2018年01月03日
話はボクスターを所有して1年たったあたりから始まる。
1年たったので12か月点検を近所のポルシェセンターつまり正規ディーラーに出す。
「あー、あのーヨソで買ったポルシェですけど見てもらえますか?」
「もちろん見させて頂きますが、どういう経路で入手されたクルマですか?」
「街の中古車屋さんで購入しましたが、過去の整備履歴を見ると正規ディーラーでの整備だったので自分も・・・」
初めてのポルシェセンター、いつかここでポルシェが買えたらなあ…なんて妄想が一瞬よぎる。
自分でも浮かれているのがよくわかる。
ここが近所のポルシェセンターということを教えてくれた、
前年の初夏に毎年恒例のビッグサイトの中古車フェアで知り合ったセールスマンTさんと挨拶する。
このTさん、気さくな感じで、高級車のセールスマンとは感じさせないいい雰囲気。
しかし、正規ディーラーの整備は非常に高額。
例えばオイル交換5万円。
8リットル以上入るとはいえ、
BMW も確か2万円くらいしたが交換は2年で一度でもいいくらいとか言われたこともある。
きっちり一年に一度は交換して5万円とは。
とか思っていたら、数日後整備終了して2か月点検の金額の連絡の電話が来る。
20万円・・・
タイヤのパンク修理(空気が抜けたと思っていたが、実はパンクしていた)
(もう忘れたが)足回りのオーバーホール。
車検じゃないよね?
もちろん事前に整備の価格は知らされていました。
しかし、いざあらためて聞いてみると、凄まじいものがある。
おまけに無情にも足回りのオーバーホールはさらに必要でなおかつ、Nタイヤへの交換(ポルシェ純正タイヤのこと。
この時点で履いていたタイヤは山が無く雨の日よくスピンしてた。)
すべて入れると1年後の車検は70万円くらいになるとの計算…ウゥ…
誤解のないように言うとおそらく正規ディーラーの整備はかなりの予防整備が行われてると思われる。その証拠に壊れることはなかった。
(運が良かっただけかもしれないが。)
その後知ることになるがとにかく何をやるにもディーラーの整備は高額になると覚悟した方がよい。
一方でその分安心なのは間違いない。
ましてやこちらはそのあたりを認識して今回の整備をお願いしている。
金額が気にならないなら良いが今後は使い分けが必要だとも感じた。
今回は正規ディーラー見立てを良いように解釈しようと考えた。
986は気に入っている。
ポルシェすごいよ。
ただ、やっぱり古いんだ。
好事家ならともかく、
空冷ブームみたいなのが来るのを待つつもりならまだしも(そんなつもり全く無い(笑))
古いポルシェを維持していくのは難しいことなんだ。
自分はポルシェ初心者。
986は入門編としてこんどはバランスよく長く乗れるモデルを次の車検までに考えるべきだ。
実際、お世話になってる前出のセールスTさんも
「そこまで重整備されたならどうぞ大切にお乗り下さい。」
「一方、これを機にもう少し新しいモデルをご検討されるのもいいと思います。」
静かなショールームにはカイエンからGT3まで様々なポルシェが揃う幸せ空間、
思わず浮かれてしまう。
ケイマンやボクスターもいいが、やはり911カレラが気になる。
GT3の魅力は言うに及ばないが、
ターボやカレラ4のグラマラスなフェンダーにもクラクラする幸せすぎて何も言えねぇ(笑)
しかし、セールスTさんからは意外な一言。
「911はもう少しあとにしましょう。」
ちゃんと乗れる認定中古車の911はやはり高額。メンテナンスもそれなりかかりますよ。
とのこと。
こちらの懐具合を理解した、なんと素晴らしいアドバイス。
こうして、新しいボクスター・ケイマン探しが始まるのだった。
その3につづく。
Posted at 2018/01/03 17:16:20 | |
トラックバック(0) |
997 | 日記