ハイサイ!長ーくなると思うので適当に読んでください🤣
新年明けてだいぶ経ちました(笑)
正月は年越し夜勤で三が日も夜勤明けの翌日しか休みはなく働いておりました🤣
しかし7日の夜勤明けから3.5日のお休みができたのでどこかに車中泊で出かけようと思い立ち無計画なドライブを実行するのでありました🤣
相方さんが南国へ行ったので私は北へ。
今回真冬のため後部座席の寝床にはダイソーで買ったアルミシートを敷きその上に毛布を敷いて寝床の完成です?(謎
家を出て一路国道6号を目指します。土浦市内で6号に合流しあとはひたすら北上。ずーっと北に進みます。

途中虹も見えたり。
やがて水戸を過ぎふと母親の遺影にお線香を上げておこうと思い立ち少しだけ6号を逸れました。
アポ無しで行ったせいか家は鍵が閉まっておりお店も定休日のため弟も居なく完全に空振り🤣
犬を庭で少し遊ばせてドライブ再開です。
6号に戻る最中ホバリングする猛禽発見。
大きさとお羽根の形からチョウゲンボウと断定、近くの電柱に降り立ったのでパチリ✨
北へ北へと進みやがて見えてきたのは日立駅。
いつぞやあそこから日の出見たっけな。
お昼に家を出て15時位だというのに空は既に朱色混じりになってきています。
寄り道もせずどこに行くかも決めずただひたすらに北上。
やがて暗くなりコンビニでおにぎりを買って更に北に進みます。
町あかりも無くなり見慣れない電光掲示板が出てきました。
「放射線量」
そうだった。6号は海の近くを走っている。福島に入ったという事は自ずとその場所を走る事となるのだった。そして見えてくる「津波浸水地域」の看板。
ここから先東日本大震災で津波に浸かった地域という意味。あの日、ここまで津波はやってきた。
町あかりがないという事はそういう事だ。押し流された建物が無いから町あかりが無いという事。そして国道沿いに現れるフェンス。脇道に逸れることを許さない。ここは帰宅困難地域。そんな暗闇の中右手にぼんやりと浮かび上がる施設が見えてくる。
この場所を人の営みを消す原因となった福島第一原発。ぼんやりと三つの白い箱が暗闇に浮かび上がっている。ここから見える場所にあったのか――。
あの時見ていた映像が思い出された。色々考えながらなおも北上する。
6時間?7時間?家を出てやがて国道6号も終点を過ぎ仙台市内にたどり着く。そこで工場地帯?された?に迷い込んでしまい小一時間グルグル🤣

鹿島の工場地帯を思い出していた🤣
仕方がないのでグーグルマップをここで起動する。
時間はまだ早いので更に北上するとに。
適当な道の駅に目星をつけて今夜の宿泊地とし更に北上する。
着いたのは「道の駅上品の郷」22時頃到着なのでもちろん開いてない(笑)
適当に車を停めて寝床をセッティングしワンコを散歩させてから車に戻る。明日の目的地をこれまた適当に
目星をつけて床に着く。よくもまぁ夜勤明けでぶっ通してここまで眠くもならず走ってこれたもんだ🤣🤣🤣
走行距離約350km。
翌日は内陸に少し入っていたため海を目指す。
どうせなら日の出も見たいしね。
6時に起きて東を目指す。海まで約30分。明るくなってきた頃に目に飛び込んできたのは…
高くそびえ立つ堤防。
あぁ…そうか。アレから私は被災地に初めて訪れたと実感させられた。海が見えない。見えないどころかそれは有にビルの2階ほどの高さはある。道路を走っていると海は見えないのだ。
海沿いと思われる場所を走っているとやがて道は坂を上がっていき美しい湾が見えてくる。
『志津川湾』私が辿り着いた場所はそこだった。
駐車場っぽい所に車を停める。

まだ日の出には少し時間がありそうだ。
見渡すと牡蠣の養殖らしき筏も見える。
静かな湾。あの日は自然が牙を剝いた。それは高く作られた堤防が物語る。
日が昇る場所が茜色に染まり日が昇ってきた。残念ながら場所が悪く海からというわけには行かなかった💧

さて、日の出も見たし何をしようか少し考える。
更に北を目指してもいいのだが気になる情報をゲット。ここ志津川湾には毎年数羽のオオワシが越冬しているという。
ほう、初めてオオワシを見たのは去年。北海道の日高町の牧場でサラブレッドを見ている時だった。
遥か上空を猛禽が飛んでるなーと500mmの望遠で撮ったらオオワシだったという…
是非見てみたいと思ったので探してみることに。(どこ探せばいいか全くわからないけど…)適当に海沿いを走ってみるがまぁ情報もないんだもん簡単に見つけられるわけないよね🤣
諦めて「南三陸・海のビジターセンターなる場所に休憩がてら寄ってみる」入ってすぐにお出迎えしてくれるのがこれ。
オオワシの剥製。デカイ、カッコイイ。
館のお姉さんにここから見られる珍しい鳥「コクガン」を案内してもらう。
まぁ沖の海に浮いてる鳥で滅多に陸に近づいてこないというので写真に撮ってもまぁ小さい(笑)
国の天然記念物だそうだ。オオワシの情報も聞けて満足。お姉さん、是非石垣島にアカショウビン見に行ってください🤣
情報を手に早速探しに行きたかったのですが朝も食べてないので腹が減り…館に置いてあったパンフレットに記載されていたさんさん商店街という所に行ってみることにする。近くに荒嶋神社という孤島にある神社も見つけたので先に寄ってみることにし一路車を走らせる。
目的地にあと5分という所でそれは目に飛び込んできた。いきなりで驚きまた見た瞬間に全身の鳥肌が立ったのを覚えている。

そうか、ここだったんだな…
またもや唐突にここで起きた現実をまざまざと見せつけられる事となる。
頭に衝撃を受ける。
更地になっている場所にそれらは残っていた。
いくら年月が経ってもあの日ここで起きた事実は消えることはない。
それは荒嶋神社でも同じだった。

島へは歩いて行くことができる。

比較的新しく見える鳥居の横にある朱色の柱。
これは津波でへし折れた旧鳥居だそうだ。
あちこちに残る津波の傷跡、この後も幾多の場所であの日見た映像のフラッシュバックを体験する。
それほどにたくさんの映像があり残っている場所が多いという事でありこの地の人々が記憶から消さないようにしているんだと思う。
お昼に訪れたさんさん商店街も先程の2つの建物のすぐそばにあり未だに復興したとは言い難いまばらにしか建っていない建物達が14年経っても人がなかなか戻らないという現実を物語っている。
いつかまたあの日以上の賑わいを見たいと願って止まない。
少しでも地元の人達の手助けになればと奮発してお昼ご飯を食べるのであった。
昼食を済ませるとオオワシ探しの旅に出る(笑)
情報によると北上川河口付近によくいるとの事で海沿いを探しつつ北上川河口を目指す。
夕方には行きたい場所があるのでタイムリミットは1時間!🤣🤣🤣🤣
河口少し手前でとある猛禽と出くわす。
目の前に突然飛び出しクルクルと旋回していく。
腹が真っ白で大きい。トビの幼鳥か?と思ったけど特徴的なあの尾羽ではないし一回りでかい。写真撮りたかったが車を停めてカメラを構えた時点で遠くピントも合わせられず山の向こうに消えてしまった。
クマタカの幼鳥か!?
いやまさかな…いるとはセンターのお姉さんに聞いていたが…そこまで鳥に詳しくない私には確証は持てず…ただ模様のほぼない真っ白なお腹と大きさだけが印象に残る。
その後は畑で餌を探すオオハクチョウなんかを見つけるもオオワシは見つけられず…
北上川の反対岸に渡り加工の方を目指すが鳥一匹見当たらず。
時間も時間だし河口に着いたら目的地に向かおうなんて思っていた時だった。
ふと見上げると旋回している数羽のトビが目に入る。
頻繁に見かけるトビ。
またか…なんて思って見上げているとなんか混じってる。扇状の尾羽。カメラを構えピントを合わす。カメラ越しでも特定しづらいが間違いなくオオワシかオジロワシ。それは間違いない。夢中でシャッターを切る。やがてそれは旋回しながら遠く山の向こうへと飛んでいってしまい追いかけるも道が無くなって追いかけることもできなくなってしまった。
撮った写真を拡大し見てみる。

間違いなくオオワシだった。
カッコイイ。まさか撮れるとは思わず…
満足して目的地に向かうのであった。
センターのお姉さんに教えてもらったもう一つの情報。伊豆沼のマガンの塒入り。
飛び立ちも圧巻だが塒入りも凄いですよと言われたので夕暮れを狙い移動。
日の入り前に現地に着き湖畔で待つ。
やがて来るわ来るわ…
あっちからこっちから視界のあらゆる場所から幾つものグループが湖上へと舞い降りていく。
数百では収まらない千以上の数が空を覆い湖へと降りていく様は圧巻だった。夕日が出ていなかったのが残念。日が落ちて私が移動を開始してもまだまだ飛んでくる様子が凄かった…
長くなってしまったので後半に分けます🤣🤣🤣
後半は雪道でパーツが吹き飛んでたお話…