ちょうどそのころからまた下回りから異音が出始めていたのですが、この車は買ってからいろいろありすぎて、私の中ではどこから異音が出てもそれがこの車のデフォルト状態(経済用語ではない!もちろん)であるという認識に凝り固まっていたためそのまま放置していました。
ショックをOHしてから一度減衰を上げて硬めにしていたのでその影響かもしれないと考え、再度減衰を下げようと考えようやく重い腰を浮かせてジャッキアップしました。
でした。
目が点になる、頭が真っ白になるなどなどいろいろな表現もできたのでしょうが、声も出ずいきなり心悸亢進です(体に悪いったらありゃしない!)。
減衰調整などそっちのけで、すぐに左をジャッキアックしなおして再度確認しましたが、見間違いではありませんでした(当然のことではありますが、それでも見間違いであってほしいというほんのわずかの期待もしていたので。見間違いだったとしたら、それはそれで視力、認知力低下という別問題ではありますが・・・)。
心配だったのは取付ボルトが折れてしまったのではないかということでした。そうだとすればネジ穴に残骸が残って修理内容が増えてしまいます。
しかし指を入れて確認したところ残骸は残っておらず、まったくボルトが抜け落ちたようです。
それはそれで一安心だったのですが、今度はどのようにして応急処置を施すかという問題です。
しかし、捨てる神あれば拾う神ありです(だいぶ意味合いは違うことは承知で、なんとなく語呂が良いので使ってみました)。
(ちょっと横道にそれますが)当初からこの車をDIYでいじっていて気付いていたのですが、とにかくそこらじゅうでネジボルトが紛失しているのです。その最たるものがリアのストラットブレースがついていなかった事件ですが、アンダーガード取り付けネジだとか、最近では幌関係で、リアシェリフの上下位置センサーの固定ボルトなどどうしてこんな場所のネジがついていないのだ!、怒るよりいたたまれないことしばしばでした。
そうした時にFisherさんがボルト1台分を予備に購入という記事を見て、
”これだ~~~!!!”
、と早速ヤフオクで購入しておりました。
しかし中身も確認せず箱詰めのまま放置プレーだったので若干の不安があったのも事実です。
恐る恐る開封すると・・・
ありました~!!、しかもBMWあるあるの18㎜ボルトです。
F10のキャリパー交換時に購入していたメガネレンチも持っていましたので問題ありません。
ロアアームをジャッキで上げてネジ穴の高さを合わせます。
こんな感じでネジをはめて(もちろん最終的に締めこんでいます)いますが、ワッシャーがないのでショックのブッシュと直接接触することになりますのでそれなりの手締めでいったん終了です。
しかしショック自身の損傷がないか、残り3輪がどうかわかりませんのですぐにBSCフジノにメールをしました(ここまで1/30分です)。
割とすぐに連絡があり2/5に伺うことになりました。
当日はあまり負荷を与えないように高速でおとなしく向かい、到着後すぐにジャッキアップして確認です。
幸いなことに残り3輪は緩みもなく、左リアもショック自身は大丈夫のようです。
ビルシュタイン純正のワッシャーを加工して、さらに青のネジロック材を塗布して適正トルクで固定、完了です。
念のために右リアもいったん外してネジロック材塗布してくださいました。
ちなみにネジロック材は赤と青があるそうで、赤はかなり高熱にしないと外れないほど強固だそうで、今回使用した青は人力でようやく外れる程度とのことです。勉強になった!
作業前にいろいろ聞かれたのですが、やはりネジが緩んだ時点でコトコト異音が出るらしいのです。
正直に上記のように気づいてそのまま放置したことをゲロってしまいましたとも・・・
帰りは下道で確認しながらの走行です。
もちろん全く異常は出ません。
そして昨日休日出勤の際に確認走行です。
全く走行異常は出ず、オンザレールです!
下回り、特にタイやハウスからの異音も当然のように出ていません。
この状態を今後のデフォルト状態として認識しなければいけません、忘れないように!
当日午前は快晴だったため、帰りは久しぶりに首都高クルーズです。
しかも久しぶりにオープン走行です(幌はスムーズに開くのですが、閉じるときは人力でサポートしつつも何回にも分けなければ閉まらない状態はそのままでした。バッテリー交換で少しは改善していることをほとんど期待はせずに、それでも一抹の希望を持っていたのですが。ハ~~~です)。
C2→6→C1(外回り)→11→湾岸→9→C1(内回り)→11→湾岸→途中で大井PAでパシャリ!
そのまま神奈川方面へ。
スカイツリー、東京タワー、レインボーブリッジ、つばさ橋、ベイブリッジと、オノボリサン満開で存分に冬のオープンクルーズを楽しみました。
帰ってからは、まだまだ日も高いので、ちょっと気になる点もありジャッキアップです。
ジャッキを新たに追加購入してからやってみたかった両輪上げからの馬かましです。
ようやく自宅でも馬をかますことができるようになりました、感無量・・・
でやったことは、
ダストブーツが避けたところをタイラップで固定です。
リアショックの下部は特にダスト等気にする必要はないとのことでしたが、気持ちの問題です。
それとこれまでの一連の作業(確認)の途中に見つけてしまったのです。
それは・・・
これは右のマフラーハンガーです。
実は右リアのマフラー出口の外側のバンパーが熱で溶けており、DIYで取り付けの際にきちんと正中に合わせたつもりだったのですがハンガーゴムが切れたかもしれないと事前にeBayで購入していたので馬がかかったことで一気に修理することにしました。
こちらは整備記録に載せておきます。
なんにせよ、ようやく安心して乗れるようになりました。
まだエンジンチェックランプは完全に解決しておらず、幌の開閉不良の問題も残っています。
まだまだ飽きさせてくれない車ですね~~~、と強がっておきます。