なにも私はK-POPが好きなわけではない
しかも意味のわかる日本語の曲を好き好んで
聞いて来なかった
父は今、ICUで眠り続けている
忘れ物を取りに自宅へもどり
病院について車を降りようとした時
この曲がラジオから流れてきた
リクエストした人もこの曲と同じような
境遇を夫婦でしたような事を言っていた
意味は違うのかもしれない・・・
しかし母の寂しそうな後ろ姿
必死に父の名前を叫ぶ母の姿を忘れられない
私自身もどうだろう
健康だったときに親父に対して
なにかできたか?ここまで育ててくれた父に・・・
なにもできていなかった・・・それどころか
35を超えての反抗だけだ
無言ですれ違う生活が続き
ついには今年の4月、家を
自分の家族とだけで飛び出した格好だ
ちくしょう!なんだこのタイミングは・・・なんなんだ・・・
父は今ベッドで必死になにかと戦っている
医師も命をつなぐが精一杯だったと手術を振り返る
1ヶ月は余談を許さない
この曲に耳が勝手に傾いた
声をきかせて・・・寂しくなってしまった
父からもう一度・・・怒られたい
あまったれている自分に喝を、
喝を入れてくれるのは父だけだ
真面目一筋で生きてきた自分
真面目なつもりだったのかもしれない
ベットに横たわった父を見て
家族は涙を流した。中一となった息子に
「なんでお父さん(私)は泣かないの?」と聞かれた
父の前では泣くわけに行かない、自分の選んだ道
引き返す事はできない
ただ・・・
今は長男として判断を変えなければならないのかもしれない
感情を司る部位に脳梗塞の恐れがあるという・・・
倒れる2日前、久しぶりに実家に帰った私に父は言った
「夕ごはん、食べて行かないのか?」
もしかすると最後の意味のある言葉になるのかもしれない
勝手な自分にこんな言葉をかけてくれた
感謝をどう表現するかだ・・・
さあ!どうする!
Posted at 2013/07/28 16:43:15 | |
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