その是非はともかく、トヨタが対中国戦略に本腰を入れて臨む決断をしたのは間違いなさそうだ。

16GのYクラス・ポールポジションは快適そのもの。チェックインの際、白酒(パイチュー)の機内持ち込みはNGで、段ボールの梱包が中身の酒より高い20元というあたり、中国の矛盾を感じざるを得ないが、それはまた面白さでもある。成田に着いたら、京成/京急エアポートライナー乗り継ぎで横浜に直行。前夜オタチにメールして味奈登庵で一杯やっか? もちろん、ということで、白酒を手渡しつつほろ酔い。5日に試飲会をすることにして、よろよろ帰宅したわけであります。
Posted at 2012/05/02 15:13:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年04月25日 イイね!

中国12億の民の現実は果てしなく広く深い

中国12億の民の現実は果てしなく広く深い目覚めたら外は稀に見る快晴である。北京でこのような抜ける青空を見たことがあっただろうか。4年前に特攻精神で出掛けた八達嶺(バーダリン)の空以来という気がする。

昨日の雨が、普段は白く靄(もや)っている空気の汚れ(取材初日がそうだった)を洗い流したからだろうか。そう言えば昨日は終日の雨で、宿に戻る22時頃にやっと上がった。


午前中は新国展に行き、北京モーターショーの取材漏れをカバーしよう、と。北土城駅は最短ルートで約300mだが、ぐるり建物を逆回りで隣の唐人街(チャイナタウンと英語表記してあった)ショッピングセンターをかすめつつ、民族園通りからオリンピック公園内となる北辰路に出てホリデーインエクスプレス民族園を表から眺めつつ駅に向かうことに。

と、民族路に出るとまずマックと唐人街の前に北京で初めて駐輪する自転車の塊を発見。といっても日本のスーパー前のそれと変わらない。通りに目をやると、何やら順番で並んでいるようなクルマの列。先頭を辿って進むと、それは機械式の洗車場を利用する群れであり、いずれも高級車と括られるクルマ達だった。

ホテルもそうだが、この一角の建物はいずれも民族園という一帯のコンセプトに合わせたようなデザインで、2列のエントランスのある洗車機を備えるそれは、『月福』という名のどうやら地元資本のクルマ用品の量販店のサイドビジネス、いってみればオートバックスの類似店であるようだ。

昨日の雨で汚れたクルマを我勝ちの勢いで並んでいる。建屋内の洗車機からクルマが出てきてからは人海戦術。何人かの男が群がって磨き上げる。その"大量生産ぶり"が中国の現実を鮮やかに映し出していると思った。

すでに通い慣れた地鉄ルート。しかし、今日はまた一段と車両を埋める人の数が多く、駅のホームから連絡路にいたるまで圧迫感のある群れで溢れている。国展駅に着くと、プレスデイを上回る人波。一般公開
は27日から、今日からの2日間はトレードデイ、まあ特別招待日というという位置づけだろうか。

中国のモーターショーのプレスデイは、国際と名は付くが、世界基準のそれとはかなり違う。中国国内向けが基本で、外国語のプレスキットが用意されるブースは稀。そもそも報道関係者とは思えない人々が山ほどいて、撮影すら満足にいかない。この国がグローバルスタンダードに従うか、それともChina wayが世界基準となってしまうのか。超巨大マーケットが世界のクルマの状況を一変させる気配は濃厚だ。

不思議なことに、人は前の2日間より多いけれど、見やすさ撮影のしやすさは今日のほうが良かったりする。足早に場内を一周して、昼過ぎに退散することに。

宿に戻って、近所のパトロール開始。唐人街ショッピングセンター内は広いスペースに北京と浙江省の様々な店が入るモール風だが、どこも閑古鳥鳴くゆる~い空気感。とっとと河岸を変えようとスーパーマーケットに足を運ぶと、これがなかなかの充実ぶり。

以下FACEBOOKに書いたルポから転載

滞在ホテルのすぐ隣に『唐人街』なるショッピングモールと思しきビルがあって、食事やら買い物やらができるらしい。これは要パトロールということで赴くと、中は閑古鳥鳴くガラガラ状態。それでも結構な規模のスーパーマーケットがあって、そこにはまずまずのお客の姿あり。店内を見て回ると、日常雑貨は充実しているし食材も豊富だ。お酒のコーナーには白酒(パイチュウ)がダダダァ~と並んでいた。どれが良いのか分からないのでうろうろしつつ、女店員と目が合ったで身振り手振りで質すと、プロモーションで9.8元という破格(元値は21元)の逸品を薦められた。白酒には38度ぐらいからピンは65度という強烈なものもあったが薦められたのは56度。一本150円程度なら惜しくないか・・・と2本購入。2~3元の缶ビール2本と一緒にレジに進むと、レジの女が何か喚いた。中国語わからなぁ~い。何かを要求されたけれど、ポカンとしていたら、レジのキーを叩いて「はい、40何元ね」はぁ? 折よく列の後に二人の青年が来て察してくれた。どうやらここは会員制でプロモーションはカードホルダーにのみ適応される仕組み。青年が「俺らのカード使いなよ」身振りでレジ女に掛け合ってくれた。こういう突発事態こそがパトロールの醍醐味というもの。軽く食事をして、買った酒をホテルの部屋に置いてこようと戻ろうとした時、ははぁなるほど、と思う光景に気がついた。この唐人街のエントランス前には無数のマイクロバスが駐車していて、何号線とかボディサイドに書いてある。バスの中を覗くと、ほとんどが老人の男女。なるほど、普段のモビリティツールに事欠く年寄りを相手にしたスーパーなんですな、これが。北京の市内を巡っていると全体に若者の比率が高く老人の姿はあまり見かけない。民族園通りに面したこのモールでは初めて大量の自転車が駐輪している光景(といっても日本の駅前程度)も見たけれど、モーターショー会場や繁華街だけでは分からない世界、当然あるわけです

白酒を一旦ホテルの部屋に持ち帰り、再びパトロール開始。オリンピック公園はベタの極みだが、とりあえず鳥の巣スタジアムまで行ってみよう。と歩きだしたところで、ただならぬ雰囲気を感じた。遥か向こうまで続く公園が黒く蠢いている。近づくと平日だというのに観光客がわんさか。

この後、鳥巣スタジアムの先にあった臨時中国料理村(ちょうど22日(日)から7月16日まで営業)で腹を満たし、さらに先の新奥(シンアオ)ショッピングセンターまで行ってそのスケールに腰を抜かした。地上は見渡すかぎりのフラットな景観なのに地下2階のショッピングモールがアメリカのそれも舌を巻く規模でどぉ~んと潜んでいる。まだ、全面開業には間があるようで、すかすかの状態でしたが、次回はごった返していることでしょう。

その他もろもろについては、FACEBOOKのフィード講読などでご覧あれ。

タイトル画像は、午後5時半頃の北四环中路。鳥の巣と呼ばれるオリンピックスタジアムの脇を走る故宮を中心とする4番目の環状線の景観です。特別な混雑ではなく、北京市内のどこでもみられる光景。
Posted at 2012/05/02 11:48:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2012年04月24日 イイね!

脱モーターショーな気分

脱モーターショーな気分プレスデイ初日の昨日。ショー会場へのアプローチは過去2回とは比べ物にならないスムーズさだった。宿泊先最寄りの北土城駅から10号線で3つめの芍薬居駅で13号線に乗り換え、一駅の望京西駅で新線の15号線に乗り換えて6つめが国展駅。どんなに遅くても1時間とは掛からない。

クルマだと、ショー会場まであとわずかというところでピタリと動かなくなったりする。通常の朝夕のラッシュアワーでもアホらしいのに、大勢が殺到するイベントにクルマでアプローチする非合理もない。

先進諸国でも微妙なシチュエーションなのに、交通モラルもマナーも途上段階のこの地で自分で運転できるならまだしも、バスやタクシーに身を委ねるのはどう考えても理不尽だ。

実は昨日のプレス受付であれまな思いをしていた。随分前からon lineでpress申請を試みていてパスポートによるID確認まではできるのだが、どうやっても先に進めない。過去2回は事前申請できていたのに駄目。ままよ、現地で交渉だ・・・いつものノリで赴くと「アンタは事前に登録されていない。明日のパスはない」臨時パスをほいと渡されてお終い。

まあなんとか手を尽くして今日も入場は可能にしておいたが、ちょっとねぇ。巨大マーケットということでメーカーにとっては疎かにできない市場であり、そこで存在感をアピールするモーターショーということになるのだろう。メディアとしてもそれ故の世界的な重要機種が発表される場となるわけで、貴重な情報源であるのは間違いない。

しかし、単に販売台数を競うだけのビジネス視点だけの報道にどれだけの意味があるのだろう。中国市場の嗜好は、まだ先進国とは隔たりのある特殊性が際立つ。大体、取材対象はモーターショーや工場や販社だけに限られるというのも何か物足りない。実際に中国各地の都市やら自然環境を、外国人が自由に走り回れる仕組みはまだ用意されていない。ただ見聞を広める段階はもう過ぎたしなあ。

ワールドプレミアが120台に及んだというが、そのすべての現場を一人でカバーすることは叶わない。巨大ホールが計9つもある広い会場で、せ~のでプレカンが行なわれる。中国で初めて経験して面食らったショットガン方式は、なぜか世界的なスタンダードになりつつある。

生き馬の目を抜くのもいいが、もっとフェアに、国際ショーのプレスデイに相応しい雰囲気は出せないもの?中国にプレスデイはプレスのためにあるのではなく、有望な顧客を招いての商談会の現場。そう諭してくれるみんカラ友達もいるが、かなり虚しいね。

日本勢は、ゴーン日産以外は予想を上回る中国市場の成長ぶりに慌てふためく態で急に力こぶをアピールし始めた。ハイブリッドで優位に立とうとするトヨタと、現地化を強力に推進し、東風/広汽それぞれとの合弁による専用ブランドの充実と中国ベースのCセグメント2モデルをアピールするホンダ。少し前の日本のトップ2は、いずれも強がりの虚勢を張るが、相対的な地盤沈下に焦りを隠せない。

マツダも三菱も持てるすべてを出して建て直しを図っているが、内輪の論理が先に立った印象で、伝えるべきニュースの質に疑問を感じる。僕が海外のモーターショーに出向くことになったモチベーションは、日本にいて情報を待っているだけでは日本メーカーのことが何も分からない。そのことに気がついたことが発端だった。

国内外各メーカーは未来のために今日明日の糧を得るというスタンスで中国を始めとする新市場に殺到している。それはそれでけっこうなことなのだが、そんなんで未来は明るくなるのかね。

ちょっと息苦しくなって、午前中にホンダとトヨタを重点的に取材した後、午後はトヨタのトヨタ/レクサスディーラー視察ツアーに飛び込みで混ざることにした。そのリポートはやはりDRIVING JOURNALかな。

トヨタの店もレクサスの北京一号店も非常に立派なスケールの優良店(?)だったが、いずれも気になったのはあまりにもトヨタイズムが入り込みすぎていないか、ということ。まだお金持ちしかクルマを買わない状況下で、大衆化を果たして40年近い歴史を積んだ日本式でいいのかな?ちょっと気になりました。

レクサス一号店の視察後の懇談の席でカメラのバッテリーがひとつ上がっていたのが気になった。忘れないように・・・と自分に念を押しながらコンセントに差し込んだ。お開きになって、マイクロバスでしばらく走ったところで、引率の張さんの電話がなり「誰かカメラのバッテリーを忘れた方・・・」あっ!!俺じゃん。

止むなくタクシーで戻ることにした。張さんともう一人カタログが欲しいという人がいて3人で戻り、やれやれと再びマイクロバスを降りた地鉄駅で散会。このあと暫し北京のエトランゼとして束の間のアドベンチャーを味わいましたが、それは内緒の話ということなので。

Posted at 2012/04/29 23:32:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

プロフィール

「未来のために現在(いま)を生きている、のだ!! http://cvw.jp/b/286692/38730842/
何シテル?   10/21 16:15
運転免許取得は1970年4月。レースデビューは1975年10月富士スピードウェイ。ジャーナリスト(フリーライター)専業は1978年9月から。クルマ歴は45年目、...
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