2018年01月15日
987ボクスターの事件のあと、帰省した。
実母は僕がポルシェに乗っていることが気になるのか、
気に入らないのかどっちなのかわからないが
「息子はポルシェなんかに乗っている」
他人様にも吹聴しているようだった。
毎年クルマを買い替えることへの「呆れ」なのかもしれないが。
女性ならまぁみんなそうだがブランドが好きで、
そういう意味ではクルマ好きの「ポルシェ買った」と世間の「ポルシェ買った」は
たぶん意味が違うんだろうなということに何となく気づかされる。
そういう実母は自分でも真っ赤なマツダ・ロードスター(NC)のRHTに乗っていた。
ロードスターに乗っているとは言っても、購入理由はエンスージアスト的なソレではなくて、
あくまでもライフスタイルとしての、もっと簡単に言うと単に「カッコいいから」というものであった。
あくまでもライフスタイル系。
そんな人物からするとポルシェ。気になるのであろう。
じつはかくがくシカジカで、赤や黄色のポルシェが無い、という話を実母にしたところ、
お洒落のわかりそうな実母から意外な反応が・・・
「アンタ、赤のクルマなんか女の子の乗り物や!!!」(実際、実母のロードスターは赤だった。)
「男やったら、白や黒やシルバーをカッコよう乗りこなすこっちゃ」
「赤や黄色はそういうクルマにちょっとだけ入ってるからカッコエエんやがな」
(ドアミラーかシフトノブくらいの差し色にしろとの意)
「クルマはそういう穏やかな色にして、アンタが派手な色の服着たらええねん」
んなアホな。
若い頃ならまだしもクルマよりこっちのほうが穏やかな色が似合う年代だというのに。
僕はスピードイエローみたいな色の服を着てみんなからドン引きされる姿を思い浮かべる。
男もだんだんパステルカラーが似合わなくなってくるんだから。
カミさんも
「ウチだけ、赤や黄色の派手なスポーツカーなんて、頭おかしい変な家だと思われるんだから」
などと言い、好きにすればとは言うものの、
やはり買うなら大人しいボディカラーにして欲しいとのこと。
周囲はみな僕がすぐにポルシェを買い替えることには反対のはずだったのだか、
いつの間にか、論点が変わっているのが面白かった。
しかし周囲が反対してもポリシーを曲げる気はさらさらなかったが、
何しろ赤や黄色のクルマがないのである。
どうしても「黒や白やシルバー」のボディカラーはしかし気が進まない。
家にもう1台あるエルグランドは白だし、白被りはカンベンだった。
注文で建てた家の外壁は濃いブラウンで我ながら鮮やかな赤のクルマは似合うと思っていた。
(実際、Z4の赤はなかなか似合っていた。黄色はそうでもなかったが)
しかし実母の言う「本当にお洒落な男が乗るクルマのボディカラー」が
「白、黒、シルバー」なのは何となくわかる気がしてきた。(わかるんかい!)
「チョイ悪」で一世を風靡した某男性ファッション誌の元編集長は
シルバーの964タルガに細かいカスタムをして、専門誌に出てた。
確か今の編集長も白の930にフェアレディZのS30が付けてそうなシートにカスタムしてたっけ?
ソリッド系だけど、黒白シルバーなら明るい色のデカールもよく映えるし、何か悪くないな。
東京に帰って数晩寝ながら考えたら、悪くない気がしてきた。(単純だな~)
そんな気持ちでカーセンサーを見てみると、
予算上限ギリギリと予算下限の911が確かに存在するのである。
しかも初登場からかなり時間が経った物件が。
いつもはありきたりのボディカラー故のことだと、思っていたのだがこれが違うのである。
ここからまた大きな苦難が待ち受けているのである。
これから正規ディーラーでポルシェ911を買おうとする人必見の内容は
<その5>に続く
Posted at 2018/01/15 20:38:29 | |
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