
今回も素人考察第2段(^^ゞ
ガルバニック腐食編(^^)
当方、素人のため間違いなどあるかもしれませんがご了承のうえご覧くださいm(._.)m
ガルバニック腐食とは、異種金属接触腐食のことです。
読んで字のごとく、異なる金属の接触による腐食です。
ガルバニック腐食は端的に言えば、異なる金属同士を接触させた状態で腐食環境に置くと、前回お話した鉄が錆びるような通常の腐食とは異なった様相を呈する。
原理的にはそれぞれの物質がもつ電位があり、その差が大きい金属同士であればあるほど腐食作用が大きくなります。
身近な例としては乾電池です。マンガン電池は、二酸化マンガンを正極、亜鉛を負極、電解質溶液は塩化亜鉛。
二酸化マンガンの方が亜鉛より電位が低いため回路が形成され発電する仕組みです。
この電位は高いほどイオン化傾向が小さい=腐食しにくい金属ということになります。
イオン化傾向が大きいものから順に並べると
カリウム-カルシウム-ナトリウム-マグネシウム-アルミニウム-亜鉛-鉄-ニッケル-錫-鉛-水素-銅-水銀-銀-白金-金
となります。
水素を基準に見た場合、それよりもイオン化しやすい金属を卑金属、反対を貴金属。
(あくまで相対的なもので、一般的な貴金属は銀よりも電位の大きい8元素のことをさします。)
(単金属で見た場合、不動態膜によって錆びにくいアルミニウムなどもあります。また、合金のステンレスは銅と同程度のイオン化傾向を示すらしい。)
若干話がそれましたが、この電位差によって卑な金属がアノードとなってイオン化(腐食)が促進され、貴な金属がカソード化によりイオン化が抑制(防食)されるわけです。
カソードを利用した防食方法というのもあります。
…と、ごちゃごちゃと書きましたが、車ではどうかという点において、GT-Rを例とすればアルミフェンダーでしょう!
さすがはメーカー!取り付けには樹脂部品が挟まれてます。修理や交換歴があるかたは一度確認してみることをお勧めします。もし、取り付けられていない、劣化によって割れているなどがあれば、純正部品または、同型の市販品でもいいので取り付けましょう。
(通常、鉄と同様地肌むき出しではなく、塗装なりコーティングされてるから直ちに問題となることはない…はず。)
要点としては、異種金属を直接接触させない。塗装や樹脂ワッシャー、ガスケットなどの利用。
車は走っても停まってても過酷な環境だと思うので、100%の対策はないと当方は考えてます。
雨天などで絶縁した箇所も回路形成するかもしれません。ですからある程度のタイミングでエンジンなどと同様こういったところも手入れは必須なのでしょう。
注:本稿は電食(迷走電流腐食)とは異なります。
P.S.:CFRP、カーボンは金属じゃないから関係ない…と思いきや、実は電位差があるようでガルバニック腐食に関係あるようです。
ただ、これらは航空機でもまだ実証などが足りないと思われ、車業界にフィードバックされるのはもう少し先のことになるでしょう。(あくまで私見ですm(._.)m)
長々お付き合いありがとうございましたm(._.)m
追記:昨日屋外で作業中、久々に感電しました(>_<)電気関連の軽い作業でも、ブレーカー、電源の切断、バッテリーターミナルを外す等してから作業しないとダメですね(*・・)σ
びびびっときました😅
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Posted at
2019/06/23 21:38:31