知人からの修理依頼です。E25キャラバンのパワステのオイルクーラーからオイルが漏れているので交換したいとのこと。オイルクーラー自体は4本のボルトでフレームに固定されているのですが、フレーム側が腐食しているためにディーラーでの交換を拒否されたらしいのです。
点検してみるとオイルクーラーにオイル漏れがあってポタポタと垂れてきています。そして固定しているボルトは明らかに錆びて折れそうな気配が…。
まずはオイルクーラーに繋がっているホースを2本取り外します。そして、オイルが漏れてこないようにカシメておきます。片方はカシメられなかったのでボルトを差しておきました。
早速取り外しにかかります。手前の2本はボルトが折れたとしても修正(ドリルでもんだり)できそうなのでそのまま外しました。案外折れることはなく外すことができました。奥の2本は修正が手間取りそうなのでブラケットは残してオイルクーラーとの嵌め込みから外すことにします。
奥側の取り付け部分です。嵌め込み部分の2本のボルトが折れてしまいました。それとブラケットが留まっている上方パネルは腐食してブラケットもグラグラと動いてしまいます。
キチンと修理するならパネルを切り取って同じようなパネルを作成、それを溶接で取り付けるのですが今回はオイルクーラーのみの交換で進めます。
今回は中古のオイルクーラーにて交換となります。新しいオイルクーラーを取り付けました。奥側はブラケットに嵌め込んで折れたボルトは補修しないでタイラップで固定しました。ホース類もオイルクーラーに繋ぎ直しました。
オイルクーラーの交換が完了したのでパワステオイルの補充をします。E25キャラバンはパワステオイルのタンクの場所が大変入り込んでいます。ざっくりいうと運転席の下側にあるのですが、助手席のようにシートを起こしたらご対面というわけにはいきません。ということでボルト4本を取り外して運転席シートを取り外します。そして、その下のパネルを外します。
そのパネルを外すとラジエター横にタンクが出てきます。オイルクーラー、ホースを外したことでラインにエアが混入してしまっているので、まずはオイルを補充します。そしてハンドルを左右に数回、エンジンをかけてハンドルを左右させてエア抜きします。パワステからギャーという異音がなくなったところでオイル量を確認して終了となります。
Posted at 2019/02/02 19:03:17 | |
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