今日、息子が退院した。

今日、息子が退院した。













それは、昨年の11月11日夕方5時半くらいのこと、会社で会議（英語）をしているところで携帯電話が鳴った。
通常は会議中は電話は取らないのだが、妻からだったので出てみると。
「息子が車に轢かれた、現在救急車に乗せられている。」
とのこと、
「状況は？」と聞くと、
「ぐるぐる巻き」
ということだ。

「息子が・・・」
と会議をしている人たちに話し、大至急病院へ向かうことに。
もう、こちらも気が動転している。
「How old your son?」
と聞かれて、何故か、
「Eight hours.」
と答えてしまった。

それは若すぎる。




病院に到着すると、ICUで検査中とのこと。

数十分後、外科担当の先生が現われて状況を説明してくれた。
右足大腿骨の骨折と、全身の打撲。
幸い頭には大きな外傷と、脳へのダメージは無い模様。

全治まで2ヶ月半～3ヶ月だそうだ。

深夜になりかけの夜11時。
妻と、娘と3人でタクシーで自宅へ。
なんだか憔悴しきっていた。



翌日には一般病棟へ移され、ここから長い入院生活が始まるのであった。




最初の1ヵ月半は、ひざ上部にピアノ線のようなものを骨越しに通し、天井から吊るすことに。
この1ヵ月半は体はベッドに固定、常に天井を見上げ、右ひざは吊るされている状態。
もちろん食事も自分ではとれない。

横を向いてテレビを見るのが唯一の楽しみ。
可愛そうなので、DSのマリオを買ってあげた。
これなら上を向いていても楽しめる。

そんななか、サンタさんへのプレゼントは「毛糸のカービー」。
DSのソフトにすればよいのに。





12月23日、骨が付いて来たということで牽引終了。
1ヶ月半ぶりに座ることになった。
今まで寝る生活だったので、起きると貧血になると言われていたが、そんなこともなさそうだ。
子供は強い。というか環境順応能力が高い。





1月2日、一時外出の許可が出た。
新年の挨拶に両親のところへ。
久しぶりにWiiに触る。
2時間近く毛糸のカービーで遊んでいた。
まぁ、久しぶりなので、ゲームのし過ぎは許そう。
でも、車で移動だったので、飲めなかった。
このところの正月で昼間から飲まないのは初めて。





1月4日、リハビリ開始。
右足の筋肉が落ちていて、立ち上がることもできない。
でも、1週間もするとヒョコヒョコはしているが、歩けるように。
徐々に退院が近づいてきた。





1月21日、一時帰宅。
もう、退院可能であると言われた。
でも、その前に一旦自宅に戻ってみて、状況を見てみた。
家の中の階段も大丈夫そうだ。
晩御飯は、刺身。
病院食では、まず生ものは出ない。
とても喜んで食べていた。





そして今日1月25日退院。
長かった。

こんなに長いブログを書いたのは初めて。