マスターシリンダーのクラッチフルード・エア抜き

マスターシリンダーからフルードが減るという謎の現象が起きたので、一応、エア抜きをしました。

経緯はこちら↓

https://minkara.carview.co.jp/userid/2937850/blog/41351917/


マスターシリンダーのブリーダープラグに、シリコンホースφ5㎜を接続。

そのままだとシリンダー・ピストン圧でホースが抜けたり、プラグとホースの隙間からエアが入る事があるので、ホースクリップを装着。

フレアレンチを掛けます。

メガネレンチを使う場合は、ホース接続前にブリーダープラグにメガネを通してから。

レンチでプラグを緩めたら、クラッチを手で押し込みます。

GRB/GVB、VABの場合、クラッチペダルの根元付近にヘルパースプリングが付いているので、フルード圧が掛かっていない状態でペダルを押し込むと、ペダルが戻ってきません。

余談ですが、このヘルパースプリングの似たような構造例を挙げると、自転車のスタンドの構造に似ています（特許請求項　「自転車スタンド」　図面8参考）。

ヘルパースプリングがあると、ペダルストロークの半分を超えると、ペダルを押し込む方向にバネレートが掛かり、結果、クラッチ操作が楽に（軽く）なります。

最近のクラッチ・カバーの圧着力が強い車（ハイパワーの車）に取り付けられる傾向にありますね。

押し込んだまま戻ってこないペダルを手で引っ張りますが、その前にプラグを一旦締めます。

手順としては

プラグを緩める　→　ペダルを押し込む　→　直ぐにプラグを締める　→　ペダルを引っ張る

を繰り返します。

ワンウェイ・バルブがある場合は

プラグを緩める　→　ペダルを押し込む　→　ペダルを引っ張る　→　ペダルを押し込む　→　ペダルを引っ張る・・・

の繰り返しでも行けますが、過信？すると、エアを咬んでしまう時が結構あったりします。

エアがちゃんと抜けているか、ペダルを押し込んで確認します。

エアが噛んでいる場合は、ペダルを押すと押し込んだまま戻ってきません。

ブリーダープラグの締めが緩い場合も同様の現象が起こります（強く締め過ぎるとプラグが壊れます）。

これでマスターシリンダーのエア抜きは終わりですが、レリーズシリンダーのエア抜きする場合はインタークーラーの脱着が必要です。