もうすぐ年末ですね。
転勤の関係で故郷の兵庫県を離れ、退職してからも茨城県で暮らしている私にとって、故郷の姫路市に住み、ずっと両親の面倒をみてくれた妹夫婦には常に感謝しています。
それもあって季節毎の贈り物・祝い事を欠かさないようにしています。
勿論、妹の方からも種々送ってくれるので、妹夫婦にとって面倒な兄夫婦なのかもしれませんが…
折角なら役に立つものをと悩んだ末、酒好きの義理の弟には酒を送っています。
一緒に飲むといつも大量にビールを飲み続ける弟は、てっきりビール好きだと思っていました。海外ブランドや地ビールを贈ったことも何度もあります。しかし意外にも反応は薄く、帰省時に話してみるとやはり何処でも購入できる好みの銘柄が一番良いようでした。ビールって私にとってもそんな感じですね。
ある時、茨城県の地酒5種の詰め合わせが見つかり、2セット計10種贈りました。思いの外、好反応で『ビール派だと思っていたが日本酒も好き』と分かりました。
次に『人気高級酒』の詰め合わせを送り、『どれが一番旨かった』か電話で聞くと、以外にも『霧筑波』の返答でした。2位が『光圀』と、全く予想外の返答に驚いた次第です。高級酒は金を出せば地元でも買えるが、地酒は入手しにくいのも理由の一つでした。
また、どうやら『大吟醸』などより『純米酒』や『本醸造』などの方が好きなようです。これは私の好みと全く同じです。
その後は『霧筑波 特別純米酒』の妹からの希望で、それを贈っていました。
今年は、今は医者に禁酒を命じられた私の最後のお気に入りだった『田酒』を贈ろうと、昨日探してみました。
狙いは『田酒 特別純米』1800ml です。
ネットショッピングで探しますがなかなか見つかりません。
たまに見つかってもバカ高いか、「電話確認必要」の表示付きばかりでした。
酒蔵や酒店のホームページに範囲を広げますが良い調達先は見つからず、「電話確認要」のあるお店に電話してみました。
狙いの品は「少量だが在庫はある」ので購入可否を聞くと、『田酒は転売目的で買う人が多いので、田酒だけでは売れない』の返答でした。
購入条件は、同等のクラスの酒を他に2本買うことだそうです。
他の2本を「霧筑波+田酒もう1本」ではと聞くと、『田酒が2本になるから他に4本要』とのこと。
「地方発送の可否」も聞くと「田酒は品質保持のため要冷蔵なのでクール便になり、その費用が別途必要」だそうです。
一度電話を切りその店舗の在庫情報(ネット)から、他の2本を探して再度連絡して発注を完了しました。
昔昔…「越乃寒梅」が大人気で入手困難だった頃、公務員だった義父の人脈を辿って入手し上司に贈ったことを思い出しました。
しかし上司の反応は、『たいして旨い酒でもないな…俺は【菊姫】の方が好きだ』でした。
それから私の長い【菊姫】探しの旅が始まりました。
ネットのない時代に半年ほどかかって足で探し当てた【菊姫】を2本買うことが出来ました。
1本は上司に進呈して、もう1本を自分で飲みましたが…
『たいして旨い酒でもないな…』
まあ、その上司にはとてつもない量の酒を奢ってもらっていたので、『菊姫1本』など大した礼ではなかったのですが…
しかし、それでも売れる『田酒』って…凄い酒です‼
Posted at 2024/12/03 11:52:18 | |
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