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しげ爺太のブログ一覧

2019年03月24日 イイね!

フライング花見日和の鳥栖市と花泥棒

フライング花見日和の鳥栖市と花泥棒今年度も残すところあと僅かとなった3月の第4回目の週末は、そもそも土曜から日曜にかけての夜間作業の予定だったのが、ひょんなことから作業自体が飛んでしまい…あれ?暇だ…、という状況になってしまいました。(・v・)ニヤリ

んじゃ、遠慮なく遊びに行きましょうかねー、ということでふらふらっと愛車のエンジンに火を入れます。…ただ、前回走った後に洗車をしていなかったのを現認して思い出してしまったので、まずは軽く洗車機に突っ込んでツヤを取り戻してからのからの出発とあいなります。時刻は午前7時過ぎ。早朝は空いていていいですね♪





ちなみに、今回の洗車でちょうどうまい具合にIDEXの洗車プリカ残高を「0円」にできました。2年前の年末に1.5万円分を1万円で投げ売りしていたのをゲットしたものです。IDEXさん、今までお世話になりました♪(次からどうしようwww

まぁ次からのことは、何とかなるようになると後回しにして、県道31号線から17号線へ入り、鳥栖筑紫野道を快走しながら鳥栖市の某所に向かいます。もうすぐODOが90,000キロに達しそうな勢いですが、今回は近場の鳥栖なのでたぶん未達かな。





これから向かっているのは、鳥栖市の「鳥栖プレミアムアウトレット」の少し奥にある「田代公園」という桜の名所です。はてさて、福岡ではぼちぼち3分咲きといったところですが、こちらの桜は開花していますかねぇ、と。



がびーん。全然咲いてなさげですよ。><




田代公園は広いので、奥のほうに行けば咲いているはず!と確信して、取り敢えず一番手前の駐車場に入っていきます。…が、正直微妙。




このままで終われないということで、そのまま公園内の道路を進んでいきます。奥の駐車場なら何とかならないか!と、期待を込めながら。





しょぼーん。結局、まだ時期的に早すぎってことですね。今回はあきらめます。





でも、もういいんです。今年の「愛車と桜」はこれにします。タイトルは「まだまだこれから」とか適当につけておけばいいでしょう。(笑



という感じで、早々から目的を半ば強制的に達成してしまったので、あとはゆるゆると寄り道タイムとしゃれこみます。ただ、正直言ってノープランなんですが♪…とりあえず鳥栖駅方面に向かってみましょうか、ということで鳥栖市街地に攻め込んでみます。




田代公園からものの10分ほどで到着したJR鳥栖駅前です。この駅は、鹿児島本線と長崎本線の分岐になるターミナル駅なので、停車する電車も行き交う人も割と多いんですが、建物自体は控えめな作りですね。さすがは効率化の鬼「JR九州」の駅です。(Disってるわけではないですよ。)




駅の東西は跨線橋でつながっています。ここから見る線路の風景はなかなか乙なもんですね。温かくて時間に余裕があるならず―っと見ていたくなる風景です。





しかしまあ、今回はちゃちゃっと見て次に行きます。だって、こんなの見たらやっぱ興味が逸れちゃうじゃないですか。「駅前不動産スタジアム」です。色の組み合わせが独特すぎて。




こちらのJ1「サガントス」の本拠地・鳥栖スタジアムは、年間3,000万円で民間に命名権を販売しています。今回、その契約期間が終わったということで、過去10年来「ベストアメニティスタジアム」と呼ばれていたこのスタジアムは、今年の1月から「駅前不動産スタジアム」へと改名しています。最初のうちは違和感あることもあるでしょうけど、そのうち慣れると思います。(ただし、この看板の色使いだけは慣れる自信が無い…。)





ちなみに、鳥栖駅前の駅前不動産の店舗はこちら。本当に駅前にあります。誠実です。(会社自体は大きな会社ですよ。北部九州に何十店舗もあります。)



で、綺麗に整備されたスタジアム側の広場をてれてれ歩いていると、奥のほうになにやら素敵にトンガッタ建物があるのに気づきます。ドラマロケにも使えそうな素敵な外観です。






こちら実は、鳥栖市の図書館も入った「サンメッセ鳥栖」という公共施設。こういうところであればきっと地元の名所を紹介しているはず、と意気込んで建物内に突入してきます。





きれいなホールですね。…ほら、やっぱり郷土史跡の紹介がありました。




色々見た中で、今回ワタクシの心をつかんだのはこちら。「肥前鳥居」と「肥前狛犬」というものの存在です。なんだか独特のかわいらしさを醸し出しています。これは素通りできないっす。




ということで、鳥栖駅に来たからには是非とも食さねばならない「かしわうどん」をささっと食したのち、パンフで紹介されていた村田八幡宮と日子神社を探しに出かけてみます。





まずは、近所っぽかった「日子神社」を目指して住宅街の中に向かっていきます、…が、困ったことにこちらには近場や近隣に全くと言っていいほど駐車スペースがありません。んー、こりゃ困った。パスするしかないですね。路肩で写真を1枚だけ撮って、そそくさと村田八幡宮のほうへと走り出します。(いわゆるコインパーキングも全然ないんですもん。)



ささっと住宅街から国道34号線にいったん逃れて、新幹線の新鳥栖駅とブリジストンの工場を超えたら再び住宅街へ。すると忽然と「村田八幡宮」が姿を現します。




こちらは、歴史を刻んできたことがよくわかる二の鳥居です。全てのパーツが分割されたものを組み合わせて作られています。地震なんかで崩れないか心配になりますが、こうしていままで建っているということは、現代人にはわからない秘密の仕組みか何かで案外頑丈にできているんでしょうね。江戸初期の建立といわれるこの鳥居にも、所謂「ロストテクノロジー」がふんだんに詰め込まれているのかもしれません。



参道の階段を上がると、拝殿が姿を見せます。こちらは最近再建されたようで、奉賛者名碑がやたらと綺麗です。





そしてこちらにおわすが、肥前狛犬と呼ばれる独特な造形の狛犬さん。脚がやたら長く作られていますね。表情も愛らしく、どことなく人間味にあふれています。鼻が大きいせいかな?




拝殿脇には天満宮と書かれた扁額を掲げる祠があります。こちらには、かの「菅原道真公」も祀られているので、こちらの像はきっと道真公でしょうね。



裏に回ると、本殿に施された彫り物がすてきに威厳を放っています。




ふと、境内から参道方面を見やると、はるか向こうまでまっすぐに道が伸びているのが分かります。これはすごい。参道の長さは、その地域での信仰の厚さや格の高さを表しているはずです。鍋島藩政の頃は相当に重用されていたのだろうなぁ、と思いを馳せたくなります。



そんな感じで満足したら、フレスポ鳥栖でちょちょいと買い物をして、再び鳥栖筑紫野道路でひゃっはーと帰路につきます。最後にちょっと春日市のグッデイに寄りながら。







最後のグッデイは何なのかというと、実は先日、うちの花壇の可愛い「ルピナス」ちゃんが何者かに盗まれてしまったので、その穴埋め役を探しに行ったというところなんです。





無残な穴ぼこは、綺麗なサイネリアによって再び彩を取り戻しました。よかったよかった。



福岡は花壇荒らしが多いですねー。もうここ3年で5~6回ほどの被害。盗んだバイクとは違って、ルピナスなんて植わってる環境が変わるとすぐに元気がなくなる植物です。やめてほしい。



Posted at 2019/03/24 20:34:53 | コメント(7) | トラックバック(0) | 近場のちょい乗り | 日記
2019年03月20日 イイね!

からっと晴れたから唐津でお勉強してみた

からっと晴れたから唐津でお勉強してみた雨が上がった3月の第3日曜日。各地ではカーイベントやオフミが開催されていたようですが、空気と時流と天気を読むのがとても苦手なおっさんは、お昼前からぼちぼちと唐津市方面に向かって走り出してみました。それもワタクシ的には珍しく、贅沢に都市高速でぴゅぴゅーっとかっ飛ばす始末です。

実はこの日は、唐津市の名護屋城博物館が主催する「なごや歴史講座」の最終回の日だったのです。6月から毎月第3日曜日に開催されるこの講座の、平成最後の回があったんです。テーマは「幻の巨城『肥前名護屋城』」。こりゃもう見に行かないわけにはいきませんよね。




ただ、講座自体は13時半からということで、少し早めに前入りして、回り損ねていた唐津市の名勝をぶらっと巡りつつ、名護屋城博物館がある唐津市西部・鎮西地区に向かいます。




というわけでまずは有名どころの鏡山から。巨大な鳥居をくぐって山道を4キロほど登っていくと開けるのが、素敵なオーシャンビューと虹の松原の全景です。これはいいですね。




なんで今まで立ち寄らなかったのか…、と小一時間自問自答したくなるくらいの美しさです。





山頂には、鎮座する鏡山神社と隣接して、きれいに整備された公園地区が広がっています。




ヒキガエルの看板が特徴的な池の奥には、度瓊可久(とにかく)岩と呼ばれる神話上の一つのシンボルが祀られています。なんでも、2~3世紀ごろに活躍した「神功皇后」が、朝鮮半島に出征する際に「とにかく!!」と神に祈りをささげたのが、そのルーツなんだとか。





結果、朝鮮半島の広範を支配下に置いたというのですから、その霊験はあらたか極まりありません。…案内板の英訳が「Anyway The Gods…」となっているのを見るにつけ、ちょっとにんまりしちゃうのはアレなんですが、歴史上捨て置けないほどの効能を持ったすんごい岩なんです、…と思います。





さぁ、すてきに心を洗われたら鎮西行きの続きに戻ります。国道204号線から佐賀県道23号線に渡り、ずんずんと太閤が鎮座したという西の地に向かっていきます。





そんな道すがら、呼子町にも近いこの地に乱舞する「イカ」の看板の誘惑に目もくれずに立ち寄ったのはこちら。「愛郷ファーム」さんです。イカと海鮮に蹂躙されたこの地で「やっぱり」と謳った上で焼肉屋さんを開く、その潔さやあっぱれ。ということで思わず立ち寄ってみた次第。





でもですね、これ正解でした。佐賀牛ってやっぱりすごいですね。味もお値段も。






どうですかこの炎の柱の美しさ。綺麗なサシが油に変わってゴンゴン焼けていきます。炭火で焼くA5(たぶん)の和牛は、タマランチですなー♪




いい感じにおいしい油で胃袋を満たしたら、駐車場がほぼ満杯の道の駅を横目に、すぐ先にある名護屋城跡駐車場に滑り込んでいきます。やっぱ天気がいいんで、そこそこに人がいますね。




そしてついにやってきたのは、今回の目的地「名護屋城博物館」です。こちらは嬉しいことに入場無料です。今まで名護屋城跡のほうには何度か訪れていたんですけど、博物館に立ち入るのは今回が初めてです。さぁて、どんな感じなんざんしょ。





…と軽い気持ちで入ってみたら、無料では申し訳ないほどにすんごい展示品がいーっぱい鎮座しています。佐賀県ってほんっと太っ腹やなー、と素直に感動してしまいました。





そうこうとふらふら見学をしていたら、「なごや歴史講座」の開始時間である13時半も迫ってまいりました!!ということで、そそくさと1番乗りで受付を終えたら、早速講座が開かれるホール内へ。広いホールで、500人は入れそうです。豪華やなー。




で、さすがに講座中は撮影できないので、講座の後まで話はぶっ飛びます。(早いこと、波戸岬周辺が戦国ファンの聖地になってくれますように、と願ってます♪)



15時半を回って日も陰ってきたころ、最後の仕上げは温泉じゃー、とばかりに再び鏡山の麓にある「鏡山温泉」へと向かいます。和’s★゛さんおすすめだったしね。



そしてやってきました。こちらが鏡山温泉の入り口です。陣屋のような威風堂々とした面持ちですね。車もひっきりなしに出入りしています。…これはすごい人気ですねぇ。




さすがにここまで混んでいると、ゆっくり楽しむのが難しそうということで、くじけて(笑)山のほうへとかじを切っていきます。次に目指すは、七山地区の「ななのゆ」です。




国道323号線を東に伝って走って行くと、山村の入り口にどーんと現れるのがこちら「鳴神温泉ななのゆ」さん。2002年に開業した新しい温泉です。



んで、山岳地帯によく似合うスズキジムニーのパトカーが愛らしかったので思わず撮影♪



館内はよく整頓されていて、綺麗に整えられています。入館料は510円。お湯はぬるめの良泉で湯の華もいっぱい。露天やサウナも備えていて、いつまでも入っていたくなるお湯でした。




温泉を出たころは17時も過ぎていて、そろそろと夜が近づいてきています。せっかくここまで来たのだから、〆は「マッちゃん」で野菜やらなんやらを見繕って帰ることにします。というわけで、再び国道323号線を東へひた走ります。お隣の富士町に入り、途中から「北天グリーンロード」を伝って北山ダムのほとりをくるっと回っていくとマッちゃんに到着します。






閉店直前でしたが、なんとか諸々をゲット。さすがに名物のざる豆腐は売り切れでしたが。



あとは、もうひたすら帰るだけです。マッちゃんから福岡市へ、といえば三瀬トンネルを伝って福岡市の西区に入っていくのが定番ですが、その先の混雑が嫌なので、県道46号線を使って国道385号線の、いつもの東背振トンネルを目指します。



この道にはゴーカートコースみたいなところがあります。これはみごとなつづら折り。バイクで走ったら面白そうですねぇ。




というわけで、無事那珂川市経由で福岡へ帰着。貴重な晴れ間をホール内で費やしちゃいましたけど、名護屋城の今後の可能性に触れられた、素敵な時間をすごせた休日となりました。






Posted at 2019/03/20 07:03:31 | コメント(6) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記
2019年03月17日 イイね!

クライストチャーチに手向ける哀悼の意

3.11の未曽有の大震災から8年が経ち、被災地となった東北沿岸地域の復興工事も佳境に入ったかに見えてくる昨今ですが、遥か遠くの海の向こうにあるニュージーランドでも、その前の月に発生した「クライストチャーチ地震」からの復興が本格化しているようです。

都市直下型大地震の典型のような、ひどい地震で、首都ウェリントン、巨大都市オークランドに次ぐ第3の都市・クライストチャーチは、ほぼ完全に破壊されてしまいました。そんな中でも、アイデアと実行力がたくましい地域民の手によって、数か月後には「Re:Start」と名付けられたコンテナモールが立ち上がり、復興の象徴として、長いこと住民や観光客を勇気づけてくれていました。


(写真は地元のSTUFF紙より拝借)

そのコンテナモールも、2018年1月に役割を終えて営業終了となっています。街はこれからいよいよ本格的な復興と更なる飛躍に向けて、邁進していこうとしているところです。


(写真はYoung Adventureさんから拝借)

そんなさなかの先週末に発生したモスク襲撃事件には、言葉も涙も出ません。

私は、2010年2月から4月まで、震災で倒壊したカンタベリーTVの社屋近くの宿で暮らしていました。ちょうど、この動画の小径を伝って1-2分の距離のところでした。



今回のモスク襲撃事件の舞台となった場所近辺も、近くのショッピングモールや公園やらを散策していたので、見覚えがあるところだけにショックです。



確かに、クライストチャーチという街はイスラム系だけでなく、中韓系も非常に多いところで、文化的にごった煮になっているようなところがあります。過激な排他的思想が芽生えてくるのも、わからなくはないです。(当然、私はそれに賛同しません。)でも、少なくとも2010年頃は、夜道の1人歩きも怖くなく安心して暮らせる環境がある街でした。



観光で成り立つクライストチャーチにあって、この手の事件の発生は最悪の痛手です。なんとか、不撓不屈の精神で、再び前を向いて歩いて行ってほしいと心から願っています。(-人-)




またいつかきっと訪れます。(夢は、愛車を持っていって走ること!!なかなか難しいけど。)







Posted at 2019/03/17 06:40:28 | コメント(4) | トラックバック(0) | 車じゃないのに的なネタ | 日記
2019年03月11日 イイね!

九州島のまんなか辺りのはしを見に行く(その2)

九州島のまんなか辺りのはしを見に行く(その2)昨日UPした「その1」の続きです。

国道445号線を御船町から山都町方面に走ってきて、いろんな石橋を見たのち、緑川の渓谷を辿りながら福岡市方面に帰る道すがらのあれこれになります。

さて、まずはこの辺で盛んに看板案内が出ていた「鮎の瀬大橋」に向かってみることに。こちらは、いわゆる観光地化を目指して、「くまもとアートポリス構想」の下で建造された豪奢な吊り橋(斜張橋)です。学が浅く、そんな構想の存在自体を知らなかったんですが、そういわれれば…熊本県にはなんだかアーティスティックな建造物が多いような気がしてきます。

20世紀の最末期頃、細川護熙氏が知事のときに始まった事業で、今も続いているようですよ。



先の地震の爪痕と思われる山肌の茶色を眺めながら緑川農免道路を走って行くと、突如朱鷺色の吊り橋が姿を見せます。こちらが、横浜ベイブリッジや、長崎市の女神大橋の生みの親でもある「大野美代子」氏がデザインを手がけた鮎の瀬大橋です。平成14(2002)年に土木学会デザイン賞の最優秀賞を受賞しているだけあって、美しい立ち姿です。







橋に隣接して「交流館」が佇んでいます。かつては相当な賑わいを見せていたのかもしれませんが、今ではひっそりと静かに橋向うの菅地区を案内する休憩所になっています。




里山大好きっこのワタクシとしては、こういう案内板に書かれている「地元の名所」を見過ごすことはできないんですよねー。棚田百選もこの辺にあるようですし、「白糸の滝」もある模様。





今回は時間の都合上滝までは回れない気がするので、棚田だけ観察することに。



山間部の灌漑用に作られた水道橋をくぐった先に延びる細い道をついついっと登っていくと、棚田を見下ろせる開けた風景に出会えました。「菅迫田の棚田」の風景です。のどかでいいですねぇ。







綺麗に整備された小川も良い味を出しています。




そんな感じで農村の原風景を堪能したら、渓谷沿いの県道153号線を淡々と西に向かっていきます。途中、実はずっと気になっていた「内大臣」という変わった名前の地区に立ち寄ってみます。



この地は、壇ノ浦の戦いに敗れた平氏一族がリアルに落ち延びてきた土地らしく、平清盛がこの地に葬られたことから、小松内大臣と称されていた清盛にちなんで「内大臣」と名付けられたんだそうです。(先に知っていれば…ゆかりの諸々を見て回ったのに…。不覚!!)


(写真は「ぴんかの不思議写真館」さんから拝借。すみません。)

道路工事で示されていた迂回路の選択を間違って、県道180号線に迷い込み、すんごいトンネルを行って帰っての2度くぐったりしながら、ようようと内大臣地区に向かいます。




内大臣川に沿ってしばし走って行くと、「緑川峡」という、すてきに緑色が映える渓流のスポットを発見。釣り客もいます。ここ数日、わりとまとまった雨が降っていたのも幸いしてか、素敵な水量の流れを見せてくれていました。






そこからさらに下流に走った先の小さな吊り橋のたもとに、「平家の湯」というすてきなネーミングの施設がぽつりと。すわ、こんなところで温泉か?!と気になって立ち寄ってみたのですが…残念ながら温泉施設は既に休業していました。確かに、こんな山間の奥地で日帰りの温泉を運営していくのは、相当に難しいだろうなぁと思いますが。





あ、でも「平家の湯」さんでは宿泊とレストラン営業のみ(要予約ですが)継続中のようですんで、都会の喧騒に疲れた方は、是非お立ち寄りを。



そうして、その平家の湯とJNC(チッソから分離独立)の水力発電所の先に見えてきたのが「内大臣橋」です。谷間の緑に美しく映えてますね。高知県の祖谷を彷彿とさせるような渓流に架かるこの鉄鋼のアーチ橋は、森林管理局(農水省)の管轄な様子。林道扱いなんでしょうかね。






さすがにそろそろ辺境の情報はお腹いっぱいかもしれませんが、もうちょっとだけお付き合いを。



というわけで、川辺をさらに下流にたどっていくと唐突に現われるのが緑川ダム。






おもしろいことに、こちらのダム看板(というか、看板アート?)は、コンクリ壁面に生えた「苔」で出来ています。(これ管理していくの大変だと思いますよー。)




そのさらに下流には、熊本県営の発電所を備えた船津ダムもひっそりと。




で、ここでついに険道探訪を終えて、国道218(445号重畳)号に合流します。ああ、疲れた。(笑



国道218号線に入ってすぐのところで、素敵な橋体を見せてくれるのが、石橋としては日本3位のアーチ長を誇る「霊台橋」。通潤橋と同じ「橋本勘五郎」の作で、国の重要文化財です。竣工は弘化4(1847)年といわれていますんで、通潤橋より7年先輩ですね。




こちらの橋は自動車通行不可の人道橋となっているんですが、びっくりしたのはその通行路の路面。なんと砂で覆われています。昭和55年に現状復旧工事が行われてこの姿になったようです。これ見ると、足跡が付くんで、おいそれと渡れませんよ。



というわけで、わりとほうぼう歩きもして疲れた旅の最後は、、、この疲れを癒すべく温泉に浸かってさっぱりリフレッシュしようと思います。国道218号線を西に走って行く途中で見かけたのは、美里町佐俣地区の「元湯・さまたの湯」です。わりと歴史のある温泉場のようです。





ここはですね、建物の作りが昔の民宿っぽくていいですよ。そして古き良き温泉感を十二分に堪能できる、湯の硫黄臭ととろみが、いい湯だなと直感的に感じさせてくれる温泉です。入湯料は500円。石鹸・シャンプーは備え付けで、ドライヤーは無料です。





そうこうしているうちに、時刻も夕刻のいい感じに。あとはここ熊本県美里町から福岡市までひたすら帰ります。…で、美里町からというわけでBGMには渡辺美里の「misato・tokyo」をチョイス♪ここから、有料道路を使わずにアルバム何回転で福岡市まで戻れるのか、ちょっと試してみます。




国道218号線から501号線→208号線→442号線→385号線→34号線と、国道3号線を極力避けつつ、仕上げは福岡県道17号線を使って帰ろうかという道程です。




結果、4回転目の「恋するパンクス」で無事帰福。このアルバムはTMNの小室・木根・宇都宮さんやら、岡村靖幸やら、米米CLUBの奈良部さんやらのいろんな色が、「ごった煮」のように入ったアルバムなんで、何とか4回転させましたけど…ほかのアルバムでは…飽きてこうはいかないかな。(笑


(Youtube/Ver KHさんの投稿より)

というわけで、2週間ぶりの愛車搭乗の旅は、わりとハードに楽しんでみました。



仕上げは、お土産に買った新酒と高菜と馬肉で晩酌を。これがウマすぎて、ついつい飲み過ぎ。



さぁ、今週も1週間頑張っていきましょう♪


Posted at 2019/03/11 05:53:54 | コメント(7) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記
2019年03月10日 イイね!

九州島のまんなか辺りのはしを見に行く(その1)

九州島のまんなか辺りのはしを見に行く(その1)何週間ぶりでしょう。嬉しいことに週末の土曜日は、朝から晴れです。ようやっと洗濯物を干しても臭くならない日和に巡り合うことができましたよ。

しかし翌日の日曜日は雨予報。…というわけで、朝からこざこざな家事をいくつかこなしたならば、そそくさと愛車に檄を入れることにします。先週は全く触らなかったんで、実に2週間ぶりの「エンジン火入れ」になります。

もう10年くらい昔のことになりますが、前車「蒼い彗星」ことAS200の6MTくんを1年間で2度もバッテリ上がりでレスキューする羽目にさせてしまった経験があるがゆえ、3週間を超えて全く触らないと精神衛生上よろしくない状態になりますんで、このチャンスを逃すわけにはいかないというわけで。



今回の旅の出発は11時くらい。んなもんで、福岡の外環道(国道202号BP)は安定の混み具合です。今回は九州島の真ん中あたりを目指しているというのに、これでは日暮れまでの時間を無駄に費やして何にも見られないなんてことになりかねない! ><



ということで、珍しく九州道で太宰府ICからぴゅーっとワープすることにします。ラッキーなことに、結構空いています。よっしゃ。これで2時間は稼げたな、と。



そんな感じで喜んでいたのも束の間、先立つものがないのに気が付きます。あちゃー…燃料が底をつきかけています。こりゃヤバイ。当初計画では、目下絶賛建設中の「九州中央道」の山都中島西ICまで一気に突っ走る予定だったんですが、とてもそこまで持ちそうにありません。




しょうがないので、益城熊本空港ICでいったん地上に降りて、近場のGSを探すことに。




もう、Shellとか何とかこだわってる暇はないので、(おそらくこの愛車「白い嘘星」では初となる)JAのGSでハイオクを注入します。実際、これってどこ製のハイオクなんだろ?w



さて、気を取り直して。ここからなんとかして九州島の真ん中あたりにあると思われる熊本県山都町に向かうことにします。国道443号線を少し下ると御船町の中心部で国道445号線との交差点に差し掛かったので、そのままそれに乗って山都町方面にアプローチしていきます。




いい感じに山道っぽいワインディングが始まってきたころ、道路わきにふと素敵な橋を見かけたので、ちょっと停車して観察してみることに。明治15(1882)年竣工の「下鶴眼鏡橋」です。さすが名工「橋本勘五郎」の手によるものだけあって、アーチ部分の造形が凛としています。(・∀・)イイ







十分に鑑賞したら、再び国道に戻ってアップダウンを繰り返すこと10数キロ。山都町に入ってすぐの金内地区でまた素敵な橋に邂逅。これは本流と取水路の2つに架かる二連の眼鏡橋ですね。嘉永3(1850)年竣工の「金内橋」です。





昭和8(1933)年に大規模な改修が行われた際、橋全体がコンクリでカバーされたようで、にわかに往時の石組みの様子を見ることはできませんが、アーチ最上部の要石と路面とが近接していて、シュッとした感じを見せてくれます。橋のたもとには親水公園も整備されていて、地元のこの橋への「愛」が垣間見られるスポットになっています。





そしてそこからさらに10キロほど国道445号線を走った先に広がるのが、山都町の中心部。豪快な放水の様子が有名な「通潤橋」は、こちらに鎮座しています。





あいにく、3年前の熊本地震で内蔵の水路を損傷してしまっています。今も復旧工事が続いている関係上、橋を渡ることはできませんが、隣接して整備されている「道の駅通潤橋」から全容を観察することができます。整然と積まれた壁石の模様と、放水路にしばし見とれながら、往時の放水の様子を想像してみます。あぁ、またいつか訪れてみたい。





復旧工事が完工したら、きっとこんな素敵な放水の様子が拝めるはずです。



というわけで、「九州島の真ん中あたりで橋を見る」のミッションも完遂したので、物産館での土産物探しをちゃちゃっとしたら、空いたお腹の手当てを行うことに。

道の駅内のレストラン「いしばし」さんに面白いメニューがあったので、早速注文してみます。





ダムカレーならぬ「橋カレー」の通潤橋カレーです。これは面白い。味もいわゆるインド系な本格派。地元野菜の旨さをひき肉がいい具合にアクセントとして引き立てる作りです。まさしく橋のようなどっしりとした旨さに感動しながら一気に平らげました♪




ちなみに、物産館で選んだ土産物はこちら。一刻も早く飲みたい衝動を抑えるのが大変なラインナップとなっております。(笑




ときに、時刻は15時過ぎ。ここからはアディショナルタイムとでもいうべき、帰り道の寄り道三昧の部に入ります。なにげに、こっちのほうがボリュームあるかもしれないですが。




…ということで続くわけですが、30,000字制限に思いっきり引っかかってしまったのでぶった切ります。続きは、「その2」で宜しくお願いしますー。(明日上げます)

Posted at 2019/03/10 13:12:20 | コメント(4) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記

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