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CD23Cのブログ一覧

2013年11月11日 イイね!

水温スイッチ

水温スイッチコスモのチョークノブは水温が低い時は任意の引いた位置で保持出来るようになっています。

その構造はコントロールユニットからの電源がチョークワイヤーを保持する電磁石に通電する事でワイヤーを保持するようになっているのですが、コントロールユニットの保護回路が作動したり保護ヒューズが溶断するとコントロールユニットからチョークワイヤーを保持する電源が出なくなるのでチョークノブが保持出来なくなります。

私の白コスモも以前にコントローユニット保護回路の作動による不調がありましたがチョークが保持出来なくなるという特徴があるので原因究明の手掛かりになるんですが、不調でなくてもチョークが保持出来ない場合もあります。

配線やチョークマグネット本体は正常だと仮定します、今回は簡単に点検出来るものとして水温スイッチについて書いてみます。

水温スイッチは画像の矢印で示したものでウォーターポンプに取り付けられていて、水温が低い時に導通し、水温が上がると導通が切れるようになっている単純なものです。

コントロールユニットから出力されたチョークワイヤーを保持するための電源はチョークマグネットを通ったあと水温スイッチを通ってアースされる事で回路を形成しています、つまりアースを水温スイッチで導通したり切ったりしているのです。

水温が低い時は水温スイッチが導通しているのでチョークマグネットを保持する回路はアースが繋がった状態になっていますから回路に電気が流れてチョークは保持されます、水温が上がると水温スイッチの導通が切れてアースが断たれるのでチョークマグネットには通電しませんからチョークは保持出来なくなります。

ではちょっと実験してみます。


水温スイッチのカプラーを抜いておきます、すると水温は低くてもチョークは保持出来ません、でもエンジンは始動出来ますし始動後も不調はありません。


   カプラーを元通りに接続するとチョークは保持出来ます、正常な状態ですね。

この水温スイッチ、何の役割があるかというと・・水温が上がった時にチョークの保持を解除する戻し忘れ防止機能と、もう一つの役割があります、それはAAV(アンチアフターバーンバルブ)の制御です。


サーマルリアクター式ロータリーエンジンではエンジンルームの熱は相当なものです、キャブレターのフロート油面の点検窓を覗くと燃料がグツグツと泡立っているのが見えたりします、こういう状況では空燃比がリッチ(濃い)になるので再始動が難しくなります、そこで温間時のエンジン始動時にAAVを開く事で空燃比のリッチ化の対策をしています。


AAVは減速時の瞬間に空燃比がリッチになるのを防止するために内部のバルブが開いてインマニにエアを供給する装置ですが、それを温間時の始動時にも使っているわけです、と言ってもアクセルを全開にして空気を入れてやったほうが効果的ですけどね^_^;

水温が上がっている時はクランキング時にAAVソレノイドへ通電しないようにする事でクランキング時だけAAVが開いて始動後はソレノイドに通電する回路になっているんですが、これも水温スイッチのオン、オフで行なわれています。

水温スイッチのカプラーを抜いて水温が高い状態を再現してキーをONにしてみるとAAVのソレノイドには通電がありません、そしてエンジンを始動するとソレノイドに通電しました、この事からキーONでAAVのソレノイドに通電がなければ水温スイッチの内部断線やカプラーの接続不良等が疑われます。

チョークが保持出来なくてもエンジンの不調がない場合、まずは水温スイッチを点検してみるのが手っ取り早いのではないかと思います。
Posted at 2013/11/11 23:45:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2013年11月06日 イイね!

模型用ロータリーエンジン

模型用ロータリーエンジンマツダがRX-8の生産を中止した事でロータリーエンジンは生産中止になってしまいましたがロータリーエンジンは模型用でも生産されていました。

画像のエンジンがその模型用ロータリーエンジンで、小川精機という模型エンジンメーカーがラジコン飛行機用として生産していたんですが、そのエンジンも遂に生産を終了してしまいました。

寂しい話ですが、ロータリーエンジンを模型化した事に敬意を表して模型用ロータリーエンジンについてちょっと観察してみたいと思います(といっても実物は持ってないんですが・・)

小川精機が模型用ロータリーエンジンを発売したのは昭和45年・・コスモスポーツの発売から3年後の事ですが、その翌年の昭和43年には既に試作品が完成していたのだそうです。

模型用とはいえ、市販可能なレベルのロータリーエンジンを作る事は大変だったようです、でもそれを実現させた事は実に素晴らしいですね(゚∀゚)

市販されたのは1ローターですが試作品では実車同様の2ローターもあったそうです、マツダがロータリーエンジンの開発を始めた初期は1ローターで試作していましたが2ローターのほうが振動を少なく出来る事から2ローターになりました、模型用2ローター試作品は熱や燃費の問題で市販化は出来なかったようです^_^;

昭和45年に発売された小川精機のロータリーエンジンは改良をされながら40年以上も生産されてきました、初期の頃のものは混合気の吸入方式が実車同様のサイドポート式だったそうです。

サイドポート式とはローターを前後で挟む状態で付いているサイドハウジングに吸入口を設けて混合気を吸入させる方式です、ロータリーエンジンの開発当初はペリフェラルポート式といって回転するローターの外枠部分(ローターハウジング)に吸気口を設けて吸入させる方式でした。

このペリフェラルポート式は混合気が直線的に吸い込まれるので吸入抵抗が少なく、高回転には有利ですがオーバーラップ(吸気口と排気口が同時に開いている時間)が多いのでスロットル開度が小さく吸入混合気の量が少ない低速域では排気ガスが吸入工程の作動室に多量に入り込んで混合気が希釈されてしまい燃焼が安定しないという欠点があります、その対策でオーバーラップを少なくしたサイドポート式が採用されました。

ただ高回転ではペリフェラルポート(RE乗りは略してペリと呼びます)の方が有利なので競技ではペリのほうがパワーを出せますね。

初期はサイドポート式だった小川精機のロータリーエンジンも途中で設計変更されてパワーの出せるペリになりました、模型用エンジンなので実車のようにシビアな低速性能が求められるわけでもないでしょうからパワーが出せるペリにしたのかな?


では内部を見てみましょう、ローターのトップにアペックスシールが付いてますね、レシプロでいうとピストンリングに相当します、作動室の気密を確保するロータリーの要ともいえる部品です。

実車のロータリーエンジンはアペックスシールの他にローターの側面の気密を確保するサイドシールやコーナーシールがありますが小川精機のロータリーエンジンはアペックスシールだけの構成です。

このエンジン、本来はラジコン飛行機用ですが大きさ的にはRCカーに搭載する事も可能です、もちろん改造が必要ですが実際にロータリーエンジンを載せたRCカーを製作した方もおられます、私もやってみたいなぁ♪

ところで・・模型用ロータリーエンジンは小川精機だけではなく日東工作所という会社でも製造されています。

こちらのロータリーエンジンも1ローターで、エンジンの形状は小川精機のものとそれほど変わらないのですが、日東工作所のロータリーエンジンは小川精機のものよりも排気量が大きくて当然ながらエンジン自体も大きいのでRCカーには搭載出来ません、大型のラジコン飛行機用ですね。

排気量が大きい事もあってか?作りはかなり本格的です。


こちらは実車のロータリーエンジン同様にアペックスシールはもちろん、コーナーシールやサイドシールも構成されています。


アペックスシールも何と!実車同様の分割式です、これは完全に実車のロータリーエンジンの縮小版ですね、模型の大きさでこれらの部品の精度を出すのは凄いです。

それにしても小川精機も日東工作所も実車でさえ難しいロータリーエンジンを模型化するのですから素晴らしい技術ですね(^^)ロータリー乗りならインテリア代わりに部屋に飾っておくのもいいでしょうね(´▽`)
Posted at 2013/11/06 23:48:15 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2013年10月27日 イイね!

本日は

本日は北海道も、今年の旧車シーズンは残り僅か・・もうイベントも全て終了してこの時期は寂しく感じます。

でもその寂しさを吹き飛ばすべく?今日は遠方からお友達のロータリーヤマさんが遊びに来られました(^o^)

今回は長距離も快適で楽々のユーノスコスモ20Bです(゚∀゚)

それにしても大きな車です、そういえば私が子供の頃に見たコスモAPも当時はとても大きな車に見えたものでした。

私のコスモを見ながらロータリーヤマさんとロータリー談義に花が咲きました、私の地元にはロータリー車オーナーさんが居ませんので楽しい時間でした(^^)

しばし談義をした後にロータリーヤマさんのお知り合いでもある某ショップへとドライブする事になりました。


御厚意で運転させて頂きました(^^)それにしても実に豪華な内装です!さすがに当時の高級車ですね、コスモAPも当時としては豪華な内装だと思いますが、やはりコスモはいつの時代でも高級スペシャリティ-カーですね(´ー`)

エンジンはOHされたばかりで絶好調です、車重を感じさせない加速感、静かでスムーズなハイパワーロータリーをATで優雅に走らせる・・何と贅沢な車でしょう(´▽`)

ショップでもかなり濃いロータリー談義を楽しめました、ロータリーヤマさん、本日は遠方からありがとうございました、今年は旧車シーズンはもう終わりですが来年もまた旧RE三昧でいきましょう!(^o^)





Posted at 2013/10/27 20:27:27 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2013年10月24日 イイね!

久しぶりに赤コスモのエンジンを始動

久しぶりに赤コスモのエンジンを始動休眠して久しい赤コスモですが・・前にエンジンをかけたのがいつだったのか思い出せない・・つまり、それくらいエンジンをかけていないという事ですね、これはいけない^_^;

というわけで久しぶりに赤コスモのエンジンを始動してみる事にしました。

まずはバッテリーを接続・・そして車内に乗り込みます、あぁ~久しぶりの赤コスモの車内・・^_^;

この車を手に入れて10年・・元々はこの赤コスモが私のコスモライフのスタートでした、今は白コスモばかり乗ってますが、私の中では自分のイメージカー?は、やはり赤コスモかな~雑誌や漫画に掲載されたのも赤コスモですし、初めて広島に行ったりと、色々と思い出がありますから(^^)


まずはイグニッションをON・・点灯するチャージランプやオイルの油量警告灯(この車は油圧ではなく油量の低下を警告します)・・見慣れた光景ですが、いかにもこれからエンジンを始動させるというこの感じが好きです(^^)

まず、チョークを引かずにセルを回してみます・・と・・かからない^_^;気温も低いですし暫く始動させてませんから、さすがにチョークを引かないとダメですね、で、チョークを引いてセルを回すと今度はすんなりと始動(^^)

が、しかし・・分かっていた事ではありますが・・凄い白煙・・^_^;ガレージ内は何も見えません(笑)

暖まれば白煙は出なくなるのでちょっと我慢・・早く暖まるようにアクセルを軽く踏んでファーストアイドルをします。

REAPS-5の白コスモや青コスモはチョークを目一杯引くとタイマーが作動して数十秒後にはチョーク保持が強制解除されるのでその前に手動でチョークを戻さないといけませんが改良されたREAPS-5Eの赤コスモはチョークのタイマーが廃止されていてチョークを目一杯引いたまま放置しても強制解除される事がなく水温に応じて少しずつ戻っていくようになっていて戻し操作は完全に自動化されています、万一チョークが戻らなくなってもキャブヒーターの作用でチョークバルブは開いていくのでオーバーチョークにはならないようになっています。

で・・ファーストアイドルをしながら水温が上がるのを持ちますが、久しぶりの始動なのでちょっと失火気味で回っています^_^;まぁ、暫くかけたままにしておけば調子が出るので、まずは暖まるのを待ちます。


                  やがて水温も上がって・・


              エンジンの調子も安定してきました(^^)

それで・・何気にヘッドライトを点けて車外に出て眺めていると・・突然ライトが消えました(笑)
やはり機械は適度に使っていないとダメですね^_^;

では故障診断を・・まず、レバーを引いてパッシングしてみると4灯全てが点灯します、あぁスイッチだな、多分ハンダでも剥がれたんだろう・・。


早速ライトスイッチを外して分解してみると案の定、配線のハンダが剥がれていました、ハンダ付けして修理完了(^^)


スイッチを元に戻して点灯確認してOK!アイドリングさせているとセーフティーパネルの警告灯が点灯^_^;


一瞬ドキッ!としつつ天井を見ると・・ああ燃料不足か(笑)このセーフティーパネル、便利ですが点灯すると一瞬焦りますね、特に赤コスモの後期タイプのセーフティーパネルは賑やかに点灯するもので・・(笑)


   何はともあれ、調子は良いので一安心です、来年あたりは車検取りたいな~^_^;
Posted at 2013/10/24 22:33:16 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2013年10月17日 イイね!

初雪

初雪昨日は初雪が降りました。

昨年は初雪が遅くて11月の半ば頃だったと思いますが初雪がそのまま根雪になりました、そして今年はというと・・初雪がいきなりドカ雪に・・(゜o゜)

例年だと初雪は平地ならうっすらと積もる程度なんですが・・昼頃に降っていた雨が少しずつ雪に変わっていき、ああ遂に来たか・・と思っていたらドンドン降り始めて・・あれれ?すっかり冬の光景に・・。

足車は夏タイヤ・・まぁ会社から家までは近いので安全運転で帰宅^_^;


ベタ雪なので夏タイヤでも何とか走れました、4WDの威力ですね。

初雪はすぐに解けるんですが、もう冬タイヤに交換する事にしました。


タイヤを外したついでにブレーキパッド残量やドライブシャフトブーツの破れを点検します。

タイヤ交換をすると、いよいよ冬の到来という気がしてちょっと憂鬱です^_^;コスモもそろそろ冬眠の時期・・雪が降らない地域が羨ましいです。
Posted at 2013/10/17 22:34:51 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「コスモAP発売50周年 http://cvw.jp/b/293527/48735921/
何シテル?   10/28 23:25
はじめまして、CD23Cと申します。 子供の頃から車が大好きで現在はコスモAPを所有しております。 車バカな私ですが宜しくお願いします。
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76年式コスモAPリミテッドです。 現在の走行距離は実走12万Kmでボディーは部分的に補 ...
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現在所有している77年式コスモAPリミテッドです。 子供の頃に近所にあったコスモAPに ...
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