さて試乗したのはアベンチュリングリーンという少し変わった色「アベンチュリン」は深みのある緑の天然石ですね。
写真で見たとき、後ろが少し重たい感じが気になってましたが、、
実車を見るとそんな事は吹っ飛んでしまうぐらいカッコ良く、高級感が漂います。
ドアハンドルがフラッシュサーフェス化されていて開けにくかったですが、慣れれば問題ないのでしょうか?
内装も含めデザインは伝統と先進の融合。
いわば温故知新(?)というか原点回帰というか。
確かに似てますね。いつも思いますが、早くからコンセプトがはっきりしていて、そこからブレないところがポルシェの良いところです。
徐々に大型化していくのは気になる所ではありますが。
大型化以外に上の写真で新型と旧型に決定的な違いがあります。
それは、オートマとマニュアルの違い。
新型にマニュアルの設定はなく、今のところ出る予定は無いようです。。
やはりそういう時代ですか。。
強大なパワーを受け止めるギアボックスが無いのも一因のようです。
カレラ4Sの場合、0−100はたったの3.4秒。ギヤボックスもさる事ながらシャーシももはや4駆でないと受け止められなくなりますね。
(2駆の方は0.1秒遅い3.5秒)
スポーツカーを作り続けてくれるのは有難い事ですが、一方でパワー競争に陥るとどこかで破綻する気がしてなりません。ニュル最速だけがステータスではないはずですが、スーパーカーメーカーとしてはやはり最速の称号が必要なのでしょうか。
内装もコンセプトをキープしつつ新鮮さもあって好きですが、シフトレバーだけは好きになれません。
なんですかね、この小さな電気カミソリのようなシフトレバーは。。
これからワクワクするようなドライブを始動させるという一種の儀式のような存在のシフトレバーを軽く見ないで欲しいです。(ちょっと大袈裟ですかね)
でもその儀式を大事にしているからこそE/Gスタートもポルシェは捻るタイプに拘ってきたと思っていたのに。。
指一本でペコっとドライブに入れてこんな大きな車を動かすなんて、いかにも「あなたの力(存在)はそんなに大きくなくて、車が全部やってあげますよ」と言われているようです。(これも少し考え過ぎかも知れませんが・・)
試乗した感想ですが、街乗りのみでしたが、重厚でフラットでパワーもあって、ケイマンより静かで乗り心地も良く、非の打ち所がないです。
ハンドルも小径で良く切れるのも流石です。バリアブルレシオのようですが、違和感は全くありません。
スポーツ+モードにすると静かだった高級車が突然野獣に変わったかのように吠え出しました。これも大袈裟に聞こえますが、乗ってみるとわかると思います。
こんなものに試乗してしまうとケイマンが色褪せてしまいます。。
目に毒なので二度と試乗しません(笑)