ソアラに乗っていた頃、当時よく売れていたOHTSUのスポーツタイヤ『GR-β』の40/35扁平18インチを付けた。多少荒く使っていたこともあるがまるでサーキット用の消しゴムタイヤで、グリップは良いのだが白いボディのタイヤハウスがゴムの削りカスでいつも汚れている。4000kmも走ったら、内部のコードが見えてきた。これではキロ当たり40円以上かかる計算になる。ガソリン代のキロ当たり単円(当時はガソリンも高く、燃費も悪かった。)よりかかり燃費を云々している場合じゃない。
量販店に行って一番摩耗に強いタイヤを聞くとピレリを紹介された。廉価なモデルだったが取り付けてみると結構グリップが良く殆ど摩耗もしない。『そうだ、レースじゃないんだから消しゴムタイヤを使う必要はない』と思った。他の量販店では韓国製の廉価なタイヤも売っていた。ネットで調べると日本のメジャーなメーカー製品の20%から50%の価格で、台湾製、韓国製、中国製やインドネシア製のタイヤが売られているようだ。
日本人は何でも日本製を過信し過ぎている気がする。確かに中国製品は私も品質に心配があるが、台湾製や韓国製なら品質は信用できるのではないだろうか。現に多くの車が生産され、日本以上の速度でハイウェーを走り回っている。そう思って韓国製のNEXEN N3000を次に試してみた。
結果を書くと、静かで乗り心地も良く、280psでも必要十分なグリップを提供してくれた。デザインもスポーティで好きなデザインだったので車をBMW320に換えてからもN3000を使っていた。残念ながらモデルチェンジでもしたのか17~18インチはネットでも見かけなくなってしまった。
それからは夏用もスタッドレスもアジアンタイヤを使っている。特にスタッドレスは速度レンジがVの物も販売されており、Qレンジで速度が心配になる日本製の物よりずっと安心して高速道路を疾走できる。一年中スタッドレスでも大丈夫だ。E46で夏用に使っていたBBS RG-R+ミシュランPS3 からスタッドレス 純正ホイル+ATR Winter Sport(共にサイズは225/45R17)に換えた昨年の冬には妻に乗り心地が良くなって静かになったけれど、何か変えたのかと聞かれたほどだ。
BSはスタッドレスはトラッドが柔らかくないと駄目なように宣伝しているが、あんなグニャグニャタイヤでは高速道を赤切符レベルの速度で走れない。雪国なら兎も角、関東地方ならVレンジのしっかりしたスタッドレスの方が使い勝手が良いと思う。雪道でも大人しく走れば十分な雪上性能を持っている。
しかし李明博大統領の竹島上陸以来、韓国製のタイヤを使うことは辞めた。韓国製キムチも好きだったマッコリも勿論韓流ドラマも一切使ったり買ったりすることは辞めた。小さな小さな経済制裁だ。今は専らインドネシア製のアキレスグループ(ATRスポーツ・2233など)のタイヤを使用している。これらも非常に良いタイヤだ。F30の純正装着タイヤが摩耗するまでに、アキレスグループがランフラットタイヤを販売し始めることを祈っている。
日本製のタイヤはBS等が高価販売をするための仕組みを守っているのに違いない。持ち込みタイヤの交換対応をしないなどの小賢しい方法も取って輸入品の拡散を妨害している。
『タイヤの性能を落とすと車の性能も落ちる』などは笑止千万である。言っていることは正しいと思う。しかし価格は落ちているのは間違いないが、性能は本当に落ちているのだろうか?『ちゃんと買い』と言っているが『ちゃんと売り』価格も守って欲しいものだ。
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パーツ | クルマ
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2018/05/22 08:11:55