
前に作ったオリジナル“SanageSpec”エンブレム。
この時は試作品の為、プラ板とステッカーでそれらしく製作。
評判が良かった(?)為、いっちょマジ金属で作ってやろうと立ち上がってみました。
製作に当たってまず製作方法の選定。
①シリコン型を作って鋳造
②業者に発注
③金属板に文字を彫る
①は実際に試すが、エアが咬んでなかなかうまくいかず、断念。(ホワイトメタルの値段が微妙に高い)
②は遊びでやるには金額的に非現実
という訳で③の方法で作ってみました。
安くて加工しやすく、錆びないアルミを使用。
まずサイズカット。今回は70×25mmで製作。
先に角のR加工&エッジ処理&磨きをします。
耐水ペーパーで800→1500→2000とおおまかに。
最後にリューターでコンパウンド磨きをすれば、ピカピカ✨
次に、文字を彫るための方法を考えました。
①リューターで彫る
②マスキングして塗装
③溶かす
①は作業性と品質の悪さが想定されるので断念
②は楽だが、手抜き感が出るし、立体感が損なわれる
という訳で③の方法を取りました。
たが、どうやってアルミを文字の部分だけ溶かすのか???
趣味がら何かしら家にある私。
電子基板を作る際に使う、エッチング液があったことを思い出す。
エッチング液は、基板の銅を融かして回路を作る為の液。残したい部分を膜で覆い、露出している銅が液で溶けることで回路ができあがる。
あ、やりたいことは一緒だ!!
アルミも溶けるのか調べると、すごい反応で溶けるらしい。
という訳で、先ほどのプレートに文字を抜いたステッカーをマスキングがわりに貼りつけ、液を浸す・・
プクプク→シュワー→ブクブク!と徐々に反応してきました!
結構早く反応し、液もアチアチになってきたので、液を抜いて洗います。
※エッチング液はほぼ劇物です。金属も溶けているので環境に厳しい物質なので絶対に水道に流さないようにしましょう。
ごく少量を使用し、新聞に染み込まして燃えるごみにポイで。
マスキングを剥がすと見事に彫れました!
結構エッジもしっかり残っているのでこの方法は使えますね!!
あとは文字に墨入れを行い、仕上げ磨きと保護の為にクリアスプレーを吹いたら完成!
無駄にパッケージを作りました。
後輩が今日、レヴォーグstiを納車したので、納車祝いにプレゼントしました。
(貼れよ!!)
またひとつ、技を身に付け、経験アップ!!⤴⤴
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シビック
Posted at
2018/07/16 13:22:14