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つい一週間前、日本３短国道を全て制覇し終えたのち、
門司港レトロをぶら～りと観光。
翌日にはりすおさんと関門トンネルランデを果たし、帰途
につく前に寄った場所がありました。
下関市立美術館。

画家などの作品だけではなく、画になるクリアファイルを
収集することが趣味でして、美術館の収蔵作品を知らず
に寄ったのですが…

モダンアート、抽象彫刻のパイオニア「植木 茂」さんの
作品がありました。モダンアートって、抽象的な表現がイマイチ近寄り難いなあと…以前から感じており、避けていましたが、この方の作品は「なんか違う」と思いましたよ。

しかも、掲示されていた言葉が素晴らしかった！！
撮影は禁じられていますので、学芸員さんにお願いして鉛筆をお借りし、メモしました。
「私は他の材料を使うこともあるが、体質的に木が一番適切で無理がないので、日記をつけるように木を刻む。自分の、今日生きている証しという思いがあるから、出来上がったものは自分の顔であり、思想であるわけ。だから昨日があけて今日がありそして明日が次に控えていて、生きている実績を刻む時を用意しているというごく自然な形で仕事をする。」
（日本の木彫・七人展(1979年,現代彫刻センター)カタログより）

生きている証しって重いなあと。でもやり続けることが大切であると思いました。

自分のような若輩者が美のなんたるかを説くのは恐れ多いことだという気持ちですが、モダンアート観賞の入口としても、近くにお越しの際はぜひ寄ってみてください。

国道制覇が生きてる証し…ではないですが(笑)