『宇宙戦艦ヤマト2199』
第二章・太陽圏の死闘
(第3話~第6話)
先週金曜日(13日)で、先行上映は終了しましたが‥
万全を期して?w、見に行ってまいりました。(^_^ゞ
水戸方面から北関東道を一路西進!…宇都宮三川IC傍の『MOVIX宇都宮』へ。(^_-)-☆
大好きな作品映画を見に、愛車で程良い距離(片道約70km)のドライブも堪能できる‥
最高のシチュエーション!(^_^)v
今年4月の第一章に引き続き…栃木・宇都宮で『~2199』観賞。
今回は、映画館で販売予定のBlu-rayが直前に収録画像の不備が見つかったとかで、
直ぐの家庭鑑賞が出来ない事もあり‥
↓
2度目の観賞を、翌々日・月曜日のレイトショーへ。(^_^;
‥って、(例によってw)Blu-ray再生環境が整っていない事の方が第一の理由だったりしますが。(^_^;
更に今回は、
出渕監督&脚本家とのトークショー『ヤマトークナイト』が横浜でも行われるとあって‥
ちょっち無理をして逝く事に。(^_^;
『~2199』では初の宇都宮以外での観賞…
残り、8館も制覇してみたくなったり?w
ホール入口には、今月下旬にBANDAIから発売予定の‥
『~2199』版・1/1000ヤマトの模型が先行展示のサービスも。(^_-)-☆
トークショーには付きモノ!?の、Q&Aアンケート用紙。(^_^;
(採用者には、ポスターが貰える特典付き!でしたが…私のは採用されず。orz)
約100分間の映画鑑賞後、いよいよトークショーへ。。。
ステージ向かって左手には…
ツイッターでの実況を行う方が3人も?w待機。
(当日のトーク内容は
コチラからどうぞ。)
(先にも述べましたが‥)
今回、上映館にて先行発売予定であったBlu-rayソフトでしたが…直前に特典収録画像の不備が確認されたとかで発売が取り止めに。。。
劇場で配布された通販による購入案内用紙で入手する方法に変更。
前日に劇場で入手方法を聞いていたwものの…4月の第一章時の販売パターンから安易に構えていたら、入手し損ねると云う失態を犯すも‥
(今にして思えば…用紙の配布自体は費用が掛らないwので、直ぐに無くなるのも肯けます。^_^;)
辛うじて?wなんとかGetできますた。(^_^;
さァ、
次回は10月13日‥
第三章・果てしなき航海(第七話~第十話分)
‥
上映開始まで、あと90日…あと90日しかないのだ!(@_@ゞ
ここから、観賞後の感想…ネタばれありなので、御注意あれ。。。
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第一章『遙かなる旅立ち』に続いて、第二章は第三話から第六話まで。
尺にして100分程度なので、ようやく一本の長編映画らしいボリュームになりましたね。
(構成的にも一区切り付きますし)
今回は地球を出発して、火星宙域でワープ→トラブル?で木星・浮遊大陸で不時着後、波動砲の試射→土星経由で冥王星まで。太陽系内でのヤマトの活躍が描かれています。
劇場は月曜日の夜でもほぼ6割程度の入り(MOVIX宇都宮)。アフターファイブの平均年齢高そうな客層でした。
横浜の劇場では上映終了後には拍手が自然と出たりと嬉しかったり。(ファンだねェ!(^_-)-☆)
今回はガミラス側もきちんと描かれ、ドラマも盛り上がって参りました。
意外とシュルツ(CV:島香裕)に人望があったり、可愛い娘さんまでいる。あんな親父に何故だ!?w

「パパ、お仕事がんばってね」的なホログラム・メールを繰り返し再生しては、殺風景な冥王星基地の中で和むシュルツの図というのが、お約束的演出ですが手堅い。
これでもうシュルツが俄然、憎めなくなってきました。(^_^ゝ
しかもガミラス人同士で肌の色が違うという、旧作の矛盾点を「ガミラスは被征服民族を吸収した多民族星間帝国」という設定にしたので、冥王星基地のガミラス人が「辺境基地で酷使される二級市民」という描写になり、更に感情移入度が高くなります。
その分、上司であるバラン星のゲール(CV:広瀬正志)が、実に嫌みな男になっていい感じです。(^_^;
本作の見所の一つは、あのシュルツがガミラス帝国というシステムの中でもがく、中間管理職の悲哀を漂わせた家庭人として描かれる部分でしょうか。
‥それなりに人望もある。しかし管理職であって、将としての能力に弱いところがあるのもまた哀しい。
またシュルツは以前、ドメル将軍配下の軍人だったという設定もあり、きっとドメルの下にいた頃は有能な管理官だったのだろうなあとか、ゲールに蔑まれているシュルツやガンツからドメルを慕う発言が伺えるなど、まだ登場していないドメル将軍の為人が推察されて、なかなか楽しいです。(どうやらドメルは人種差別などしない人格者らしい。さすが武人!^_^ゞ)
またラストの冥王星基地壊滅のシーンで、部下のヤレトラー(CV:江川大輔)がシュルツの脱出艦を庇ってヤマトへの盾になる場面で熱くなります。(第一話で「沖田の撤退を援護する古代守」と同じシチュエーションにしてみせた演出も憎いデス。)
ガミラス側でもうひとつ特筆すべきは、デスラー総統の登場ですね(CV:山寺宏一)。www
テッパン声優を並べた配役の中に何故、山寺さんがいないのか不思議でした(以前は古代進役まで務めていたのに)。こりゃもう、ガミラス側の配役であろう――デスラー総統で無ければドメル将軍か?――と予想しておりましたが、これはあまりにも素晴らしすぎる演技です。
序盤の第一章では、背景設定と主役周辺の人間関係が主に描かれましたが‥
本作からはヤマト艦内の人間関係が徐々に広がりを見せ始め、旧作からのキャラと新作キャラが次第に関わりを持ち始める展開が楽しいデス。
まずは佐渡先生(CV:千葉繁)とナースの真琴さん(CV:佐藤利奈)。お陰で佐渡先生へのツッコミ役はアナライザーでは無くなってしまったのがやや残念。アナライザーは今回は艦橋勤務──と云うか艦橋の備品扱い──ですから、医務室にはおりません。
またアナライザーを森雪にまとわりつかせない、只のメカとして描いているのも新鮮です。この先、感情を獲得するエピソードがあると、なお嬉しい(スカートめくりはしないのかなぁ?w)。
艦内食堂の様子は旧作に比べて実に華やか。いたるところに女性乗組員の姿が。w
必要以上にカロリーを摂取しない?真田副長(CV:大塚芳忠…もう伏線?であることがヒシヒシと感じられる)の愛読書は中原中也。。。
ヤマトの艦内食に生鮮食料が豊富という設定──真田さん曰く、「(仕組みは)知らない方がいい」──にも笑ってしまいます。
副長が科学士官で、論理と理性の人と云うのが『スタートレック』みたいですねえ。しかも演じているのが大塚芳忠さんなので、尚のことにスポックとデータを足して二で割った感じがします。(^_^;
ちゃんとワープ前に「ワープとは…」と説明してくれる場面が入るのも嬉しい演出です。ワープした際には、森雪の服を透かしたいという作画スタッフの気持ちもよく判ります。
(メ号作戦以前に火星で戦死?した)山本の妹、玲(CV:田中理恵)と古代(CV:小野大輔)のツーショットに何やら穏やかで無い森雪(CV:桑島法子)と、森雪に対して失恋確定路線を突き進んでいく南部くん(CV:赤羽根健治)の末路も気になります。航空隊の加藤(CV:細谷佳正)、篠原(CV:平川大輔)と玲の今後の関係と合わせて、色々とドラマが盛り上がりそうで楽しみデス。
その分、旧作キャラの中で相原(CV:國分和人)の存在が薄くなっているように感じられるのですが…仕方ないのかなァ。。。
旧作のツッコミ処を片っ端からフォローしていく脚本も見事です。
(別にツッ込むつもりも無かったところまで、理由を用意する辻褄合わせの達人的脚本です。w)
例えば木星の浮遊大陸。地球に対するガミラスの環境改造の実験台という設定が巧い。
反射衛星砲も、本来は小惑星に点火して遊星爆弾化させる為の装備という設定。
また波動砲も、地球人のアイディアという設定にしており、ガミラス側には波動エンジンを兵器に転用する発想が無かったらしいという演出も巧いです
(浮遊大陸消滅の報告を受けたシュルツが「何をどうしたらこんなことが出来るのか」と首を捻る)。
もちろんイスカンダルにもそんな発想は無く…波動砲の原理を説明された森雪が顔を曇らせる演出にまたまた伏線?を感じます。
旧作との変更点も色々ありますが、特に気になる部分は…あまりありませんネ。(^_^)
ワープと波動砲をセットで描くという展開に、今回もまた何事にも中弛みさせないテンポ重視の演出を感じます。
サクサク進むのは宜しいのですが、予想していた「ワープ開始のカウントダウンに山本(♂)の着艦が間に合わないのでは」という描写が削られたのが残念でした。
(その分、山本(♀)はメ2号作戦でバリバリ活躍してくれますが。^_^;)
加藤率いるコスモファルコン──もうブラック(&コスモ)タイガーでは無い──もカッコいい。通称【はやぶさ】!…イマドキ、【はやぶさ】と呼ばれると、日本人としては嬉しくなりますね。これで名実共に『加藤隼戦闘隊』か。。。
それにしても丸刈り高校球児チックな髪型の加藤の実家がお寺だったという設定には笑いましたョ!
…コクピットの中では精神統一に般若心経を唱え始めるし。www(ホントに坊主だったのか。その割に殺生しまくりなのはいいのか?w)いやいや。地球人から見ると、まだガミラスは正体不明な敵なのだから「殺生」ではないか。。。
ガミラスの戦闘アンドロイドを鹵獲して「これがガミラス人か」と勘違いしている古代の姿も微笑ましい。この先、ガミラス人と地球人が変わらない存在だと知ったときの反応が楽しみデス。
その一方で…ガミラス人と地球人の差異と云うか、地球側のアナログ的描写もさりげなく描かれていますね。特に今般は「艦橋要員が双眼鏡を使用する」と云う描写に、こだわりを感じます。「目で確認」とか「手で触る」という描写を今後も発展させていく考えなのでしょうか。
こだわりと云うと…エネルギー弾と実体弾(≠波動カートリッジ弾に非ず!)の弾着描写の描き分けも素晴らしい。
また第三艦橋の使い方も斬新でした…潜望鏡装備か、う~む…確かに潜水艦に見えないこともないが‥。
最後に、旧作では土星の衛星タイタンで駆逐艦【ゆきかぜ】の残骸を発見するというエピソードが、エンケラドゥスに変更されておりました。やはり最新の天文データでは、タイタンよりエンケラドゥスの方が詳細だからでしょうか(土星探査機“カッシーニ”の観測に基づく描写がリアルです)。
SFモノとしては、土星の衛星エンケラドゥスと云うと、アーサー・C・クラークの『2001年宇宙の旅』を思い起こして大変、嬉しい。キューブリック監督の映画版『2001年~』では、モノリスは木星軌道上にありましたが、クラークの原作小説ではエンケラドゥスだったので…てなことを話しても、あまり関係は無いか。(^_^;
第二章のエンディング曲は「美しい地球を知る者よ」。第一章の「星が永遠を照らしてる」と並んで、作詞が畑亜貴氏なんですが、まさか全曲エンディングの作詞は畑亜貴なんですかね?
さすがに『ハレ晴れ愉快』や『太陽曰く燃えよ混沌』な歌には…ならんか。www
そして次回予告。『第三章~果てしなき航海~』は、いよいよ太陽系外に乗り出したヤマトの大航海が描かれる──様で、真田さんメイン?のエピソードが多そうなのも嬉しい。(^_^)
しかも今般のリメイクでは、堅物の代名詞のような真田副長にも浮いたハナシが?w…これは楽しみです。新見薫(CV:久川綾)には是非?w頑張って戴きたい!(^_^ゞ
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宇宙戦艦ヤマト | 音楽/映画/テレビ
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2012/07/15 10:56:34