エアロパーツは、車検に通らない製品もあるのですが
今まで車検に通っていたのに、いきなり通らなくなるとビックリしますよね。
でも、中古で買った車に最初からエアロパーツがつていたり
何も知らないで取り付けたエアロパーツが
実は車検に通らないなんてことは、たまにある話です。
なので、社外品のエアロパーツを買う場合は
保安基準に本当に適合しているのかを確認すべきでしょう。
だけど、すべての社外品で販売しているエアロパーツが
車検に通らないのかと言えばそんなことはありません。
なぜなら、保安基準に適合しないような製品を販売し続けていると
営業もできなくなることもあるからです。
だから、社外品のエアロパーツすべてが
保安基準に適合しないなんてことはないんです。
どんなエアロパーツが車検に通らないのかを
紹介していきます。
●リベットで固定をしたエアロパーツは車検に通る?
リベットで固定をしたようなエアロパーツは
車検に問題なく通ってしまいます。
ですが、エアロパーツが割れていて
危険があると判断された場合は車検には通りません。
つまり、中古部品を販売しているお店で
エアロパーツに「ヒビ割れ」や「割れている」というような「
エアロパーツは補修ができないなら買うべきではありません。
なぜ、エアロパーツが割れているとダメなのかと言えば
歩行者と接触した場合に歩行者がケガをする危険があるからです。
たとえば、割れていないエアロパーツで歩行者と接触しても
歩行者はケガはしないといえます。
ですが、同じような条件でエアロパーツが割れている状態で
歩行者と接触したら歩行者は何らかのけがをすることでしょう。
だから、エアロパーツは割れていたらダメなのです。
そして、エアロパーツは両面テープだけでは走行中に取れる可能性があるので
ネジなどで固定すべきだといえます。
そのほうが安全ですし他の交通の妨げになる危険度も低くなるでしょう。
場合によっては、両面テープだけで固定しているエアロパーツは
車検には通りません。
なので、リベットやネジなどで
エアロパーツはしっかりと固定したほうが良いでしょう。
●自作でエアロパーツを作成してしまう場合の注意点
自分でエアロパーツを最初から作成してしまう人がいます。
確かに、自分で作成できるとなれば
思いのままにデザインを決めて車に取り付けることができるでしょう。
しかし、その場合は保安基準に適合しない
エアロパーツになる可能性もあるので十分注意しましょう。
たとえば、エアロパーツのデザインで尖っていたり
突起のあるデザインになっていたら車検には通りません。
社外品を買うという場合などもエアロパーツの形状が
尖っていたり突起がないかなどもチェックしましょう。
●サイドステップを取り付けて車高が下がったら車検は通る?
実際は、車高に変化はないですが
エアロパーツのひとつで「サイドステップ」を
取り付けると車高が下がったように見えますよね。
ですが、車高の高さは保安基準で決められていて
車高は地上から9センチあれば問題ありません。
とはいえ、サイドステップを取り付けたとしても
計測の対象となるのは「マフラー」などなので
フルエアロにしても全く問題はないんです。
つまり、エアロパーツは最低地上高の対象にはならないため
気にしなくても全く良いというわけです。
ですが、バンパーごと交換する「エアロバンパー」は
構造物として扱われるので最低地上高の計測対象となります。
●いままで車検に通っていたエアロパーツがNGってどういうこと?
いままで、車検に通っていたエアロパーツが
いきなり
車検に通らないという判定を受けることがあります。
実は、今まで見つからなかっただけで
たまたま、しっかりと測定をする人が検査員となったため
車検に通らないという判断をされたのかもしれません。
基本的に、車検証に記されている車のサイズを超えてはいけないんです。
でも、偶然的にも本来通らないエアロパーツでも
何度も見落とされるケースは別に珍しくはありません。
理由は、エアロパーツの検査と言うのは
目視確認がほとんどだからです。
つまり、検査官Aが「このエアロは問題ない」と言えば
車のサイズが変わっていても車検に通ってしまいます。
でも、検査官Bが「このエアロはおかしい」と判断すれば
エアロパーツを測定して基準に満たしているかを確認します。
そうなると、今まで車検に通っていたエアロパーツ付き車でも
いきなり、車検に通らないという事が起きるんです。
3ナンバー車:全長±30mm、全幅±20mm
5ナンバー車:全長±30mm、全幅±20mm
車のサイズの基準は以上の通りです。
そして、ディーラーで車検に出す場合は
社外品のエアロパーツなどかなり厳しい目で見られます。
さらに、計測もされて少しでも車のサイズが変わっていたら
車検には通らないと言われるのは間違いありません。
こういう場合は「ディーラーに言われたからほかでも同じだろう」と
そのように勝手に思う人が多いんですよね。
でも、実際には「ホリデー車検」に
その足で車検の依頼をするとスンナリと
車検に通ってしまうことが非常に多いんですよ。
理由は、ディーラーは少しでも「グレー」な感じのパーツは
絶対に車検に通さないようにしているためです。
でも、ホリデー車検の場合は立ち合い車検で
目の前で車検をしているんですよね。
だから、エアロパーツによって車のサイズが多少変わっていても
車検に通ってしまうケースが非常に多いんですよね。