
しばらく関西方面に単身赴任をしております。
とりあえず、この地での仕事は無事終了したので、近日中に関東圏の自宅に帰りますが、その前にちょっと観光しましょう、ということで、奈良県の明日香村に来ました。

歴史的知識はについては一般的なレベルなので、古墳や史跡について語ることはできませんが、古代の人々が何を思い巨石を刻み、積上げたのか?と考えると、中々感慨深いものがあります。

(これはレプリカつーかなんというか…)
エジプトのピラミッドなどもそうですが、エンジンもモーターもない時代にどうやってこれを作ったのか、人間というのは偉大だね、と思う次第です。

ピラミッドを作った文明は今はありませんが、古墳を作った朝廷は今も存在します。
全てではありませんが、古墳を囲み立入禁止を謳っているのは宮内庁です。

政治思想等はさておき、これも凄いことだと思いませんか。
前置きが長くなりました、飛鳥の遺跡、古墳は橿原市から明日香村に点在し、これを見て回るには従来はレンタサイクルが便利でしたが、起伏が結構あり、ちょっと疲れるのは仕方ない。
今回は出発がちょっと遅れ、明日香駅に到着が午後になってしまい、石舞台など、駅から遠い史跡は無理だと諦めていたのですが、駅の案内所で展示されていたこれを見て、レンタルすることにしました。
https://michimo.jp
これは、一言で言うと、実証実験中の二人乗り電気自動車です。

使用した車両は日産ニューモビリティコンセプト、スペックは日産のサイトなどにあるので割愛しますが、最高時速80キロ、満充電からの走行距離は約100キロとのこと、日常的な使用ならば充分以上の使い勝手だと思いませんか?
で、実際に乗ってみた感想ですが、感覚的には250くらいのスクーターを4輪にして、簡易的なドアと屋根をつけたような感じです。
特に後席、足を前に伸ばし、運転席の左右に置くような姿勢は、スクーターのタンデムと似ています。
運転感覚は4輪なのでリーン(車体を傾けてのコーナリング)はしませんが、姿勢、視線の高さなどはバイク、ビッグスクーターに近いです。
操作はアクセルとブレーキの2ペダル、円形ステアリングとほぼオートマチック車と同じですが、グローバルモデルなのでウインカーレバーが左、ワイパースイッチレバーが右と、国産車とは逆でした。
シフトスイッチは前進、後進、間にニュートラルと言うシンプルな押し釦、そしてダッシュボード下に水平に引くパーキングブレーキ、多少戸惑うことはあっても、普通免許を持っている人ならわかる構成です。
電気自動車というかモーターはトルクが最初から出るので、加速は悪くない、車体も軽いので、信号待ちから先頭で車列をリードするには充分です。
当たり前ですが、アイドリングと言うものがないので、クリープもない、しかし前述の通り、モーターの特性から飛び出しを避けるためなのか、アクセルの遊び代がかなり大きく、深く踏み込まないと走り出さないので、坂道発進はちょっと慣れが必要です。
近距離での日常的な使用、またカーシェアリングを前提とした車両なのか、ドアロックはありません、また1人で乗るならともかく、二人乗りではちょっとしたバッグを後席の人に持ってもらうくらいしか荷物は載せられません。
それから、エアコン、ヒーターなどはフロントガラスの曇りどめ程度しかないようです、バイク乗りなら雨に濡れないだけでも感激しますが、乗用車的な感覚ではどうなんでしょうか。
とは言え、このスマートな乗り物はかなり気に入りました。
ブラシレスモーターのしゅわーっというささやかな音がするだけで、スルスル加速して行くのは痛快です。
オイルベタベタのエンジンや、頭悩ますキャブレター、脈動する排気管なども好きですが、実は学科は電機系だったので、モーターや制御といったものも好きなんです。

調べてみると各メーカーが各地で同じような実証実験をやっていて、多少の違いはあれどほぼ同じようなスペックの車両というのは、近い将来、この車両の枠(規格)が作られ、何色かのナンバーをつけて公道を走り出すと思っているのですが、どうなんでしょうか。
個人販売もあるでしょうが、カーシェアリングで、公共交通機関の肩代わりとか、バッテリーメンテを含めたリースとかいろんなカタチで普及して行くような気がします。
明日香村という、古代遺跡の街に未来的なコミューターというのは、なんというか、出来すぎなくらいに面白い、そんな感じです。
Posted at 2018/10/16 17:32:47 | |
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