防衛省の官製談合で世間が騒いでおりますが、UH-Xをどうしても純国産ヘリコプターにしたいという国の思惑も働いていると思われるから、関与したとされ首を切られる左官級幹部は可哀そうですね。
そもそも、入札なんて全て止めて随意契約に戻せば不正にならないのに・・・。アパッチで予期せぬ値上げを要求された防衛省が富士重と契約したがらなかったのか、真相は分かりませんが、ネタに困ったんでしょうかねえ・・・。ハイ再入札ということになれば、開発期間(調達も含め)がどんどん後ろにずれて、国防に影響を及ぼすと思いますが・・・
ヘリコプターで不正だって騒ぐなら時期FXをF35に選定した理由とかあいまいだと思わないですか?単純に空自の我がままでどうしてもステルスが欲しかった、その代わりにヘリコプターは国産にして国内の業者を守るからという思惑があったんじゃないの?とか勘ぐってしまいますね。
いずれにしても真相はもうしばらく待つしか分かりませんが、天下りの話も出ていたのでこの際言っておきますが、国内の防衛産業にかかわる事業者はほとんどが防衛省から再就職を受け入れていますよ。三菱・IHI・川崎の3重工を筆頭に、各部品メーカーに至るまで。恐らく自衛隊に入隊し2年間耐えると、優先して再就職斡旋してもらえるという制度がある為だと思われます。つまり、徴兵制の無い日本では、自衛官のなり手がどうしても不足します。そこで、若い子らに、自衛隊に入ると後々の就職も楽になるよと飴を与えている訳ですね。そのような制度は必要悪と僕は感じており、今回の報道がきっかけで、あほな民主党が天下り禁止!とかで制度そのものをやめてしまうようなことになり、後で自衛隊のなり手も居なくなり(怪我をしたり継続できなくなった後の補償も失う)、尖閣諸島は中国に奪われてしまう・・・なんてシナリオにならないよう祈ります。
価格値下げを要請か 防衛省幹部、川重側受注に便宜
2012.9.8 08:05
防衛省が発注した次期多用途ヘリコプター開発をめぐる不正疑惑で、防衛省佐官級幹部らが川崎重工業(神戸市)側に対し、入札の際に提示する価格を下げるよう事前に要請していた疑いがあることが7日、関係者の話で分かった。価格面で不利に立つ公算が大きかった川崎重工側に、受注させやすくする意図があったとみられる。東京地検特捜部も同様の事実を把握しており、官製談合防止法違反容疑などでの立件を視野に関係者の事情聴取を進め、受注の実態を調べる。
防衛省は昨年9月、次期多用途ヘリ「UH-X」の入札を公告。業者側が性能を満たした機体を提案書で示す企画競争入札が採用され、川崎重工と富士重工業(東京都新宿区)の2社が名乗りを上げた。事前の計画では、富士重工が現行の多用途ヘリ「UH-1J」の改良を想定したのに対し、川崎重工は自社開発した観測ヘリ「OH-1」の改造を予定していた。
関係者によると、当初は価格面で1機当たり10億円前後の開きがあったため、双方の計画を事前に把握した佐官級幹部らは、価格を抑えるよう川崎重工側に打診した疑いがあるという。川崎重工は提案書で最終的に「1機12億円」と設定し、今年3月に受注が決まった。
防衛省関係者は「そもそもOH-1は1機約20億円。その改造型が12億円という提案は『無理な価格設定ではないか』といぶかる声が省内外から上がった」としている。
Posted at 2012/09/10 01:11:55 | |
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