シャープ、住宅用太陽電池モジュール08年モデル発売
シャープは、国内向け住宅用多結晶太陽電池モジュールの『サンビスタ』2008年度モデル5機種を6月18日より発売する。
サンビスタの、切妻・陸屋根用「ND-191AV」では、モジュール変換効率14.4%を実現するとともに、耐風圧性能の強化により屋根への設置容量を従来に比べて平均で約1.5倍に拡大した。
5機種とも、メイン電極を従来の2本から3本に増やすことで集電ロスを低減し、加えて電極の細線化により受光面積の拡大を図った新開発の高効率セルを採用。これにより、モジュール変換効率の向上を実現した。
また、モジュール・架台の耐風圧性能を強化することで屋根の端近くまで設置することが可能になり、設置容量が大幅に拡大した。
同社は、長年にわたり蓄積した信頼性と技術力をもとに変換効率の向上と設置容量の拡大を図った新ラインアップの展開で、環境先進企業として家庭のCO2排出量削減に貢献するとしている。
価格は、4万6410 - 9万9330円。
変換効率14.4%は
多結晶タイプの太陽光モジュールでは変換効率がトップらしい。言わずもがなシャープは太陽光発電において世界一のシェアを持っているメーカーですが、素晴らしいなあと思うのは屋根への設置効率を上げているところ。
三洋製は確かに変換効率は一番良いし、発電容量も非常に大きいが屋根への設置という事に関してはモジュールの大きさ等で制限が大きいんです。
これは利益率の低い国内販売よりも輸出市場に向けよりコストを低減した製品になっている為なんですが・・・。
この点では日本国内において、また住宅用の屋根へ設置する事についてシャープのマーケットリーダーとしての姿勢は立派ですよね。
余談ですが、太陽光発電において発電効率が一番高まるのは
真南に30度の角度で設置するのが一番良いらしいです。つまり、6寸勾配の屋根に設置するのがベストなのです。
もう一つ言うと、後から設置される場合に屋根荷重等の問題が出てきますので耐震補強が必要になったりするケースもありますよ~。お気をつけて・・・
Posted at 2008/06/05 11:05:50 | |
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