白い蕎麦の花を
彼方此方で目にするようになりました。
もうすぐ、新蕎麦の季節♪
ということは・・・
今の時期、蕎麦粉のコンディションは暑い夏を越えて
少々くたびれ気味?
低温貯蔵庫で通年良い状態を確保する蕎麦屋もあるようですが、
苦労されている話も聞きます。
夏休みの消化でたまたま平日に休みが取れたため
何処の蕎麦屋へ出掛けようかと一思案。
休日は混みそうな処・・・「
ふじおか」に電話するも休業中と(涙)
そこで近場ながら並ぶのがイヤでなかなか行けない
「
せきざわ」に
流石平日、待ち時間無しの直入
初めて来た時はGW明けで40分待ちだった(笑)
出汁の香り高く、かえしの角も程よく取れた逸品の蕎麦汁は実に上品
「三昧そば」の一品目
十割「生粉打ち」
蕎麦粉にとって過酷な時期ゆえに香りは正直期待していなかった。
確かに新蕎麦の時期程の鮮烈さはないが、それでも十分満足な蕎麦の香り!
十割の持つざっくりとした喉越しではないが、これはこれで上品な蕎麦。
二品目
変わり「青じそ」
シソの仄かな香りが清々しい。
更科に近いプリプリした歯応えも良い感じ。
三品目
九一「粗挽き」
粗挽き好きの私としては最も期待していたのだが・・・
少し柔らかい歯応えと部分的に生暖かさが^^;
水で締める時間が短かった?少し残念。
少し涼しくなったので〆は「かけ」
かけの汁は蕎麦汁をさらに繊細にした印象
これからの時期は七味でいただきたい。
人気があるのが良く分かる、確かに美味しい蕎麦。
特に蕎麦汁の秀逸さは群を抜いている。
蕎麦自体はこの時期にこれだけの香りであるから
上質なことは間違いない、だた好みが分かれるところでもある。
並んでまでとは思わないが、通年で高品質を維持するお店。
チョイと訪れるには十分満足。
さて日を変えて
「ふじおか」にどうしても未練が残り・・・ここに来てみた
「
石臼挽き蕎麦香房 山の実」
以前「ふじおか」の弟子筋ではないかと噂が立ったが実際は違う。
前回訪問した時・・・SLのバリオルーフが閉じなくなった因縁の場所でもある(爆)
普段はつけものが「通し」だが
この日は涼しいからと「そば粥」が出てきた。
嬉しい心遣い♪
持参の七味を一振りして頂く。
十割「生粉打ち」
新そばと見紛う緑がかった色、そして抜群の香り!
抜群の歯応えと十割ならではの喉越しを持つ逸品!!
そばのゆで汁にも七味(笑)
そもそもこのお店はスキー場に併設したゲレンデホテルの食堂
スキーで忙しくなる11月末から4月末までは何と蕎麦は休止!
新蕎麦はその年に一ヶ月も味わえない。
その反動か主人の意地か、9月下旬でこれだけの美味い蕎麦♪
結論、この二店においては夏越の蕎麦でも十分美味かった♪
それならば・・・新蕎麦はもっと旨いのか^^?
ちなみに山の実には
ピザ窯があり
蕎麦粉入り生地のピザもメニューにある。
写真はベーコンと卵のピザ
生地の焦げた部分に蕎麦の香りが強い。
ベーコンの質も良く卵が半熟のフィニッシュも良いが、生地は通常の小麦100%をミラノ風にパリパリに焼いた方が良いか?
蕎麦ピザもそこそこ美味しいが、
やはりピッツァはピッツァ屋に(笑)
Posted at 2010/09/20 19:37:09 | |
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