ストラットマウント

今日は昼の用事がひと段落したところでフロントストラットのアッパーマウントの交換を行うことに。
走行中の振動について、海外のサイトも調べてみましたが、ロアボールジョイントやアッパーマウントのトラブルについての記事はみつけることができませんせんでした。調べていて気付いたのは、英語ではアッパーマウントではなくストラットマウントと記載されていることが多かったです。

アッパーマウントからショックをずらすのですが、ガスショックは反発するのでヒモでしばりながら縮めてみました。



取り外したマウントですが、中心部の金属ブッシュがガタついていることを期待していたのですが、問題はなさそうでした。
新部品と比較するとナットが固定されている周辺のベース板が若干変形していましたが、ゴムは大丈夫。シール材が残っていたので新車からのマウントと思いますが、すごい耐久性だと思います。


左が車両から取り外したマウント。ネジ山の周りの金属板が少し変形。

911はマウントの位置を動かすことでキャスター、キャンバーが調整できます。
今回の作業で初めて見ましたが、ボデー側は四角の大きめの穴が開いていました。（写真の赤枠）
外す前にマウント位置は戻せるように確認しましたが、これだけ稼働領域があるとハマりそうですね～



交換後に試走してみます。
振動は以前に比べると収まった感じ（911は元々路面の凹凸を細かく拾うので完全にすっきりはしなかったです）。
でもアライメントがやはり狂ったようで、直進するのにハンドルを少し右に切った状態になりました。
ガレージに戻ってトーを測ると1度程度イン向き。



キャンバーも元は1.0度でしたが1.5度くらいに。このせいでトーも少し変わったようです。



再度ジャッキアップして、マウントを少しずらしてみます。
少しだけポジキャン方向に振りたいのですが、社外品のピロアッパーマウントのように微調が難しく、力を掛けても動かず、さらに掛けるとガバっと大きく動いてしまいますね。
何回かトライして2mmくらい動かしました。
といったところで晩御飯の時間になったので作業は一旦中断。
車高が落ち着いてからもう一度測定して、できたら何ミリ動かしたら何度変わるのかデータ取れれば、と思ってます。