以前買った雑誌にボクスターが特集されていて "GETAWAY CAR"という表現がされてました。
"Get away" : 直訳すると「逃げる」ですが、意訳すると解放されるという意味もあると思います。
私にとってケイマンは正に「解放」という表現がぴったりです。
日頃の喧噪から逃れて写真のような山道をドライブ出来たらどれだけ幸せか・・。
当時この雑誌の表紙には本当に憧れました。
こういった意味の「解放」もありますが、私の場合、ケイマンを買った事自体が既に「解放」そのものだったのです。
以前から嫁さんに、車は4ドアでなきゃ駄目、オートマでなきゃ駄目と言われてきました。
嫁さんも運転する、子供もいるので2ドアは不便という事を考えるとそれも致し方ないと思います。
私は常々2ドアクーペのマニュアルが理想だったので、それを言われた時点で一番欲しい車は断念せざるを得なかったのです。
そして与えられた条件を守って買ったのが前車のレクサスISでした。
ただこれが当たりというか、本当に良い車で、そのデザイン、走り、プレミアム感、4ドアである事の利便性も含めその全てを楽しみ、本当に充実したカーライフを送る事が出来ました。
そんな中でもマニュアルに対する思いはずーっと燻っていてむしろどんどん強くなり、一方でISをあまりに大事にしていたので、嫁も傷つけるのが怖くて実質乗れなくて、もうオートマでもマニュアルでも乗れないなら一緒、という考えに変わっていきました。
こうして4ドア、オートマの条件からめでたく解放されたのです。
それ以外でも仕事の関係上、某国産メーカーの車でないと駄目というしがらみもありました。
特に物理的制約は無かったのですが、後ろめたさがあって自分の心のしがらみから解放出来なかったのです。
今は通勤に車を使ってないので、このしがらみ感が薄れました。
金額的にも当然制限はありました。
ただ何事も縁というか、タイミングというか、家のローンもあと少しで終わり、上の娘も来年社会人になるので、そういった面が少し見えてきたというのもあります。
細かいところでは、外車なので180Kmのリミッターもなく(もっと高い所ではありますが)、クルコンの110Kmの制限もありません。
気分だけの問題ですが、こんな制限からも解放された感はあります。
こうして色んなしがらみから解放され、ケイマンを手にする事が出来た事は本当に幸せです。「意志あるところに道あり」
これからこの車で色んなところへ逃げようと思います。
Posted at 2018/06/09 00:38:31 | |
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