朝は6時過ぎに起床。今回の旅行の目的の1つは阿蘇山ツーリングである。出発の準備をして、室内の精算機で会計。このホテルはWebチケットによる割引きサービスがあるのだが、使おうと思ったら「チェックイン時にフロントにお申し出下さい」とある。後会計なのに割引きは先とは予習不足だったー!2夜連続で割引きミスして、軽いショックを受けつつも、入浴剤を持って帰ることは忘れない。1階駐車場のカーテンを明ける。瀬の本レストハウスを目指して、いざ出発。8時には到着。
とても大きな施設でビックリ。平屋ながらTKZよりも面積は広く、駐車場も複数ある。「運転訓練中」と表示された自衛隊の車両や、韓国の釜山ナンバーのままのバイクが止まってたり、箱根に比べて傾斜が緩やかな山なので、何やら全てが広くて大きく、外国人も多い気がする。カフェでモーニングを食しつつ、阿蘇山を走るコースを考える。つまり阿蘇山について何も予習してないのである。東京の感覚で阿蘇山を考えてしまったので、この予習不足が大きなミスを引き起こすことに…。そうとは知らぬまま、まずは大観望に移動。この時点ではコーヒー片手にご機嫌である。
この奥に見える山々は内輪山と呼ばれる、阿蘇カルデラの中心にある山である(下図の青)。予習不足の私は、この山々がカルデラの外輪山だと思ってて(下図の黄)、阿蘇山1周=山手線1周みたいなスケール感で誤認したまま、走り始めてしまったのです…。
テキトーに余裕ブッこいて走って、そろそろ外輪山の半分くらいかなーと。もう半周すれば1周かなーと思っていたらレストランを発見。ちょっとランチ休憩でもするかと入ると、その店内に阿蘇山の地図があり、自分の場所を確認したところ……あれ?…まだ赤いとこしか走って…ない…?そこそこ走った気になってたけど、今まで何してたんだ?俺は?
ここで迷子というか遭難というか方向感覚というか、何やら大きな感覚異常というか誤認をしている自分に気づき始めます。私が阿蘇山のカルデラだと思っていたのは下図の水色ゾーンで、本物はその数倍であることが分かったのです。阿蘇山のスケールが壮大すぎて、東京の感覚を遥かに超える広さに、割引きし損ねたラブホ以上のショックを受け、心がショボーン…としてしまいました。
西遊記で、孫悟空が飛びまくったけど釈迦の手の平から外に出れなかった話を思い出しながらのランチは、牛さん・豚さん・鳥さんの告別式(※フェリーのBBQね)どころではなく、自分に対する慰霊祭みたいになってしまいました。レストランは北本というとこで、そこで肉丼の特上を食べましたが、味を楽しむというより今回の阿蘇山ツーリングのゴールをどう修正するか考え始めます。そのくせお腹がいっぱいになってきて、なんだか眠いんだ…パトラッシュ…。そういえば、みんトモのcrossworthさんが「ラピュタの道」の復旧が気になると言っていたので、それがどこなのか調べると近い!(※いまさら予習である)。復旧してないけど、よく分かんないけど、今回のツーリングのゴールということにして、封鎖されてる「ラピュタの道」を目指して出発→5分で着いた。ガチで封鎖されてる。
その反対側にも道みたいなのがあり、それを自分の中で勝手に「ラピュタの道2」とみなし、今回の阿蘇山ツーリングは無事にゴールを迎えたのでした。ヒャッホイ!
…とはいっても敗北感は否めず、日田市への帰路の途中で「進撃の巨人ミュージアム」によっても達成感はなく(※有名な作品だが読んだことがない)、何かを成し遂げるために8,800円の「進撃の巨人ヘアケア限定BOX」を買いました。しかし、購入後に調べたらネット通販で買えるヤツでした(※ここでも予習不足)。
シャンプー&コンディショナーで8,800円。さらなる敗北感を抱えながら日田市まで撤退します。東洋企画さんと再度合流して、ガレージにクルマを止めさせてもらい、今夜の宿に荷物を移動します。着替えを数日分しか持ってきてないのでランドリーで洗う必要があり、今夜はスマイルホテル日田店に泊まることにしました。普通のビジネスホテルですが、安くて助かります。着替えてマッハで洗濯機を動かし、乾燥機にぶち込んだあと、東洋企画さんが鮎料理とお酒で有名なお店で食事会をしてくれました。
今日の阿蘇山ツーリングについて話したら「はぁ?えっ?」て顔してたので、やはりダメだったんだなと。恐るべし阿蘇山。東洋企画様・ヤハラ様、鮎料理、美味しゅうございました。お酒、キャバクラも楽しゅうございました。私はもうすっかり疲れ切ってしまって走れません。何卒お許し下さい…と思いながら、就寝。
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2023/10/12 05:32:47