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2018年05月12日

大頭森山からの朝日連峰の眺め・前編

大頭森山からの朝日連峰の眺め・前編

2018年5月12日

この日は午後まるまる時間があったので、倉手山からの飯豊連峰か大頭森山からの朝日連峰の眺めを見に行こうと思い立った。どちらも車と徒歩の時間を合わせて、到達に3時間ほどかかる見込み。本当は朝早くに出発すべきである。

空を眺めると、飯豊の方は薄く靄がかかり雲も発生してきそうだった。朝日の方はまだ青空で空気も明瞭だったため、行き先は後者に決定した。


大頭森山とは? 朝日連峰とは?

大頭森山(だいずもりやま:984m)とは朝日連峰と月山の間に位置し、両者の有効な展望台として知られる山。実際に頂上は展望が開けた場所で、さらに周りの樹を超える櫓<やぐら>が建てられている。
登山口からの標高差が100mであり、登山未経験者でも容易に登頂を考えることができる。つまり車でだいぶ高いところまで登ってから、歩きに切り替わる山である(この点が後に問題となる)。

登山口まではブナの森を往く道路が続いている。新緑や紅葉の時期のドライブも楽しいと言われる。

やまがた山(山形県の情報サイト)
http://yamagatayama.com/?p=2071

朝日連峰は山形県の上顎の部分にそびえる山体である。主峰・最高峰は大朝日岳(おおあさひだけ:1870m)。標高としては大したことない、、、というか全国にはもっと標高のある山体が幾つもあるが、雪山としては2500m級と考えて差し支えないと思う。
SNSで同時期のいろいろな山の姿をチェックしてみると、特別豪雪地帯にある山の雪の被り具合は、プラス500~1000mのように思える。いま現在の朝日連峰の白さは、例えば飛騨山脈の2500m級の山々と同等に見える。

これはSNSでのチェックの話しで、自分でも実物を見てみないことにはハッキリできない。そのため、残雪期のうちに大頭森山から眺めてみたいと前々から思っていたのである。
グーグルマップの図
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北西から南東に並ぶ朝日連峰。これを北東側から大体等距離で眺められる位置にあるっぽい。


クルマでの移動

しかし私はこの地域を自分で走った経験がない。白鷹町までは自分で運転したことがあるが、その先の道路を意識して走ったことがない。国道の名前も細かい地名もよく知らない。

登山としてはあり得ない時間の出発である。山登り自体はあっという間という計算だったが、その登山口まで上手く辿りつけるか心配がつきまとった。道を大きく間違うと、どんどん登山を考えにくくなる。よって休憩もとらず写真もほとんど撮らなかったため、文章中心で出来事を述べていく。

スマホの地図アプリに目的地を入力すると、幾つかの経路が弾き出される。その中で最短の道に従って速やかに移動した。自分の生活圏はアプリにもない最短経路を往き、そこから離れるにつれ、逐一アプリを頼るようになった。

ヘアピンカーブを曲がるとき、一時的に月山や他の見慣れた低山がいつもと違う姿で目に飛び込んでくることがあり、いちいち「おぉ!」と注目した。お目当ての朝日連峰は、長井市を過ぎた時点で手前の山に隠れて以降、一度も見えなくなった。


第1の想定外

そうして、朝日鉱泉に向かう分岐で通行可能かどうか怪しい箇所にぶち当たった。
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ゲートは開いてるけど、通行止めの文字が…。何より対向車とのすれ違いが難しそう。

しかもこのすぐ右のAsahi自然観というリゾート地への分岐を延々と進んでしまい、慌てて戻ってきて「この道を?」っていう状況に陥った。

思案中も何台か引き返しているような車が通った。
アプリではこの道を40分ほど進んで登山口らしいが、自分の運転技術では無理だと判断した。この先に朝日鉱泉という朝日連峰への登山口があり、将来的に登山することになったら、ここを通ることにする。

頼っていたアプリの図。この西五百川郵便局の分岐が運命の分かれ道だった。赤丸のところで引き返すことにした。他の地図アプリでは表示されないような小さな道だった。


第2の想定外

こうして国道287号を目的地とは逆方向に進んで、大江町から登山口に向かうことにした。
予定は狂ったものの、まだ十分に登山の時間があると思っていた。街を抜け山道を進み、一車線の切り立った崖も慎重に進み、豊かなブナの森に入った。

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傾斜はややキツいものの、新緑のブナ・ナラの広葉樹が何となく快適に感じる道。クルーズちゃんでこういう景色を走るのは初めてなため、待避所で写真に収めた。

しかしこの直後、第二の想定外にぶち当たった。
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大井沢トンネルの手前。大頭森山自然公園まで2kmという分岐で完全に通行止めの看板Σ(・□・;)! 「雪崩危険 当分の間通行止め」


最初、この現実は「無理だった、諦める…」という印象がした。想定外の事態に振り回されすぎて、心が折れてしまった。もう時間がない。第1も第2も「雪」と「山」のことが関係する。豪雪地帯の見知らぬ土地の見知らぬ山への遠征は、簡単なことではないのだ…。
スマホは圏外であり、これ以上の情報収集は叶わなかった。(もしかしたら大井沢トンネルを抜けた先にもう一つ登山口まで接近できるポイントがあったかもしれない:そういうネットの記事もある)

この案内には古寺鉱泉の文字がある。古寺鉱泉も朝日連峰の登山口であり、この付近にあると知った。有名な山の登山口までの行き方が2つ分かっただけでも良しとしようと思った。

停めていたクルマに戻り、鍵を挿した。ここで、「舗装された2kmの道なら、自分の足だと3~40分で行けるのでは?」という考えが浮かんだ。この時点で時刻は14時チョイ前だった。

持って来た装備はスパイク長靴、少しの食料、1リットルの飲み水、上着と中に着るもの、熊鈴、登山ナイフ…。

「サ~ッと登ってみて、着いても着かなくても、とにかく15時になったら戻るって案…」
「もし遭難しても一晩なら耐えられそう。山仕事もする自分は、山中で方向感覚を失うこともない。怪我をしてもクルマまでは戻ってこれるのでは…!?」
「しかし時間かかってしまったため辺りが曇り空になってしまった。望み通りの展望は得られないかもしれないゾ???」

しばらく考え、ここから徒歩で大頭森山の頂上を目指すことにした。


徒歩による移動

ここから先はフォトアルバムで述べていく。「よい子の皆さんは真似しないでください」な内容かもしれない、少し。

大井沢トンネルから大頭森山までの登り

残雪期の朝日連峰の眺め(後編記事)


帰りの出来事

帰りの道中では、自分は見知らぬ土地を走るのが苦手なんじゃないかと思うことがあった。行きと同じ幹線道路を走りたかったのだが、何回も間違ったのである。
行きのときに曲がった箇所を、反対側の車線から見たときのイメージが上手くいかない。山歩きでは狂うことのない方向感覚が、車だと上手く働かない気がする。

それと、気がついたらシボレーのクルマの真後ろに付いていた。MWとかクルーズとは違う、輸入物の本当のシボレーだった。車種までは分からないが、後ろが観音開きの扉で、「どデカいクルマのブランド」というイメージそのもののジープ(?)だった。
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この状態で数十キロ一緒に走らせてもらった(^^;


まとめ・反省点

今回の反省点としては、スマホ・アプリに頼った予習がだいぶ不十分だったことが挙げられる。ただ単に経路を弾き出しただけでは、その道が二車線の快適な道か一車線の過酷な道か、または雪で通行止めになってないかなどは知ることができない。

山歩きが得意だったから何とか目的は達成できたものの、クルマでの遠征方法についてはまだまだ改善の余地がありそうだと感じた。まぁドタバタも含めて楽しいところもある。

カーナビはどうにも操作が慣れない。使う気になれない。自分は「ここに行きたい!」という情報をスマホ等インターネットで得る。そのまま経路も調べる。その調べた経路をスマホに持ちこんで移動するわけだが、今回は手酷い想定外に苦しめられた。

「経験不足」の一言で片づけられることかもしれないが、今後はストリートビューなどで道を詳しく叩き込んでから出発してもいいかもしれない。とにかく今回通った経路については、間違った箇所も含め、確実に自分の経験にはなった。
ブログ一覧 | シボレー・クルーズみちのく紀行 | 旅行/地域
Posted at 2018/05/13 20:24:09

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この記事へのコメント

2018年5月14日 11:55
「いろは」に吹きましたが、ご無事でないによりです

前走車、多分サバーバンの8代目か9代目だと思います(詳しくは無いですが)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%9C%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3
コメントへの返答
2018年5月14日 13:14
ブログ等SNSでは、いろはさんをアバターか顔文字的な意味合いで、たまに登場させてもらっています。今日は誕生日ですし(^^)
バカみたいなヘルメットによって、何もかもコミカルにしてくれるので助かっています。

サバーバンの情報ありがとうございました。シボレーのエンブレムが二台続けて並ぶのは珍しいのかもしれません、少し気恥ずかしかったですけど。

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りがとみ~ぬです。車には20年近く無関心だったけど、突然変わりました。よろしくお願いします。 その他の出没場所: ツイッター(音楽関連)→ https:...
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