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9月20日午前7時00分　広島市内の実家を後にし、県道70号から県道37号線と車をひたすら北へと走らせる。

この道は、母方の田舎に向かうためこれまで幾度となく家族と共に走ってきた、愛着のある道だ。

広島から三次への幹線道路である国道54号と比べ市街地を通らないこと、そして以前と比べて狭隘区間も少なくなったことから、広島から名古屋へ下道で帰る際にも好んで通っている。

市内から三次まで高速を経由すれば約90km、このルートで行けば約60km、時間は30分ほど余分に見ておけば大丈夫だ。

稲穂が黄金色に輝く田園風景の中をロードスターは往く。気温は15℃、運転席を心地よい風が通り抜ける。

とても懐かしい匂いがした。




小一時間も走らせると、日本海へとつながる江の川と併走し始め、志和地駅を過ぎたところで国道54号線と交わる。

ここから目的地であるマツダ三次自動車試験場までは15分とかからない。

時刻は8時15分、すでに入場は可能だがここで念のために給油と洗車を済ませておくことにする。

名古屋からここまで31.50Lの燃料を消費し、528kmを走破。（16.76km/L）

30分ほどをスタンドで費やし、いよいよマツダの聖地へと向かう。

近づくにつれ、すこしづつ感情が高まっていくのが分かる。

そしてついに三次ＩＣの交差点へ・・・・・



うわっ、ロードスターだらけだっ！！


三次の街がロードスターで埋め尽くされたのか？

対向車のみんなが笑顔で手を振ってくれる。

こちらも負けずに振り返す。

名古屋組のチッキぃ君（黄色のホイールはやっぱ目立つなぁ）やpecon君も列に混じっている。

高架下をくぐって列に混じる。

ロードスター渋滞。

前も後ろもロードスター。対向車ももちろんロードスター。



これは楽しい、楽しすぎる。

興奮の中、車はいよいよ三次自動車試験場の中へ・・・

（その２へ続く）