
ボーイングが787の初飛行をまたもや延期しました。正直、このボーイング787に関わる日本の航空機関連メーカーは多く非常に多くの期待を背負った次世代航空機です。
今月にも飛ぶと思われていた787がまたもや初飛行延期です。ローンチであるANAも怒り心頭です(多分)。今回延期された要因である機体側部を担当しているのは三菱重工と富士重工ですが、個人的にはまた三菱か!!という思いでいっぱいです。ご存じな方も多いと思いますが、自衛隊の次世代哨戒機P/X-1、輸送機のC/Xは三菱が担当する箇所の強度不足で未だに製造が開始されておりません。日本航空機械の夢である民営機に一番近いと言われているこの2機種からして三菱重工の担当箇所不具合から未だに日の目を見ておりません。真剣に研究して製造を行っているのか聞きたくなります。こら名航!!しっかりしろ!MRJにしても未だに25機という発注数量。個人的にはほぼ間違いなく失敗に終わるビジネスだと感じます。これら航空機事業の遅延による損害を被っている日本の航空機関連企業は数知れず、被害額は数千億円じゃすまないと思われます。日本の未来を背負っているという自覚のない企業は早く撤退して欲しいと切に願います。
ボーイング、787ドリームライナーのファーストフライトを延期
2009年6月23日エバレット発 ボーイングは本日、787ドリームライナーの機体側部(主翼と胴体の結合部分)の補強のため、ファーストフライトを延期することを発表しました。
この補強の必要性は、テスト機を使用した静止テストにおいて確認されたもので、事前分析では予定通りに今月中のフライトテスト開始が可能としていました。が、その後のテストやフライトテストのプラン修正の可能性を考慮した結果、効率的なフライトテストの実施には延期が最善であるとの決定が先週末に下されました。
ファーストフライトと初号機デリバリーの日程は、補強作業とフライトテストのスケジュールの組み直し後に決定します。なお、新しいスケジュールの決定までには数週間を予定しています。787型機チームは、引き続き第1号機を使用して最終ガントレットと低速地上走行テストを実行します。また、この補強作業は他の5機のテストフライト機とその後に製造する機体にも実施します。
民間航空機部門社長兼CEOのスコットカーソンは、既にチームメンバーによって数種類の解決策が見出されていることを明らかにしながら、「予定通りにファーストフライトを実施する一時的な方法はありました。が、我々が最終的に下した結論は、当社が取るべき道は開発をしてデザインをしてテストをする、そして完全な機体にするための補強を施すことでした。新型機の開発では、このような構造の修正は珍しいことではありませんし、これが機体素材の選択や製造プロセスの変更に直結するものでもありません」と語りました。
今回の予定変更を踏まえた財務ガイダンスは、7月に予定している2009年第2四半期の決算発表時に最新版をお伝えします。
今回の延期に関し、ボーイングでは電話会見を開催します。出席者はスコットカーソンの他、航空機プログラム担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるパットシャナハン、787型機プログラム担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーのスコットファンチャーの3名で、米国太平洋時間の6月23日午前7時(日本時間6月23日午後11時)より開始します。なお、その模様は、ボーイングのウェブサイト(www.boeing.com)にてご視聴いただけます。
Posted at 2009/06/25 23:22:58 | |
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