6/26午前中、東北自動車道、宮城県内にある長者原SAにてブランチ。
前日の夜、首都高で都内を脱出し、四号バイパスで北上した私。
明けの明星が見える中、白河で東北道に乗り、PAで睡眠。
そして暑さで目が覚め、走り出して、長者原でご飯です。牛タン100%のハンバーグを始め、東北六県の名物を使ったロコモコ「六魂モコ丼」(駄洒落……)を食べました。ハンバーグが美味しかったです。
MR-Sでの初の東北旅行です。もちろん屋根は全開、日焼け止めと冷房完備。
MGFと違って、オープンカーなのに、冷房がすごくよく効きます。さすがトヨタ。締め切って冷房をかけるとお腹が冷えてしまうので、屋根や窓を開けて熱い外気と混ぜるとちょうどいいくらいです。
というわけで、いつものだらだらした旅の記録です。
東北道から、秋田自動車道に入り、岩手県の錦秋湖SAから見た錦秋湖です。
どこかのPAから。

片側一車線で対面走行の高速道路は、東北でしか走ったことがありません。
秋田まで行く目的はここ。新しくなった県立美術館。

ここにしかない、藤田嗣治の「秋田の行事」が大好きで、四年ぶり三度目の訪問ですが、この新しい美術館になってからは初めてです。
前の美術館は、公園の中にあって、駐車場が少なくてわかりにくくて不便でしたが、商業ビルとともに、大きなビルの駐車場になっていました。とてもありがたいです。だからみんな、秋田の行事を見に行こう(ダイレクトマーケティング)
たっぷりと絵を見て、小腹を満たし、秋田市からは脱出してしまいます。日本海側へ出て、せっかく秋田市に北上したのに、もう南下。
海を見ながら、由利本荘市の道の駅いわきでお風呂。

この夕日が沈むのを見ながら、ゆったりと温泉を楽しみました。
そしてこの日は、スーパーでお総菜を買って車で食べて、にかほ市の道の駅象潟にて、早々に就寝。
27日金曜日。朝の四時前に起きました。

おはようございます。いまからこの、鳥海山に登ってきます! 写真の真ん中右寄りに、私のMR-Sがちんまりと。
何度かこのあたりにはドライブや友達との旅行で遊びに来ているのですが、立派な山なので、登ってみたかったのです。念願の鳥海山です。
朝日の中、鳥海山ブルーラインを登っていきます。
鉾立登山口に着きました。初めてですし、まだ雪も多そうなので、一番メジャーだというルートを選択。

この時期はまだ、登山者もこの駐車場に駐められるそうですが、夏は少し離れた登山者用の駐車場に駐めた方がいいとのこと。そんなことは知らず、登山者用と書いてある方に止めようとしたら、傾斜のために前の方で嫌な衝撃音がorz 車高に慣れるまで、あとどれくらいここをぶつけるんだろう。慣れてぶつけなくなったら板金しよう^q^
二つある入り口のうち、手前の入り口の傾斜は大丈夫でした。
さて、登り始めると、早速の絶景
一時間ほど歩いたところで、朝ご飯。夏のハイキングにも安心の衛生、コンビニおにぎり。
へたれ現代人なので、運動前に食べると胃腸が辛いので、いつも飲み物だけでごはんは食べずに登り始め、しばらく歩いたら朝食を食べるようにしています。

このすじこおにぎり、会社の近くのローソンでもかなり前に見た気がするんだけど、もうとっくにない。しかし秋田県は、さすがのすじこ文化。
私もいくらよりもすじこ派なので、すじこのおにぎりをもっと食べたいですよ、会社近くのローソンさん。
アイゼンをつけて雪渓を歩いて(東北にお住まいの方々はアイゼンなしですいすい歩いてましたが)

初めての山、しかもコースの半分は雪渓でしたが、この日は近くの高校の全校登山なる行事だったため、旗が細かく立てられていて道がわかりやすくてとても助かりました。
なんて運の良い。
まだ凍っている鳥海湖を見て
雪のない登山道を歩き
可憐なお花(多分ハクサンイチゲ)を見て
雪渓をひたすら登り

雪渓なので雲が発生しやすいのです。
辿り着いた頂上の広場から見た景色。この雪の谷を登ってきました。

この赤い岩の手前の谷が火口で、昭和40年代に噴火したそうです。そこから流れた溶岩で抉られたのが、歩いてきた雪渓。
毎度の琴ながら写真が下手で、遠近がよくわからない。
本当の山頂は、岩を登ったところにあるのですが、初めての山で、登り始めは360度見渡す限り他に人が居ない状態が長く、しかも馴染みのない雪の上で、気疲れしていたのでやめました。身体は元気だけど、岩を登る集中力が、もうない。せっかくここまで来たのに勿体ないですが、本能の声には忠実に。
また、山頂を制覇しに登りに来たいです。
同じところを下山

高校生や他の登山者で賑やかです。
一カ所道を間違えて、若干遠回りをしましたが、それはそれで別の道を通れて楽しかったです。
ずっとヘリコプターが飛んでいました。頭上を通ることも。

前の日から行方不明の方がいたそうです。この日に無事に見つかったそうで、本当によかったです。
同じ日に登った方のヤマレコを見つけました。
鳥海山 象潟ルート(鉾立⇒新山山頂)
さて、登山の終わりを惜しみながらも、無事に下山し、ブルーラインを今度は山形方面に下っていきます。
次の目的地は、山形県鶴岡市の三瀬です。建設の進む日本海東北道を安全運転。
旅館にチェックイン。

海の見える部屋キター! うみねこが多く、一晩中ニャアニャア鳴いてました。
お造りの美味しいこと。

運動の後のごはんとお酒は格別。
翌朝、周りを散策です。旅館の目の前が小さな漁港でした。

漁港や漁船を見るのが大好きなので、写真をとりまくり。
下の写真のトンネルから貨物列車が。
賑やかな温泉街でなく、周りに海しかないような旅館が良かったのですが、その上、漁港まであって素晴らしい。海水浴のシーズンは混みそうですが。
うみねこだらけ。
建物の隙間にひっそりとお堂があり、井戸の周りに三尊のお地蔵様がいらっしゃいました。手を合わせて、写真を何枚か撮らせていただきました。

すごく大切に祀られていました。海で亡くなられた方を供養するためにここにあるのでしょうか。
澄んだ美しい海です。
さて、次の目的地へ向かいつつ、海沿いをドライブします。
今夜から天気が崩れるとの予報でしたが、まだ晴れている海沿いの道を南下します。もちろん屋根はオープン。

国道113号。
次の目的地はここ。旅の締めくくりはいつものやつ(笑)。新潟、朱鷺メッセ。

これに合わせたために、鳥海山がまだ山開き直前だったり。
四年前の高速道路千円で、すっかり遠征癖のついた私は、AAAのツアーは東京近郊のライブにあまりいかなくなりました。新潟は去年もいきました。
メンバーの宇野ちゃん(写真の真ん中の女の子)がラジオ番組を持っていたので、ご当地会場として、宇野ちゃんの挨拶があったりして楽しかったので、また新潟。
朱鷺メッセから見える海。

先ほどと比べると水は大分汚いですが、漁港ではない港湾設備もかっこいいです。
ライブの後は、大雨の中帰宅。六月いっぱいまで高速道路が半額だったので、北陸道からの関越道で。大雨ですが、花火が見えました。
最後の雨以外は天候にも恵まれ、東北ドライブを思いっきり楽しんだので、しばらくは大人しく……できるかな??