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久々の晴天の下、晩秋の紅葉を愛でながら富山県の未訪問ダムを巡ってきました。岐阜県の荘川沿いを北上し、御母衣ダムを過ぎて県道451白山公園線へ。この道は長らく通行止めだったのですが10月17日に解除、再び11月上旬に冬季閉鎖となり、今シーズンはわずか三週間のみ通行可能でした。早朝4時にさいたまの自宅を出発、松本ICから上高地、飛騨高山を抜けて荘川ICへ。それでは、紅葉のダム巡りに行ってみましょう。


【白水ダム】
写真左上に霊峰白山の御前峯がわずかに見えてます。白水ダムはJ-POWERの発電用複合ダムです。ダム下では硫黄臭の湯気が立ち込めており温泉湯が川に流れ込んでいました。


【大白川ダム】
白水湖を形成するJ-POWERの発電用ロックフィルダムです。水はダム湖右岸から標高が400m下の御母衣ダムへ導水されて発電に利用されています。増水時には先の白水ダムから放流されるそうです。


【利賀ダム】
R156を北上し、五箇山を過ぎて山の神峠を越えて利賀村へ。このダムは、下流に建設中のダムが完成すると湖底に沈むのではないかと思われます。利賀ダムの下流側には道がないので、ダムマニアの中でも謎のダムとされています。


【仁歩水槽ダム】
利賀村からR471にて栃折峠を越えて八尾町へ。仁歩水槽ダムは富山県営の発電用ダムで、対岸の国道から見上げる位置にあり肉眼では見ることができません。また、アクセス道も立ち入り禁止で幻のダムとなっています。


【猿越ダム】
初日最後は、猿越ダム。R471を南下し岐阜県境に近いところにある富山県営の発電用ダム。一般の人はまず来ることがないような山深いところにあるダムです。


【やっぱり8番らーめん】
初日は650km走行で終了。富山から北陸道で小松ICに移動して投宿、夕食はいつもの８番らーめんです。翌日は中宮ダムを訪問し再び富山へ。


【祖山ダム】
南砺市にある関西電力の発電用ダム、R156は何回か通っていますが、天候に恵まれずいい写真がなかったので再訪です。今回は対岸の祖山集落からダムと副堤体を同時に狙ってみました。


【小牧ダム】
こちらも関西電力の発電用ダム。祖山ダムの下流にあるダムでバランスの取れた大変美しいダムです。


【宇奈月ダム】
以前に黒部峡谷のトロッコ列車に乗った時に来たことがあるのですが、撮影していなかったので再訪問。宇奈月ダムは宇奈月温泉近くにある国土交通省管轄の多目的ダムです。
これにて本日のダムは終了。二日目は黒部ICから埼玉へと646km走って帰還となりました。

ダムをあちこち巡ってますと、車で行けないダムが結構あります。幅員狭し、落石多しなどの理由でゲートで封鎖されているケースです。中には山道を歩いてしかアクセスできないダムもあります。このシリーズでは、そんなダムを紹介していきたいと思います。第四弾は石川県の中宮ダム。


【雄谷川渓谷】
岐阜県の有名な観光地である白川郷から、白山白川郷ホワイトロードという山岳スーパー林道を石川県に抜けると中宮温泉という鄙びた温泉があります。そこから断崖絶壁の山道を4km、荒れたダート道3kmを走って駐車。さらに、そこから尺イワナの住む雄谷川沿いを遡ること一時間でダムに到着。



【中宮ダム】
中宮ダムは、山深き谷底にひっそりと佇む齢85のダムです。登山道は巡視路になっているのでところどころ崩落箇所がありますがよく手入れされていました。管理されている北陸電力の方も大変でしょうね。