てっしゃんのブログ一覧

久々に自分の車のブログです。
とはいってもカローラではなく普段の足のマーチですが。

昨年末にヤフオクで買ったRS-Rの車高調を入れていたのですが、ジャンクばかりを集めたもので車高が全く変わらないという代物でした。

フロントはブラケットのロックシートが回らないので調整できず、リアはアジャスターがなくバネもニスモ製です。

リアスプリングはRS-RのBlack-iというかなり低くなるシリーズのスプリングを手に入れましたので交換すれば解決です。

問題のフロントですがブラケット自体は回るので最終手段としてロックシートを破壊すれば解決します。

ネジはM54P2でヤフオクでも手に入ることを確認済みです。
メーカーは販売店を通じて取り寄せとか面倒なことをいっているのでパスです。

左フロントを外してブラケットを外すと
なんしゃこりゃ⁉️

ロックタイトが塗られています。
しかも二度と緩めませんよ～の赤です。

これを緩めるには締め付けたトルク以上か高熱を加えるしかありません。
ショックをトーチで炙る訳にはいきませんのでハンマーで叩いてみましたがびくともしません。
当初の予定通り？破壊することにします。

ロックナットの凹部分にサンダーで切り込みを入れてタガネで叩きます。
うまくいけはこれで回るのでやってみると回り出しました。



ショック側のロックタイトを取り除きナットを外します。
回ることは回るのですがかなり固く回すこと15分、ようやく外れました。
案の定、ナットのネジはロックタイトで埋まっていました。



ねじ山は残っていますし変形もしていませんので再利用します。
ロックナットには大して力が加わりませんし、割りを入れた部分から拡がる様でしたらホースバンドで締め付けれは問題無いでしょう。

カジリとサビ防止のためねじ山にはロックタイトではなくネバーシーズを薄く塗っておきます。
さっさと組み付けて反対側も同様に作業しました。

しかしロックナットにロックタイトとは何をしたかったんでしょう。
走行中ステアリングを切ると緩むと思ったんでしょうか？

このメカニック？が触った車にはロックタイトが多用されているかもしれません。

制作当時は下請け的な感じで作業を行っていましたので多少納得のいかない箇所があります。

必要なパーツが欠品していたりまだ 届かないということもあり気になる箇所の手直しをしています。

まずはエンジンハーネスからです。

161アリストのエンジンハーネスを加工していましたが、アリストのECUはエンジンルームにあるため少し短くきつい取り回しになっていました。

また、最近はテフロン線でハーネスを作っていますのでAVSの太さと重さも気になります。
余っていたテフロン線+αで何とか作れそうなので作り直すことにしました。
こちらは材料やカプラーの追加発注も必要ですので手配中です。

もう一点、エンジンルーム内のヒューズにケーブルタイプのヒュージブルリンクが使われており、今となっては入手が大変です。
ここはスローブローヒューズとブレードヒューズの組み合わせに変更します。
スローブローヒューズボックスはある車の流用なのですが最近は入手困難になりました。
カプラーとターミナルで接続するので使い勝手いいんですけどね。



ブレードヒューズボックスは海外製の汎用品です。



こちらは見た目の割にはしっかり作られています。
特に端子は厚みのある素材で出来ているので耐久性も高そうです。

ここの周辺のケーブルもついでにグレードアップします。
こちらはテフロン線ではなくポリフレックス線を使います。

テフロン線と同様に耐熱難燃被覆なのですがこちらの方が柔軟性があります。
単色しかなく同じ太さで比較すると流せる電流は少し低いのですが、かなり太いケーブルもありますので電源やアースに向いています。

スターターやオルタネーターの+Bケーブルも交換するかもしれません。

エキマニやタービンなどの放熱源自体を断熱すれば効果高いのはわかっていますが
耐久性を犠牲にすることもありますので遮熱板や遮熱チューブで個別に保護していくことにします。

厄介なのはタービン出口です。
クラッチマスターとの距離があまりなくやスロットルケーブルが近くに通っています。

またフロントパイプはスペースの都合上、割切り溶接による作成方法になっています。

断熱材を巻くと恐らく割れるでしょうが、割れたら作り直すか溶接し直せばいいので巻いてしまいます。

ホースやワイヤーにも断熱チューブを通します。
エキマニの近くもヒーターホースが通りますのでかなり厳しいところです。
断熱材に通しステンレスワイヤーで固定します。

ウエストゲート周辺もタービンやウエストゲートのホースがたくさん通っています。
メッシュホースやシリコンホースなど耐久性が高い素材を使いつつ遮熱材も併用しています。





ステアリングラック周辺と燃料ラインには遮熱板を取り付ける予定です。


これだけやっても予想外のところが焦げたり溶けたりします。

マフラーも厳しいのですがこちらは走ってみて考えることにします。

今日からはこちらの車両の作業です。
あるショップからオーナーの依頼で引き揚げたものです。

こちらもLINKのStormを使う予定です。

現在エンジンは載っているもののクラッチ、ミッションなどが載っていないのですが
エンジンをOHするため外しただけで付いていないパーツもほとんど完成しています。
ミッションはリフトがないと厳しいので空き次第作業予定です。

簡単に仕様を説明しますと

車体はS130Zでエンジンは2JZです。
以前ブログに書いていたエンジンで私が組んだものです。

CP 86.5mmピストン
MANLEY H断面コンロッド
HKS　264°カム

ボルグワーナーEFR8374タービン
TIAL44mmウエストゲートX2
トラストJZA80用改ツインウエストゲート仕様エキマニ
ワンオフフロントパイプ、マフラー

ワンオフサージタンク
90mmスロットル
海外製インジェクターデリバリーパイプ
HKS850ｃｃインジェクター
ボッシュ044ポンプX2

エンジンスワップやワンオフパーツもほとんどが私の作業です。

ECUはオーナー持ち込みのEMS8860でしたが可変バルタイに対応しておらず
AUXで対応できないか考えてみましたが制御パターンが複雑なため断念しました。

トラストのVマネージとの併用も考えたのですがどう考えてもECU交換の方が
スマートでセッティングもやりやすいのでオーナーに提案したところ了承を得られました。
同時点火からダイレクトイグニションの変更も行います。

LINKへの換装はピン配置が違うだけ差し替えればいいはずなんですが
よく調べると少しおかしいところがありましたので修正します。
このハーネスも私が作ったんですが(^_^;)

ばらしたついでに中途半端だった各部の熱対策も徹底的に行いますし、
社外メーターの取り付け、エアコンの取り付けも行います。

今月中にエンジン始動できるとは思いますがやることが多すぎて完成は未定です。

相変わらずISCVは動いていませんが街乗りできるレベルにはなりました。

Stormも最近のフルコンらしく、燃料マップはクローズドループラムダである程度自動調整してくれます。

ただし自動調整を行うには一定時間同じマップを読み続ける必要がありますが、
マップによっては加速や減速時にしか読まない箇所もあります。
また高回転高負荷では合っていない状態での運転は、エンジンに負担を掛けてしまいます。
ですので必ず手動での調整は必要になります。

ここでLINKのソフトにあるミクスチャーマップという機能を使います。

これはログデータの空燃比の平均値、目標値、サンプル数から計算し
目標値からどれだけズレているかを数値化しエラー値として表示してくれるものです。
またエラー値が大きくなるとどんどん赤くなるため視覚的にも一目で解ります。

エラー値が大きい所の燃料マップを修正したら走行しログを取る。
これを繰り返すとセッティングが煮詰まっていくという仕組みです。
それだけじゃセッティングできないんですが随分楽になりました。

車検整備などもあるので続きは車検後に行います。
この車の車検は私の作業ではありませんので明日からは違う車となります。