
クルマに乗ってると沢山の気づきに出会える。
ナンカンパンへの道中も気づきを見つけた。
探してるものが見つかった気がする...。
気がつくと時計が朝の5時になろうとしていた。
もう結構な時間を疾ってたんだなと思った。
さらにパンダと道を前に進んだ。
僕はふっと感じた。
この道はナンカンパンに繋がってる。
どこを疾っていたって僕の道は自分の目的地に繋がるんだって。
九州をつなぐ関門橋まであと少し。サービスエリアでゴボ天うどん と 鳥飯おにぎりを食べた。
駐車場では あかりんさん の行動にほっこりして、少しだけあった疲労感が抜けて体が軽くなった。
あかりんさんは飲んでいたコーヒーカップをジャック号のボンネットを机がわりに、ポンと置くと、スマホを触っていた。この光景がほっこりとさせてくれたのだ。
初代パンダには似合う光景がいっぱある。さりげなく置かれたコーヒーカップだって絵になる。
本当にカッコいい。
ちなみにナンカンパンでも同じ景色を見ることになったのだが...、
脳天ぱーさんのノーパン号のボンネットの上に置かれたジュースの缶。
やっぱりカッコいい。
そんなことを思っていたら、
スマホをのぞいていた あかりんさんが「ponshさん接近中」とつぶやいた。
ハイドラで分かったのだ。
僕はパンダのシートに座ってタバコを吸っているジャックさんに言った。
「ここでponshさんと合流するまで待ってて...、
僕はその間に先に進んで お義母さん(嫁さんの母)に会ってくるから...」。
僕のお義母さんは北九州に住んでいた。
そんな提案をした僕は休んでるパンダに乗り込むと「いくぞ~」と話しかけた。
疾りだしたパンダは“小月のくねくね道”をポコポコエンジン音を鳴らして、軽やかに、あっという間に関門橋も越えて、北九州に入っていった。
八幡ICでパンダをおろすと、僕の大好きな香月の町を疾った。
僕は今回のナンカンパンで決めていたことがあった。
それは今回の旅では、
舐めるようにまわりの景色を見よう。
胸に刺さるほどに、その瞬間瞬間の空気を吸おう、と。
洗濯物を干していたお義母さんを、急な僕の登場はビックリさせてしまった。
僕は御仏壇のお義父さんに手を合わせた。
名古屋から持参したお菓子と途中買った白桃キャンディを供えた。
お義母さんとは五分くらい話をした。
お義母さんは本当に喜んでくれていた。
僕がパンダに乗って帰るとき、見えなくなるまで手を振ってくれていた。
会えてよかった...。
小さな公園の前でパンダをとめて、LINEを見ると あかりんさんから
「ponshさん達と古賀SAで待ってます」とのこと。
よーし、とパンダを疾らせた。
誰かが待っててくれるって、本当に嬉しいんだなぁ。
僕は古賀SAで待っててくれる みん友さんにドキドキワクワクした。
お久しぶりのponshさん御夫妻に会えた!
いつもの笑顔いっぱで迎えてくれた。
ハグしたいくらいに嬉しかった。
ここからはponshさんのエグザンティアを取り込んだ三台で、熊本に乗り込む!
三台だと楽しさや安心感が増すのがわかった。
福岡から熊本に入った時に、町の雰囲気や空気感が変わったのを感じた。

三台のクルマと五人で、熊本城に行った。
久しぶりに訪れた熊本の印象はというと、僕の記憶より活気に満ちた町だった。
海外を含めた観光客、地元の人達、熊本の町、それら全てが一緒になって熊本を盛り上げてる。
予約していたホテルに着くと少しだけ仮眠して、その後 賑わう熊本の商店街を歩いてまわった。
18時頃、名古屋よりも明るい外をponshさん御夫妻と前夜祭の開かれるお店まで歩いた。
沢山の食べ物屋さん飲み屋さんが並ぶ。まわりは活気に溢れている。
これを見るだけで僕は興奮していた。
青い服を着た脳天ぱーさんが、会場となるお店の前で待っていてくれた。
やっと脳天ぱーさんにお逢いできた。
熊本にやって来ましたよ。
熊本に呼んでいただき感謝です。
感動が極まり、ハグしたくなったけど我慢した。
扉を開けて中に入ると、小さいけど雰囲気のあるとてもステキな店だと一瞬でわかった。
奥の座敷にはすでにジャックさん と あかりんさん、それにTakezo-さんファミリーもすでに入られていた。
Takezo-さんの隣に座らせていただき、久しぶりの再会を喜んだ。
ここでもハグは我慢した。
ビールやジンジャーエールで乾杯すると、沢山の熊本料理を楽しんだ。
特に僕は“一文字ぐるぐる”なる料理をおかわり注文した。
辛子酢味噌につけて食べれば永遠に熊本の日本酒が飲めそうな気がした。
食事中はTakezo-さんの娘さんが宴の場を存分に!、隣に座っている他のお客さんも巻き込んで盛り上げてくれた。お金で買えないくらい楽しい時間だった。
さて楽しい宴は終わり、皆それぞれの宿に帰り、明日に備えることに。
タクシーでホテルに戻るみん友さんの横で、
そのタクシーから降りてきたばかりの全く知らないオジさんに気さくに話しかける脳天ぱーさん。
こんな気さくな脳天ぱーさんに惚れて僕は熊本にやって来たのだ。
次回最終回
「ナンカンパンよ永遠に...」
つづく・・・
Posted at 2019/10/31 19:48:11 | |
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