ビルシュタインのO/Hの後、帰宅中のチョイノリだけでしたが、やはりいろいろなシチュエーションで堪能したいお年頃・・・
まずは月曜日に、いつもの通勤路でフィーリングチェック。
買った当初から静かな車ではなく、最近はマフラーの籠り音もあり、まさしく走りを楽しむだけの車ですが、それでも快適になったとすぐに実感できました。
まず、ちょっとした段差(本当にそこそこきれいなアスファルト路面での凹凸)でもコツコツ、ゴツゴツと異音がしていたのが、コッコッ、トントンと落ち着いた音色、体感に変わりました。
車高も上がっていますが、その影響もあるとは思っています。
車両購入後にブッシュ交換等をしてアライメントをとってもらったときに車高を純正-2cmでお願いしていたのですが、今回のO/H時にはできれば車高は上げる方向でセッティングを考えていました。
というのも有名ショップのオリジナルショックの記事を読んだときに、Z4はリアのショック容量が少ないためバネを柔らかくするほうが良いという内容があり、O/H前にそのようなことを相談しておりました。
結果的にはショック容量云々の前にショックはへたり切っていたわけですから本来の性能も何もあったものじゃなかったのですが・・・(本当に素人のたわごとをほざいていた自分が恥ずかしいです)。
そういうこともあり、ショックに仕事をさせるにはある程度の車高を上げることが良いという判断、それ以外にはもともとラリーが好きで車高がちょい上がりの速い車が大好きな私としては趣味性の面からも車高は上げる予定でした(イメージとしてはロードスタOEMのアバルト124ラリーです)。
(しびれますね~。レスポンスの記事から拝借しました(法的に掲載に問題あるようならば削除しますのでお教えください)
結果的に補強プレートを留置することで車高は上がりましたが、それとともにプレートによる補強も微振動を抑えてくれたものと思います。
あとリアショックは整備記事の通り全く抜けきっており、バンプラバーも二段のものが一段につぶれていたことでほとんど底付きのまま走行していたとのことで、ボディーへの突き上げ入力がそのまま入っていたでしょうからいまさらながら恐ろしいことです。
通勤路ですから、基本的にタウンスピードでのハンドリングですがこちらに関しては著明な変化を感じることはなかったのですが全体的にレベルアップした印象を受けました。
唯一赤坂の高架の(ハイスピード?)カーブに突っ込んだときにリアのしっかり感がはっきりと感じることができました。
そして昨日、他施設への技術指導を理由にたまった有給(30日超)消化を兼ね、遠回りしつつ早朝にいつものお山に行ってきました(もちろん午前9時までにはその施設に到着していましたよ、責任ある大人なので!!)。
この日は午後から快晴だったのですが、この時間帯は富士山が拝めませんでした、残念!
登りは湯河原側から2速固定で上がってくるのですが、連続するヘアピン主体の道でハーフウェットの路面状況でも明らかに路面追従性が上がっていることが確認できました。もちろんハンドリングは最高です。
その後3(~4)速で高速ワインディングを1往復したのですが、速度が上がるとさらに足回りが機能していることが実感できました。
最近、すぐにタイヤがグリップを無くす感覚があり、ショートホイールベース故の問題と自己完結していたのですが、同じような速度域で走っても全くグリップを無くすことがなく(さらにはハーフウェットにもかかわらず)、それこそ走行中も手に汗をかくこともなく(それほど安心感があったということでしょう)、いやらしいスキール音も出ず、と本当に言うことなしでした。
減衰の設定は、O/H前は購入時に前後10/10でやたら固いと感じて前7/10、後ろ4/10としていたのですが、O/H後は前3/10、後ろ1/10で乗ってみてくださいと言われております(それでもO/H前よりは、もちろんショックの仕事をしたうえで、硬くなっているということでした)。
これも本当に良い塩梅です!。
もともとBilstein B16は固めらしいのですが、私自身純正を知らず、もちろん新品ビルとの比較体験もなく、コイルオーバー初体験がこのへたり切ったB16だったので、この設定でも硬さは感じられずむしろしなやかにさえ感じます。
これから乗り込むことでもう少し減衰は上げる方向になると想像できますが、今はもう少しこのまま楽しもうと考えています。(実はあるブツをまたオクで手に入れており、それを装着しての比較もしてみたいと企んでいる最中です。また流用物なので装着できなければ記事にすることはないでしょうが)。
ところで、雨も降っていないのにオープンではありません。
何故かと聞かないでください、まだまだ快適なオープン三昧には時間がかかりそうです・・・。