昔話

未だ私が20代半ばで髪を腰まで伸ばしていたころの話です。

当時、実家住まいだった私は、母の車であるカリーナEDに乗っていました。

そのカリーナEDを姉にあげるということで、5ナンバーサイズの車を探せと父に言われてしまいました。

当時は、5ナンバーのサイズ規定が変わり横幅170センチ以上の車ばかりになったのと、実家のガレージには父のジャガーXJ12があったので、170センチ以下でないとドアが開けられなくなるという状況でした。

当時の私はF-1以外の車には全く興味がなかったので、さっそく自動車雑誌を買い漁って探しました。

いくつか候補を上げて、ディーラーに行きましたが、先にも書いたように髪を腰まで伸ばしたアロハに雪駄姿の男をまともに接客してくれたのはヤナセだけでした。

西武自動車もスバルもマツダもコーンズも門前払いに近い対応だったのは今でも忘れません。

結局、一番親身になって相談に乗ってくれたヤナセでカリブラを購入しますが、20年以上の付き合いになるとは思いませんでしたし、父がジャガーのあとにジャガーよりもさらにデカいキャデラックのエルドラドを買うなんて思ってもみませんでした（笑）

今はホンダに乗っていますが、歩いて10分かからないディーラーではなく、30分くらいかかるディーラーにしたのも接客の良さや下手な駆け引きをしない実直な営業さんだったからというのは大きいです。

そんなことを思い出しながら、CMBS制御アップデートを待ちつつ担当の営業さんと談笑をしていました。