寝るのが早かったせいか、3時半過ぎには目が覚める。今回の旅行は「前半〜九州編〜」はある程度のスケジュールを組んでいたものの、後半は大阪港から先は完全に未定。
当初は奈良県明日香村に行き、ボランティアガイドさんに観光案内をしてもらう予定でした。明日香村のボランティアガイドは、旅行客の車に同乗して頂けるんですね。つまり私のセブンの助手席にガイドさんを乗せて、観光しようと思ったんですね。
大阪湾で下船後に考えたのですが、あまりに阿蘇山が雄大だったので、今度は琵琶湖を見たくなりました。大阪と琵琶湖の間には京都があるので、清水寺にも行ってみよう!と目的地を琵琶湖に変更します。
大阪は下道を走りました。福本伸行氏の「上京生活録イチジョウ」というマンガには、地元の文化を丸ごと東京に持ってくる大阪人を畏怖するシーンがあります。
阪神優勝しただけで歴史のワンシーンみたいな写真が撮れるのは大阪だけで、東京を恐れぬ全く異なる頑強な気質があるイメージ。
そんな大阪の下道を走ったものの、どこを走ったかイマイチ分からず。恐らく住之江→天王寺→天満橋あたりを通った?別府という住所を大阪で目にしたので摂津市を通過したようだが、全く分からない。こういう時、ハイドラ!を使わないと勿体ないと痛感。今回の旅で実感したのは、趣味を通じた知人を持つことが如何に貴重か。ハイドラ!もう少し頻繁に使おうと思いました。大阪の郊外から高速に乗り、京都に向かいます。清水寺に近づくほど渋滞が酷くなり、やがてYahoo!ナビが示す目的地に到着しました。
清水新道という道らしく、井上数珠店など古風な店が並ぶ。Uターンできないのでバックで途中まで戻り、リノパーキング清水寺前(平日1500円/日)という駐車場に止めることができました。この駐車場、清水寺の最寄りだけど価格はこの界隈の中では良心的でござった。そして清水寺に入ると、とにかく人が多くて大変。修学旅行生と外国人観光客のハイシーズンなのか、あまりに人が多くて早足で観覧ルートをサラリと回って終了。平日でもこれだから、休日はヤバいのかもしれません。せっかく来たので少し土産を買っていると、お腹も減ってきます。昼食に入れる店がなく、先ほどの清水新道に戻り、㐂與志料亭で天丼を頂きました。静かな店でホッと一息。
今回の旅はクルマを走らせることが目的で、あまり観光はしない方が良かったのかもしれません。清水寺の滞在は2時間ほどで、早々に琵琶湖を目指します。その途中で足のカカトが痛くなってきました。私は足のサイズが30cmなので、長距離移動の時は普通の靴だと、特に左足の疲労感がスゴいです。ドライビングシューズも持ってないので、今回は川遊び用のウォーターシューズ(蛍光緑)を使ってましたが、やはりカカトが弱い。急遽、ワークマンに寄って靴を買いました。
30cmの靴が売っておらず、28cmのワークシューズ(紺)600円を購入しました。小さいけど仕方ないし、値段も安いし。以降はこの靴で旅を続けます。琵琶湖に到着、海のように大きいけど磯の香りや波音が無い、湖特有の光景が不思議な気持ちにさせます。
東岸の湖畔道路を走りましたが、信号も少なくて非常に快適です。ロードバイクのサイクリストも多く、ドライブにも良い道路でした。やがて琵琶湖大橋が見えてきます。せっかくなので橋を渡り、対岸の道の駅「びわ湖大橋米プラザ」に入ります。なにやらメロディーロードの解説があります。
この「琵琶湖周航の歌」は100年以上前に作られてますが、予習不足の私はてっきり文部省唱歌「われは海の子」のパクリだと思ってて、「パクリに作詞・作曲も何もないでしょー」とナメてました。後日Wikipediaで調べると全く別の曲であることが発覚します。そして…
ご当地ソフトクリームは山梨の巨峰+北海道のミルクという、こちらもチョッと惑わされる内容となっておりました。滋賀ならボイセンベリーとか名産で勝負して欲しかった…。味は美味しゅうございました。
メロディーロードは東岸への復路の追越車線にあるとのことで、うるさいセブンで走るも聞こえないと思いきや、耳をすますとメロディーが聞こえる!聞こえるぞ!そのまま道路が奏でる「琵琶湖周航の歌」のメロディーに合わせ、誤認したままの私は「わーれはうーみのこ、しーらなみのー」と別の曲を歌いながら偽りの満足感に自己陶酔していくのでした。動画は撮れず、写真のみ。これが琵琶湖のメロディーロードである。
そのまま彦根城を目指すものの、城内の無料駐車場が工事?で閉鎖されており、迂回路がよく分からない。案内もない。Yahoo!ナビに従うと城内の同じところをグルグル回されるので、3周ほどした時点で彦根城は終了。ローソン彦根松原東店で休憩しつつ、次の目的地を考える。もともと10月15日(日)のSMP全国オフには当日参加で申し込んでおり、現時点で10月12日(木)。つまり明日から2日間の予定がない。みん友しげちばさんが前々泊すると聞いていたので、飛び込みで合流できるか恐る恐るお伺いしたところ、他の前々泊メンバーの方々にも了解を頂くことができました。有り難うございました。
合流地点に少しでも近づくため大垣市へ移動しますが、途中で日没。下道を使いましたが途中、前後車・対向車が全くない状態で5,6分、関ヶ原を走りましたが、ここで多くの侍さんが戦で死んだかと思うと少し背筋がシャンとする感じがしました。初めての夜道を走るのに集中力を要し、大垣市に着いた頃にはヘロヘロになってました。スゴい空腹感にも襲われていたところ、光る「食べ放題」の看板が。焼肉きんぐ大垣店でございます。車輪よ、あれが大垣の灯だ。
フェリー内BBQと異なり、一般ピープルが住まう通常社会で、オッサンひとり焼肉食べ放題に多少の躊躇はあったものの、美味しゅうございました。時刻を確認すると19:20、これはヤバい。食べ放題の制限時間がヤバいのではなく、ラブホのチェックインがヤバいのである。
ラブホのフリータイムは通常18時まで。それ以上は1分でもオーバーすると宿泊料金が発生するため、利用者は余裕をもって退室する。そのタイミングで清掃が入り、ホテル側は19時からの宿泊プランに備えるのである。ロングステイする場合、室内でルームサービスを頼んでしまう方が気軽なケースもある。特に会員サービスが優れてるとウェルカムドリンクだけでなく夕食も一部無料だったり、さらには朝食さえも無料になる。その場で会員になれば、即日サービス利用可能なラブホが殆どなので、評価の高いラブホは早々に満室になる恐れがある。私もルームサービスを使うつもりで19時ジャストにホテルヴィヴィ大垣店にチェックインする予定だったのだが「食べ放題」の看板を見て、スッカリ忘れてた!急いで退店してセブンに乗り込み、ラブホを目指す。辛うじて空室が2部屋あり、風呂にマイクロフォーム機能がある方を選択。無事にチェックインである。
この部屋、スマホの動画をテレビに映し出す機能を有しており、その音声もテレビ内蔵ではなく天吊スピーカーから出すなど、ラブホとしては古い造りだがリフォームは少し凝った感じ。その一方で洗面所の鏡は昔ながらのオーバル型のままである。洗面所をリフォームする場合、鏡は大きな壁一面型にしてしまうのが常だし、写真左側の棚は新調しているはずだが、この鏡はオーナーの拘りであろう。
有り難く使わせて頂く。ちなみに初めてマイクロフォーム風呂を使ったけど、ジェットとかバブルの方が俺は好きだな。
下道メインで160km以上を走ったこともあり、ベットでスマホをいじってるうちに寝落ちして本日は終了。このラブホ、すぐ近くに東海道新幹線が走るので、数分ごとに列車の通過音が間近で聞こえる。雰囲気を重視するカップルには不向きかもしれないが、新幹線の音がしなくなると終電の時刻を過ぎたことを実感できるのが乙でもある(※通常、ラブホには室内に時計がない)。
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2023/10/16 10:13:10