折角コロナの行動規制も空けたのに、何かと今年は予測外のことが多くて好きな「温泉旅行」に行けていません。
2月の伊豆高原(静岡)と4月の塩田温泉(兵庫)から中止の連続です。
9月に手術を終え病院生活から戻った後、行きたい行きたいを妻に連発して、勝手に日程と宿を決めました。
鬼怒川温泉は10年ほど前に10回近く訪れ、もう見たいところは何もないのですが、今更鬼怒川を選んだのは北千住から東武特急1本で2時間で行ける簡便さからです。
何しろ手術の後遺症で未だに120mほどしか歩けない身では、家からのアクセスが大切です。
宿も駅までの「送迎付き」と「露天風呂付の客室」と「料理写真例」を重視して選択しました。
本当は「飲み放題」などのオプションを楽しみたいのですが、酒類厳禁の身の上では諦めざるを得ません。
想定以上に廉価だった宿の部屋は、意外にも「10畳+5畳+大き目の玄関+広い広縁+半露天風呂(洗い場なし)+ユニットバス+トイレ+2か所の洗面所」と異様な広さでした。 半露天風呂は温泉じゃないそうですが、自動で常に満杯に管理され温度も適温で洗い場などなくても十分気持ちの良いものでした。
建物や家財が古いので「昔は高級だったのかな…?」と思わせます。
今は外装工事中で窓の外の景色が残念です。
食事会場は個室に分かれ、ゆっくり楽しめました。 内容も良い材料を使っている雰囲気で、結構美味で数・量とも十分です。
あらかじめテーブルに準備されていたものを映しましたが、この後も刺身や岩魚・煮物・洋物などいろいろな皿が出されました。
栃木和牛の「しゃぶしゃぶ」は肉も大きく厚みもあり、栃木に来た甲斐がありました。
残念だったのは、料理は凝りすぎていて温かさに欠けるものが多かった印象です。 しゃぶしゃぶは肉が大きいので、固形燃料で暖められた出汁では入れた途端に冷めてしまい、
しゃぶしゃぶしゃぶしゃぶ・・・でした。
カセットコンロを二人で一個出してくれたほうが良いかな?
岩魚の写真が凝りすぎの典型です。
開いて小骨も綺麗に取って、手前側に頭を立ち上げて置き、中央は野菜を和えて、向こう側に尻尾を上げさせています。
この形では身が皿に密着するので、完全に熱を奪われてしまい、まるで干物でした。
そのまま塩焼きにしてくれたら美味しかったろうに…残念です!
とはいえ、朝も十分に美味しくて、食事は十分だったと思いました。 特にオレンジジュースはフレッシュで美味しかった。
オレンジが高価になり、なかなか美味しいオレンジジュースを朝に出してくれる宿はなくなったので意外でした。
宿の中でも、大浴場でも誰とも会わずに静かに過ごせました。 必要な時にはすぐにスタッフが助けてくれて、居心地の良い宿でした。
ロビーも広くて静かで過ごしやすく美味しいコーヒーも無料でよかったです。 人件費を抑えるためでしょうか、多くの若いインドネシア人スタッフを使われていました。
ほんの少しだけ言葉と目線の相関に違和感がありましたが、皆さん優しくて上手な日本語で感じはとても良いと思いました。
日本人は客相手に丁寧語で説明するときなどつい目線を落としがちですが、彼らははっきりとこっちの目を見ながら説明してくれました。
そこが白人も含めて、外国人らしい違和感かなと思った次第です。
もしも、もしもまた鬼怒川に今回と同程度の少予算で行くなら、リピートしても良いかも…
ちなみに鬼怒川温泉の「ホテル栂の季」さんでした。
Posted at 2024/10/25 05:55:33 | |
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