2011年10月25日
ダミー抵抗のアッチチ対策
いよいよ今回が最終回です。
麦藁の方~~やっと最終回ですよ!!(爆
やはりこの手の事を理解して頂くには、オームの法則と電力の式が欠かせません。
ということで復習です。
●オームの法則
電圧 = 電流 x 抵抗
V = I x R(ものの本によってはVはEと書いてあることも)
単位は
VはV ボルト
IはA アンペア
RはΩ オーム
電力の計算式
電力= 電圧x 電流
P = V x I
単位は
PはW ワット
VはV ボルト
IはA アンペア
VとIについてはオームの方式と同じものです。
ウインカーバルブが点灯しているときに、球に触ったことがある人は知っていると思いますが、すんごく熱いです。
じゃ!!例として便所の電球を交換したことがある人は多いと思います。
大体が40Wの電球ですね~
明るいものだと100Wの電球なので、暗いことを擬似的便所の電球といいますが・・・・・
40Wと言っても点灯しているときは熱くて触れないと思ます。
ウインカーバルブは21Wなので約半分程度の熱さですがとても触り続けるのは無理です。
あ~
面の皮が厚い人なら交換できるかも~(爆
ってなことで、LEDのウインカーバルブに交換したけど、何等かの理由でLED対応のリレーに交換できない場合はどうするかというと。
ハイフラ対策のために、LEDのウインカーバルブに並列でダミー抵抗を接続して、負荷をかけてやることで誤魔化しているわけです。
中には、並列で電球を接続する人もいるようですけど(笑
そのダミー抵抗の設置場所によって、プラスチックのところに取り付けた場合で、ウインカーを出すのが好きな人、ハザードを点灯させるのが好きな人、ポジション点灯させている人は溶けてしまう可能性がある訳です!!
でも、実際の抵抗の温度については私は測ったことないけど。
そこで
その熱対策として簡単な例をあげます。
抵抗分割することで一個あたりの消費電流/電力を下げる手法があります。
抵抗を直列につないだ場合は、全ての和に等しい。
電流は直列回路においては等しい電流が流れる。
てなことは、中学の理科で学んでいます(爆
義務教育なので、教科書でみたことあるはず(爆爆
LEDショップで販売されている21wの置き換え用のダミー抵抗は、6Ωか8Ωのメタルクラッド抵抗にしますよね。
ちなみに表示は50W6Ωとか、50W6Ωですね!!
(なんで6Ωや8Ωなのかは以前のブログを参照ください)
これは50Wまで私(抵抗器)は大丈夫ですよ~って意味です。
つなぐと50Wの消費をするという意味ではありませんので勘違いしないように!!
ここで50W6Ωで考えてみましょう!!
直列接続は和となるということは?!6Ωならば、3Ω+3Ω=6Ωということですね~
つまりLEDウインカーに並列で50W6Ωの抵抗一個接続していたものを、50W3Ωと50W3Ωを直列にしたものと置き換えれば、一個あたりのWが1/2となり、21Wの半分の10.1Wとなり、我慢すれば触れる程度になります。
何故に半分かというと同じ抵抗値を接続した場合、電源電圧を半分にすることになるので抵抗一個あたりの電圧は12V/2=6Vになるからです。
つまり電力の計算しきに当てはめると
回路全体に流れる電流をオームの法則から求めます。
V=IR から I=V/R=12(V)/6(Ω)=2(A)
抵抗一個における消費電力は電力の式から求めます。
P=VI=6(V)x2(A)=12(W)
上の分で21Wの半分の10.1Wになると書きましたが、計算上6.9Ωの時の話しで、実際6Ωのものを使うことから微妙に大きい消費電力になります。
発熱量は半分になりました!!
でも私、実際作って触ったわけじゃありません。
もしかしたら手で触るにはまだまだか?
と言う場合は
2Ω+2Ω+2Ω=6Ω
つまり3個直列に変更すれば
21W/3=7W
もっと
と言う人は
1.5Ω+1.5Ω+1.5Ω+1.5Ω=6Ω
4個直列に変更すれば
21W/4=5.25W
で、場所はとりますがプラスチックのところでも絶対大丈夫な程度にできます。
あとは、抵抗を並列にすることでも同じようなことができます。
それも中学で学んでいるはずなのでご自分で悩んでください!!
ってか、まじめにこれを読む人はいないと思うけど(自爆
ちなみに
実際の抵抗値には以下の系列がありますので近い値で使ってください。
E6系列 E12系列 E24系列 E48系列 E96系列 E192系列
でも絵がないと、なんだか解りにくいかも~
Posted at 2011/10/25 22:22:31 | |
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