みなさん、こんばんは。
最近、寒くなっきましたね。
一足早く29日には実家に帰省してますが、風邪をひいて体調不良です。
さて、ここのところ行なっているのが人体実験ならぬ車体実験。
最近のテーマは「エアロ」です。
「お金かけず、手間かける」がモットー
ETCCでレースしている私としては、高速度域で何かしらプラスになるものではないといけません。
あれこれと参考資料など読み漁り、現在はこの形状になっています。
まずは、ETCCの朝、FSWにて朝焼け富士山とパシャリ
リアディフューザー
市販のスポーツカーとしては、非常によく出来ているメガーヌRS
でも、そこは乗用車ですから、レースカーに出来るようなエアロチューンにも限界がありますよね。
まず出来ないのは、これ以上車高を下げる事。
まっ、下げて下げれない事もないですが、ファミリーカーとしても機能させたいので、これ以上の
ローダウンはしません。たぶん・・・・。
しかし高速度域でのリア周りの安定度を増したいと考えた結果、リアディフューザーで後ろ側のグリップを少しだけでもアップさせたい・・・。
お金かけないがモットーなので、素材はホームセンターによくあるポリカーボネートで出来た通称「プラスチック段ボール」です。
段ボールっていうところが、なんともプアな感じですが、この素材の軽さと強度、そしてコスパと全てにおいてバランスがいいです。
カーボンやFRPで作ったら、日常使用でヒットして割れると悲しいばかりか修理費用も大変。
ポリカーボネートってラジコンレースしていた方ならおなじみの「ボディ」に使われる素材です。
図面なんてないので、車をジャッキで上げて採寸すること、数日
参考資料によると、ディフューザーの角度は5~6度がいいらしい
ディフューザーとは、そもそもなんなのか?
市販車全般に、高速になるほど空気の力で車体を持ち上げようとする方向に力が働くようです。
真っ直ぐに通過出来るフロア下と違い、バンパー、フロントガラス、屋根、リアガラスと、遠回りした空気の方が流速が高く、結果的に気圧も低い。
力は、気圧の高い方から低い方に力が働く(リフト)でしょう。
狭いアンダーフロアを通ってきた空気が、ディフューザーで拡散することでフロア下の空気の流速を高め、結果アンダーフロアの一部分の気圧を下げてダウンフォースを稼ぐことを期待するエアロパーツ、それがディフューザーというわけです。
空力の専門職の方々、ここまで合っていますか?
空気にも粘性があって、アンダーフロアに絡みながら流れていくもの。
ディフューザーの面に沿って拡散させたい空気なのですが、角度が大きいとディフューザー面から
空気が剥がれ、拡散効果が発揮されないようです。
拡散がうまく行けばメガーヌのフロア下の流速を高め、アップフォースを減らせると思った次第です。
正確には測ったわけではないですが、車体下から見たタイヤカバーの角度がまさにディフューザーにぴったり。
同時にフロントバンパー下にも、2㎝ほどの簡易リップスポイラーを設置
レーシングカーと比べても、フロア下を流れる空気の量が多いメガーヌで、どれほどの
効果が期待出来るのか。
実験台として、ETCCにのぞむことに。
根気強くここまでブログを読まれた方にとって、「じゃあ効果はあったのか?」
という点が気になるのではないでしょうか。
この日、早朝のNS-4での練習走行とETCCの予選、決勝を通じて、30周前後走行しました。
私の率直なインプレッションは・・・・。
「悪くないな」
ということです。
なんだ、結局その程度かと思われる方もいるかもしれません。
もしも、劇的に変わっていたら、恐ろしくてレーシングスピードでは走れなかったでしょう。
どうも、100R、300Rでのリアの安定感向上に役立っているようす。
この日、FSWの路面は非常に冷えていて、あちらこちらでアクシデントがありました。
結構スピードが出る300Rの途中でも、インマキドンした車両がありました。
300Rはストレートと言っても過言ではないくらいにスピードが出ます。
メガーヌではここで5速に入ります。
こうなると、エアロの効果は全く馬鹿に出来ないのです。
ところで前のブログでも書きました、13コーナーのスピン
決勝の1周目の「13コーナー」は、低速であるためディフューザーの効果なく、単にタイヤが温まっていなかったからに、他なりません。
さて、このディフューザー。
日常使用では、当然あちこちで苦労するわけです。
コンビニ駐車場から出ていく時
急な角度の駐車場に上がる時
車止めのある駐車場
よって、第2弾として今後、日常使用も考慮してフィンの一部分を簡単に外せるものにします。
レースのときには簡単に戻せるように。
さて来年は、カナードもつけてみたいと思います。
今年一年間、いろんな方と新たなご縁も生まれました。
ありがとうございました。
皆様、よいお年をお迎えください。
Posted at 2015/12/30 23:18:26 | |
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