撮った写真の数:約1000枚
ホテル泊:1泊
船中泊:11泊
機中泊:1泊
乗船客:約3500人(内日本人18人)
クルー:約1300人(内日本人1人)
訪問国:7か国
最っ高~の旅でした。
やっぱり過去最っ高~でした。
毎日が非日常で、毎日の様に「贅沢してんな~俺っ」 と思いながら過ごしていました。
船内は毎日朝から晩までイベントがあり、飽きる事はありません。
寄港地で下船し、観光を終えたら船に戻り、翌朝起きたら次の国に着いている。
移動に費やす時間はなく、寄港地周辺が観光地であり、港からは徒歩かバスに乗っても30分程です。
港から出航する際はクルーズならではの何とも言えない贅沢感があります。
それが7か国。
全然疲れずに毎日最高でした。
ワンランク上の旅って感じでした。
また日本人はたったの19人で0.5%もいませんでした。
アメリカ船なので分かっていた事ですが、思ってたより少ないなと、後に船長からの説明で、アメリカ、カナダ、オーストラリアの方が多いとの事でした。
ちなみに自分は英語は全然出来ません。
そんな中、出川イングリッシュでどこまで色んな国の人達と交流できるのか。
それも楽しみの1つでした。
旅の記しに、海外クルーズの良さを余すところなく完全リポートしたいと思います。
車とは関係ありませんが、コーヒーでも飲みながら、どうぞお付き合い下さい。
出発は成田空港からで、ここでJTBの添乗員さんと初顔合わせします。
旅行中はこの方に全てを頼っていく事になります。
最近はクルーズ船を多く担当している様で、感じの良いお姉さんでした。
航空会社はスカンジナビア航空。
北欧の航空会社で初めて乗ります。
行き先はデンマークの首都コペンハーゲン、ここから乗船します。
フライト時間は11時間(これだけは疲れました)
ついに北欧初上陸。
気温は20℃くらい、やはり北欧の夏は日本と違い、半袖1枚では寒いです。
デンマークではホテルで1泊し、翌日午前中にデンマーク観光、昼過ぎに乗船します。
そしてデンマーク観光。
ニューハウン
運河沿いにカラフルな建物が立ち並び、たくさんのレストランやショップが並んでいます。
朝早かったので店はやっておらず、観光客はいませんでしたが、10時過ぎれば多くの観光客で賑わっている様です。
有名な童話作家のアンデルセンがここに住んでいた様です。
アンデルセンって誰?って最初は知らなかったですが、調べると代表作には親指姫、人魚姫、裸の王様、みにくいアヒルの子、マッチ売りの少女等、超有名人でした。
ニューハウンを歩いているとMG発見。
とても綺麗で、この風景に似合っていました。
こんなので通勤したら、かっこいいですね。
見かける車はやはり北欧だけあって、VOLVOが多かったです。
人魚姫像
アンデルセンの人魚姫をモデルにして作られた様です。
デンマークが誇る世界のアンデルセンとして人気なのでしょうね。
フィラデルフィアのロッキー像の様に。
アマリエンボー宮殿
デンマークの女王が現在住んでいる所の様です。
日本の皇居といった所ですね。
もちろん宮殿内には入れませんが。
とまあこんな感じでデンマーク観光してましたが、頭の中はもう船の事でいっぱい。
「早く船乗りてーなー」と。
うわの空で聞いてました。
そんな感じの時にふと遠くを見ると乗船する船が見えました。
「おーーっ」。
ここでテンションは一気に上がり、デンマーク観光はここで終え、いよいよ乗船に向かいます。
近くに来るとデカイッ。
豪華客船を初めて見ましたが、デカイッ。
こんなのに乗って旅行をするなんて、「今まで頑張ってきて良かったなー」って感じでした。
何しろ3500人が一気に乗船して来るので、どんどん人が増えていきます。
ゆっくりは出来ません。
チェクインは乗船直前のブースで行います。
速やかに乗船チケットを出し、クレジットカードを登録し、顔写真を撮り、メダリオンをもらいます。
このリーガルプリンセスはクルーズカードではなく、最新のメダリオンというシステムで、このメダルの様なものに、自分のIDが全て入っており、部屋のキー、船内での支払い、乗船、下船の管理等全てこのメダリオンで行います。
船内ではこのメダリオンさえ持っていればOKという事です。
船内での支払い分は、登録したクレジットカードで後日支払うか、最終日にまとめて現金で支払うかの2択です。
またメダリオンには自分の名前と乗船日が印字されています。
ちょっとかっこいいですね。
そのうち首からぶら下げているのがうっとおしくなり、腕時計タイプに変更しました。12ドルです。
さあいよいよ乗船。
5年越しの念願がついに叶う瞬間は嬉しさと共に、これまでの5年が走馬灯の様によみがえり、胸にジーンと来ました。
今まで頑張ってきて良かったなーと。
マカン納車日をはるかに超えるものとなっていました。
だいぶ引っ張ってすみません。
いざ非日常の世界へ、リングIN。
5F中央:吹き抜け
船内で一番華やかで、きらびやかな所です。
ここでも毎日色んなイベントをやっていました。
主に生バンドやダンスで皆さんよく踊ってました。
中にはプロ級の方もいてとてもかっこ良かったです。
自分も皆さんにつられてよく踊ってましたね。
shall we dance?って感じで。
7F中央:時計屋さん
一番ハイブランドはタグホイヤーでしたね。
モナコはなかったですが、もしモナコがあったら勢いでいってしまったかも・・
旅行先では何か記念になるものを買いたくなりますからね。
7F中央:アートギャラリー
旅の記念に自分の家に合いそうなものがあればと思い、見ていました。
もちろん販売はしていますが、ここでチェックして購入は後日開かれるオークションに参加して、そこで落札して購入となる様です。
面白そうなので、後日オークションに行ってみようかと。
7F中央:お土産屋さん
リーガルプリンセスのロゴの入ったものが多く置いてありました。
船の模型もあり、欲しかったですが、クオリティーが低く購入はしませんでした。
お土産はほとんど下船して観光地で購入してました。
6F中央:bar
こんな様なbarは他にもたくさんありました。
もちろん全て利用しきれませんでしたが。
6F中央:フォトギャラリー
船内では至る所にカメラマンがおり、いつでも綺麗に撮影してくれます。
撮影した写真はここに掲示され、気に入ったら購入します。
皆さん自分の写真をチェックして購入してました。
1枚25ドルでちょっと高いと思いましたが、上限は300ドルで何枚購入しても300ドルは超えません。
なので、撮りまくって最終日にまとめて300ドルで購入しました。
合計57枚で1枚あたり5ドルくらいになりました。
もちろん電子データ込みでUSBも付いてきます。
6~7F船首:プリンセスシアター
ここはホールですね
色んなショーやライブをやっていました。
一番盛り上がったのはビートルズライブ。
やはりアメリカ人にはまだまだ人気があります。
ここでも皆さんノリノリで踊っていました。
本当に皆さんよく踊ってましたね。
当然自分もまた皆さんにつられて踊ってました。
6F中央:カジノ
もちろんカジノもあります。
ラスベガスにはかないませんが、十分楽しめます。
自分はカジノをやる時は一番分かり易いルーレットばかりです。
ローリスク、ローリターン、たまにハイリターン。
せこく、せこく、たまに強気で。
こんな感じで楽しみます。
トータル収支はチョイ負けでした。
これでいいのです。
7F船首
ここが一番気に入った所だったかも。
喫煙室です。
重厚な造りで喫煙室とは思えない位、大人の贅沢な空間って感じでした。
バルト海を眺めながら一服、いいですね。
中では葉巻やライター、灰皿、ブランデー等も売ってました。
愛煙家が認められたみたいで、何やら嬉しい気分になりましたね。
記念に何か買っとけば良かったなあと少し後悔もしました。
それ程気に入った空間でした。
16F:プールデッキ
クルーズ船と言えばこの光景でしょう。
実感が沸きます。
来たんだなーと。
今まで頑張って来て良かったなーと。
ここに来たら1回はプールに入らないといけないと思い、ちょっと寒かったですが、頑張って1回だけプールに入りました。
あとは寝ながら空と海を眺め、ボーっとしてました。
よく写真で見ていた光景を実践してやりました。
まさに憧れていた贅沢な空間でしたね。
船は19F立て
5~7F:イベント会場、ダイニング、bar、ショップ、カジノ等の飲食、娯楽施設。
8~16F:キャビン(客室)
16F:ビュッフェダイニング
16~17F:プールデッキ
18F:フィットネス等のスポーツデッキ
19F:スカイデッキ
おそらく4F以下がクルー達のキャビンと思います。
自分達のキャビンは何とキャビン最上階の16F船首でした。
早速キャビンに入ります。
海側バルコニー付きのジュニアスイート。
ジュニアスイートと言ってもクルーズ船のキャビンはそう広くはありません。
それよりもバルコニーから見えるバルト海の眺めが良く、毎朝それぞれの国の港から見えるバルト海を眺めていました。
これも贅沢な空間でしたね。
早速荷物を全てクローゼットに収納します。
何かの記事で誰かがクルーズ旅行の良いところは、荷物を全て収納できる事だと言っていました。
(移動する為の荷作りが必要ないからという事ですね)
また、船内には船内新聞というものがあって、その日何時に何処で何のイベントがやっているのか、これを見れば船内スケジュールが全て分かるというもので、毎日キャビンに届けてくれます。
通常は英文ですが、1人の日本人クルーが毎日邦訳して届けてくれました。
日本人クルーがいないと、その邦訳は全て添乗員さんがやるらしく、日本人クルーがいないと添乗員さんの仕事は激増する様です。
これがないと船内での楽しさは半減しますからね。
そうこうしていると、避難訓練の時間になります。
これは全ての船に義務付けられている様です。
各キャビンで避難場所が決められており、そこに向かいます。
クルー達の実演を見ながら説明を受けます。
英語で何言ってるか分かりませんでしたが、要は緊急時はキャビンにある救命胴衣を着て、ここに避難して下さい。
救命胴衣はこの様に装着し、この紐を引けば溺れませんから、という事みたいです。
使わずに済む事を祈ります。
しばらく船内を探索しているうちに初ディナーの時間になります。
食事はアルコールと一部有料レストランを除き、全て無料です。
朝食とランチは何時でも何処でも食べられるのですが、ディナーだけは決められたメインダイニングでコース料理となり、時間と席が決められています。
クルーズディナーの伝統的なシステムでトラディショナルタイムという様です。
時間は17時半と19時半の2つ。
たまにエニタイムといって、全てのメインダイニングで何時でも、どの席でもOKという日もありました。
もちろん、ディナーを有料レストランやビュッフェで食べたい時は自由です。
自分達のツアー団体16名はコンチェルトダイニングの17時半スタートでした。
6F船尾:コンチェルトダイニング
調子の乗って前菜と主菜を2品づつ頼み、初日から腹パンパンになりました。
添乗員さんが何品頼んでもいいんですよ、と言うのでつい。
食事は日本が世界一と思っているので、海外での食事はいつもあまり期待はしていませんが、さすがにこの豪華客船の食事はどれも美味しかったです。
また、このディナーでようやく今回のツアーで一緒に来た方達とゆっくりと会話を楽しみました。
年齢層は何と80代ご夫婦から女子高生まで、10代から80代まで全ての世代が揃っているバラエティーにとんだメンバーでした。
添乗員さんもこんな組み合わせは珍しいと言っていました。
ちなみに男子では自分が一番若かったです。
①80代ご夫婦
何とこれが4回目の海外クルーズで、これまで行ったクルーズの事を色々と話しました。
やはりギリシャのサントリーニ島に行く地中海クルーズは最高の景色だった様です。
それにしても大変元気で歩くスピードも皆と変わらず普通に付いてきていました。
国内旅行は毎月の様に行っているんですって。
元気だから旅行に行くのか、旅行に行っているから元気なのか、素晴らしかったです。
②3世代引き連れての5人組
ダンディーな70代おじいちゃんが、娘と女子大生、女子高生の孫3人を引き連れて来ていました。
このダンディーなおじいちゃんもクルーズは3回目だそうで、毎日カジノに行っていた様です。
俺はカジノをやる為に船に乗っているんだ、と言っていました。
トータル収支はやっぱり負けたそうです。
それにしてもお孫さん達は学生のうちからこんな旅行を経験できるなんて、本当に羨ましい限りです。
毎日元気にキャーキャーキャピってましたね。
③英語が堪能なご夫婦
こちらのご夫婦もクルーズ経験者で、もう海外旅行はクルーズしか行かないと言っていました。
次は3月にエジプトにクルーズで行くんですって。
奥さんは大のお買い物好きで、私は観光に来てるんじゃなくてお買い物に来ているの、と言っていました。
ロシアではロシアンミンクを即断即決で買っていましたね。
④えらい年の差ご夫婦
最初は親子かなと思いましたが、ご夫婦でした。
こちらのご夫婦もクルーズ経験者でした。
写真好きな奥さんの様で、旦那さんがたくさん奥さんの写真を撮っていましたね。
⑤定年祝いのご夫婦
こちらのご夫婦は初クルーズでした。
やっと3人の子供達が自立して旅行に行ける様になったんですって。
やはり初クルーズ同士、こちらのご夫婦とは一番よく話しをしました。
何故、初クルーズでバルト海にしたのですか、地中海と迷いませんでしたか、とか自分達と殆ど同じ事で迷い、悩み、殆ど同じ理由で決断していた様です。
次は地中海クルーズですね、とこれも同じでしたね。
⑥添乗員さん
フォーマルスタイルではこの方が一番大胆でした。
胸元ざっくりだったり、スリットざっくりだったり、短かったり。
独身なのか、既婚者なのか最後まで聞けませんでしたが。
また、1回クルーズを経験すると、はまる方が大変多いです、と言っていました。
その通りとなり、自分もどっぷりはまりました。
実に半数の方がクルーズ経験者で、更にその方達は往復の飛行機はビジネスクラスで来たんですって。
素直にすげーなーと思いました。
そんな普段知り合う事のない方達と色んな話しをしてとても楽しディナーでした。
また話していて、この方達からは何か大人の余裕さを感じましたね。
自分もこうありたいなと正直思いました。
ちなみに自分はいつも全然余裕ないです。
ディナーを終え、船内をフラフラしながら、5F中央に行くと、赤い女性がかっこ良くバイオリンを弾いていました。
生バイオリンを聞きながら、1杯。
これもまた贅沢な空間でした。
キャビンに戻る前に外に出てみると、まだ明るかったです。
北欧の日は長く、本当に真っ暗になるのは22時位でした。
日本とは全く違います。
↓これでもまだ21時位です。
クルーズ2日目
翌朝起きると船はゆっくりとスウェーデンに向かっていました。
夜はスピードを上げ、昼間はゆっくりと航海している様です。
乗船客に揺れを感じさせない為の配慮の様です。
ちなみに自分は昼も夜も殆ど揺れは感じませんでした。
さあ、この日は終日航海日。
ドレスコードはフォーマルスタイル。
ついに引き算なしのETRO祭りの出番です。
船長によるウエルカムパーティーもあります。
一番楽しみにしていた事です。
フォーマルスタイルはディナーからなので、それまでは船内を存分に楽しみます。
その前にまずは朝食。
遅めの朝食にし、昼食を兼ねました。(昨夜食べ過ぎましたので)
この日の朝食はビュッフェ。
朝食や船内での昼食はちょくちょくビュッフェを利用しました。
日によって少しづつメニューは変わっていましたね。
ケーキ祭りの日もあってけっこう楽しめました。
ビュッフェ大好きの自分からしても、なかなかのレベルでした。
16F中央:ビュッフェダイニング
朝食後、添乗員さんに軽く船内を案内してもらいました。
上手な利用方法や、お得な情報、お勧めの場所等色々と教えてくれました。
もうこの船には10回以上乗られている様です。
一通り案内が終わると、添乗員さんから、ビンゴ楽しいですよ今日やってますよ皆で行きましょうよ、と言うので早速行ってみます。
7F船尾:ビスタラウンジ
ビンゴはここでやっています。
1ゲーム6シートで計4ゲーム行います。
これで30ドルです。
もちろん1ゲームのみでも、1ゲーム1シートのみでも可です。
当たったら100ドル、最終ゲームのジャックポット(6シート全部埋める)では1000ドル。
当たればその場で現金取っ払いです。
結果は・・ 惨敗でした・・
ろくにリーチもかからず・・
だからといって取り乱してはいけません。
隣に一緒に来た女子高生達もおり、大人の余裕さを出したい自分は、別にいいしー、て余裕な顔をしていましたね。
内心は金返せ、ですが。
ちなみに一緒に来た定年祝いのご夫婦がいきなり1ゲーム目でビンゴ当ててました。
記念撮影もしていて、いい感じでした。
自分は2日間やって2日とも惨敗でした・・それ以降もう2度としませんでした。
その後この場所で、昨夜見たアートギャラリーの絵画オークションをやるとの事で自分達はこのままここに居残りました。
無料でシャンパンが配られ、おっシャンパン飲みながら絵画オークションなんてかっこいいじゃん、と思いながら始まりました。
感想は・・司会者の英語が早口過ぎて何言ってるのかさっぱり分かりませんでした。
軽く目を付けていた物もありましたが、結局買う気にもならず。
買っている人もけっこういましたが、やはりこういうのは、本気で買う気モードで参加しないとあまり楽しめませんね。
だからといって直ぐに帰るのではなく、大人の余裕さを出したい自分は、シャンパンを飲みながら、分かってる振りをして、買う素振りを見せながら、聞いてました。
内心はやっぱシャンパン炭酸キツイなー、でしたが。
最後までいました。
これも経験です。
さあ、そろそろディナーの準備の為にキャビンに戻ります。
衣装と腕時計をフォーマルスタイルにチェンジし、ヘアースタイルを決め直し、ダイニングに向かいます。
俺ちょっと派手過ぎかなあ、と思いながら。
ダイニングに付き、一緒に来た皆さんの格好を見ると、何と80代ご夫婦は着物でした。
その手があったかー、と。
レベル高いです。
まあそれは決まってましたね。
けっこう目立ってました。
ダンディーな70代おじいちゃんや、英語が堪能な旦那さんは何と蝶ネクタイをしてました。
実は自分も最後まで、蝶ネクタイを買おうか迷っていたんです。
ちょっとやり過ぎかなあ、と思いやめました。
他にも蝶ネクタイをしている方はけっこういて、全然やり過ぎではなかったですね。
添乗員さんは胸元ざっくり、スリットざっくり一番露出度高かったです。
一緒に来た皆さんからは、大人の余裕さは感じていましたが、ファッションについては、もうそんなに拘りはなくなっているのかな、と思いましたが、全然そんな事はなく、TPOをわきまえ、決める時にはきっちりと決めてきていました。
さすがでしたね。
この日のディナーは食べ過ぎない様に程々に抑えました。
ディナーを終え、ウエルカムパーティーに向かいます。
場所はやっぱりここ5F中央です。
シャンパンタワーが積まれ、既に人がうわっと思う位たくさんいました。
皆さんドレスアップしてましたねえ。
男性はどちらかと言うとダークなカラーが多かったですが、けっこう蝶ネクタイをしている方がいたり、派手めなシャツを着たりで、ちょっと普段とは違う華やかさを出していました。
皆さんと比べて自分は、なかなかのレベルだったと思います。
見た限り、ワインレッドとネイビーの組み合わせはいませんでしたね。
この様な場なので、全然派手過ぎるという事はなく、むしろもう少し明るいカラーにして目立ってやっても良かったかなと思いました。
それよりも、自分の奥さんの方が目立ってました。
すれ違う女性客の視線はよく奥さんの方を捉えていました。
すれ違って、自分が振り返るとその女性客も振り返っていて奥さんのバックショットも捉えていました。
後ろがパックリ割れているワンピースだったので後ろの方がインパクトあったのでしょうね。
こんな事が何回かありました。
やはり女性は女性のファッションをよく見ているのですね。
自分も見られていたはずです・・
そうこうしていると、ついに船長登場。
船もデカイですが、船長もデカイです。
クルーのお偉いさん達を紹介し、国別乗客数ランキングをを発表していました。
たしか1位アメリカ、2位カナダ、3位オーストラリアだったと思います。
日本は最下位に近かったんではと思います。
少ない方が良かったので、全然構いませんせんが。
対し、クルーの方はアメリカの方はもちろんですが、フィリピンの方が多かったです。
フィリピンのクルーの方には、パッキャオ~、ドネア~、と言うとたいがい盛り上がります。
やはりあの2人はフィリピンにとって英雄なのですね。
何よりファイトスタイルがかっこいい。
パッキャオの素早い踏み込みからの左ストレート、ドネアの左フックカウンターは素晴らしいです。
西岡VSドネア戦は本当に燃えました。
日本人過去最高のビッグマッチでした。
あの時西岡が・・・おっとボクシングの話しをするとそれだけで1冊書けてしまうので、これ位にしておきます。
一通りのセレモニーが終わり、料理長によりシャンパンタワーにシャンパンが注がれていきました。
もちろん乗船客も注ぐ事ができます。
もちろん船長との記念撮影もあります。
シャンパンタワーの順番待ちをしていると、直ぐ後ろにイタリア人ご家族がいました。
やはりファッションの国イタリアはレベル高かったです。
3世代で来ており、息子は30代位と思いますが、ピンクのチェックジャケットにブルーのパンツで、髪はオールバックで、超かっこ良かったです。
イタリアの若きブラッドピットといった感じでした。
思わずオ~ナイスジャケット、と声を掛けてしまいました。
向こうも自分にナイスジャケット、と返してくれました。
自分はろくに英語は出来ませんが、直ぐに出川イングリッシュで声を掛けてしまいます。
父親は白×黒のチェックジャケットに黒のパンツで、白髪をきれいにセットして、これまた超かっこ良かったです。
イタリアのジョージクルーニーといった感じでした。
奥さんがこれまた華やかなドレスで長い髪をオールバックで後ろで束ねて、超きれいでした。
この奥さんはこの日だけでなく、いつもこんな感じで決まってました。
さすがファッショニスタ、イタリアでした。
相当な意気込みで望んだこの日は、とても素晴らしく華やかな日になりました。
今回の様なドレスアップをして自分を着飾ると、ほんの少し自信が増す様な、ほんの少し自分が高まる様な、そんな気になります。
ファッションにはそんなパワーがあると思います。
シャンパンタワーにシャンパンを注いでいる時は、自分がこの日の主役の様な、自分が一番目立ってるんじゃないかと、そんな気になってました。
また、皆さん自慢のファッションを写真に収めようと、色んな所でたくさん写真を撮っていましたね。
もちろん自分達もです。
数え切れない程、色んな人達にシャッターを押してあげました。
もちろん自分達もたくさんシャッターを押してもらいました。
そんな各国色んな人達と写真を撮り合って、お互いのファッションを褒め合い、時にはそのファッションに影響され、そんな交流をしていた時間が一番楽しかったです。
もちろんこんな華やかな経験は初めてであり、楽しさと共に、何か新しい自分が見つかる様な、もう一歩踏み出して行ける様な、この旅を終える頃には何か自分の価値観が変わっている様な、そんな気持ちにさせる極上のフォーマルナイトでした。
第一部完