2011年10月16日
99%の人が興味のない話 ハイフラ
ところでなんでLEDに交換するとハイフラが起こるの?の巻き
LEDのウインカーに交換した場合、8ピンのリレーを交換する、ダミー抵抗をLEDに並列で追加することで、ハイフラを回避できます。
なんで??
それはご存じのとおり、LEDは消費電流が少ないためにリレー内部の玉切れ回路が作動して、球切れやん!!ときちんと仕事をすることでハイフラになるわけです。
方向指示器の玉切れは、安全面からして切れた状態というのは非常に危険な訳で!!もし、後方のウインカーが切れていると、後方からの玉突き事故が容易に発生するわけです。
なので、ユーザに対して球が切れているから早くー交換してー!!と注意を促すためにある機能なんですね~(って、ここまでは皆さんご存じと思いますが)
これからは殆どの人が興味ないと思いますが・・・・・・
内部的にどうなっているのかを説明します。
電球のウインカーの規格は通常21Wです。
前後、左右で21W*4=の84W
あと、サイドの球として5W程度のものがあったり、エスティマのようにミラーの中にLEDタイプのウインカーがある場合もありますが計算上割愛します。
つまり全部が点灯したら84Wになります。つまりハザードの時ですね!!
普通にウインカーを点灯させた場合は21W+21W=42W
このとき流れる電流は
P=VIより
I=P/V=42/12=3.5A流れることになります。
それではもし仮に前後の一個が切れた場合は?21W+0W=21W
で
P=VIより
I=P/V=21/12=1.75A流れることになります。
リレー内部には、その1.75Aの差を検出できる回路が入っている訳です。
バラして、ハイフラ対応として可変抵抗に変えたことがある人は知っていると思いますが、シャント抵抗と呼ばれている、見た目針金にかみえない超低抵抗に流れている電流を電圧変換することで、検出しています。
てなことで、21Wのウインカーバルブ一個あたり、1.75Aなのは解って頂いたと思います。
じゃ?LEDでドンだけの電流を流すの???てな疑問が生じます!!よね??
砲弾タイプのLEDは一般的に一個あたり20mAです。ものによっては70~100mAまでのものもありますが。
20mAと言っても、黄LEDのVfが2~3V程度なので、車だと3段にして作成します。
よく販売されているものは30~40発のLEDを使っています。
直列の3段としたので、10列ほどの並列接続になるわけです。
って言うと、20mA*10並列で200mAの消費電流な訳です。実際には電流制御回路でも電流消費はしますが割愛します。
20mAではなくて、今時の70mAとしても70mA*10並列で700mA
それをAの単位にすると、0.7Aですね~
つまり、電球からLEDにすると1.75A---->0.7Aになる訳です。
前後を交換すると3.5A--->1.4A
なので玉切れと判断して、ハイフラになるわけですね~
次回、本来の目的の抵抗分割の話になります(爆
麦わらの方お待ちくださいね(笑
ひとりごとみたいなものなのでコメはいいです(爆爆
え~
ご希望があればですが、最近ホットなオーディオのネットワークの回路について説明でも(爆爆爆
ほかにはカット周波数がどうとか?dbってなに?とかローパス、ハイパスのフィルターとかとか
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電気講座? | 日記
Posted at
2011/10/16 02:14:51
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