
本日11時頃、2年間共にしてきたヴィヴィオが北海道の新しい所有者のもとに運ばれていった。天候は最悪。業者の方も引取り時の点検を省略するほどだ。
発送の30分程前、発送準備を終えてすっきりと片付いた車内に乗り込みIGキーをひねる。聞き慣れた元気な声を上げてエンジンがかかる。
人はうるさいと顔をしかめるであろうその音を聞いて俺はヴィヴィオの調子を確認し、安心する。まだまだ元気だ。
シートバックを倒してみる。
Rrシートが取り外されているため、フラットになりとても寝心地がいい。
ヴィヴィオの声と脈動を感じながら昔を思い出してみる。
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まだ車を購入する前俺は、小さくて速くて操る楽しさを兼ね備えており、なおかつ他人があまり乗っていない車を探していた。
ヴィヴィオはスーパーチャージャー+4気筒、4輪独立懸架といった競合車群の中でも異色のスペックを持つ存在であり、俺は心が惹かれた。
その中でも四駆でM/Tとゆう希少モデルが欲しくなってしまった俺は、中古車雑誌を読みあさり、携帯のWEBで検索しまくった。
やっと見つかったそれは広島県の店にあった。
43万円とゆう普通に考えたら高い価格だったのにも関わらず、俺は電話と送られてきた資料だけを参考に購入を決意した。
その話を聞いた上司や先輩にあきれられた。辛かったが当然の反応だろう。
今考えたら自分でも無謀な賭けだったと思う。俺を信頼以上の働きをしてくださった販売店の方に感謝している。
そうこうしてヴィヴィオが納車された。想像以上に綺麗だったのを覚えている。
初めての愛車にテンションの上がりきった俺は会社に帰ってくるなりヴィヴィオに乗り、用事もないのにあちこちを走り回った。
気分が良いときは広い道で9000回転まで回したこともある。
常用域ではスーチャーがミャーミャーと音を立てており、猫が鳴いているように感じていたが、6000付近から猫が虎に急変した。
その咆哮(轟音)を聞いて今まで体感したことの無いドキドキ感を得た俺は、二度とやらないでおこうと思った。
しかし友達を乗せるたびに同じドキドキ感を味合わせたくなり、レッドまで引っ張った。
ヴィヴィオは走行距離80000km以上にも関わらず、とてもホットだった。
現状に慣れてきたころから俺は取り憑かれたように内装の至る所をを赤く塗装していった。フロアカーペットの色に統一したいとゆうこだわりからだった。
寮のベランダがマイ塗装ブースになった。
ヴィヴィオから内装部品を外し部屋で塗装し組み付けるとゆう作業は、仕事を終えてからの夜中に行われた。週末を待てないくらい夢中になっていた。
灯下類・オーディオ関係・ウインドフィルム・外装等ほとんどの作業はDIYだった。我ながらよくやったほうだと思う。
1年も経つと赤い内装に飽きてきた。車内に落ち着きを求めるようになってきたのだ。
純正木目パネルやレザーシート、BBSホイール等、オークションで買いあさった。
今冷静に考えると高い買い物をしすぎていたと思う。
寝そべりながら見える範囲でもあちこち自分の手が加えられているものがある。
逆に手を加えてないところを探すほうが難しいほどだ。
そういえば運転する先々でもいろんな思い出があった。
ナビを付けるまでは地図を見ながら運転していたため、よく道を誤ったのも良い思い出だ。
雪山で急に2気筒しか点火しなくなり、アメリカンバイクのようなサウンドを奏でたのも良い思い出だ。
排気管に穴が空き、ブリブリ言わせながら走っていた頃もあった。
信号待ちのとき、ヘッドライトを点灯させただけで電圧不足となりエンストしたこともある。
…思い出されるのはハプニングがほとんどだ。普通ならこんな車嫌いになるだろう。
でも人からどう思われようが乗っていて楽しかった。大いに自己満足させてくれた。全く嫌いにはならなかった。
具体的に何がかは表現出来ないが、
とても良い車だったと思う。
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今日この後には次の愛車であるゴルフヴァリアントの納車が控えている。
ヴィヴィオに続いて良い車になるかどうかが大いに楽しみである。
最後にヴィヴィオに関わった全ての人たち、みんカラで整備手帳やパーツレビューを書いている方々(無断で参考にさせてもらいました)、ありがとうございました。
そして初代愛車であるヴィヴィオにもありがとう。北の大地で元気に駆け回ってくれることを願います。
Posted at 2008/08/30 12:56:36 | |
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