2011年03月19日
先週の金曜日から一週間が経ちました。災害復旧に向けた取り組みが徐々に現れており、改めて日本人の災害に対する耐性を感じました。
以前何処かで読んだ本に欧米は石の文化であり、日本は木の文化であることが復旧能力に差をつけていると書いてありました。太平洋戦争以降に日本が目覚ましい成長を上げた事や、阪神大震災や中越地震後の復旧にしても日本人は不屈の精神?で素晴らしい早さで完了しました。現在神戸近辺を歩いていても全く災害当時を伺うことが出来ないくらいです。
阪神大震災では、僕が働く工場も被災しましたが、通常業務に変わったのはあっという間(に感じた)だったと聞いております。今回の東日本大震災でも、多くの人々、企業が被災しておりますが、必ずあっという間に復旧が完了してしまうことでしょう、そして人々の記憶から薄れて行くのかもしれません。
震災が起こる度に、地震に対する準備不足に苛まされますが、関西地方も対岸の火事では無く、東南海地震は30年以内で70%もの発生確率でやってきます。また東海・南海地震も同時発生する可能性が高いようで、東日本大震災と同様に津波の被害が取りざたされており、前回の東南海地震と同規模以上であれば、大阪の地下街は完全に飲み込まれ冠水し、和歌山地方には大津波が押し寄せると想定されているようです。とはいっても個人では準備することも少ないのですが・・・海沿いに住まない事と、地震が来たら地下からはすぐに這い出ることを心がけるくらいでしょうか・・・
いずれにしても日本は多くの災害(地震と台風が中心ですが)に見舞われる国です。大きな地震だったとはいえ、日本は間違いなく復興するし、更に強い国となれる事と思います。
追記しますが、民主党の対応とか管首相がどうとか枝野さんの対応がどうとかに突っ込む事よりもどうしたら日本が早く立ち直るか、如何に復興の手助けが出来るかをみんなで考える事が先だと考えます。東電の対応も含め、責めることより自分たちが出来ることを一人一人が考える世の中であることを祈ります。
Posted at 2011/03/19 07:46:16 | |
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