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けんじぃ。のブログ一覧

2012年10月05日 イイね!

実習3. エンジンを降ろす

前回の更新から、かなり日にちが経ってしまいました(^^;

今年の夏休みは日曜日以外、ほぼすべての日に学校へ行き、
ロードスターのエンジンの作業をしていました。
現在は、もっと作業が進んでいますが、
まず、エンジンを降ろす段階の作業を記事にさせていただきます。



前回の続きから.....

(細かい作業内容(ボルトの数等)は、また今度整備手帳に書くことにします。)

夏休みに自分を含めた4人で作業するロードスター(NA6CE)に載っている
エンジン・ミッション・PPFを降ろす...その前に、



昨年、このエンジンが2日間、スポーツ走行をして、学校の実習場に戻ってきてから
実習場で白煙を上げてしまいました。


そのため、エンジンのシリンダーヘッド側・シリンダーブロック側の
どちらが白煙を上げる原因なのかを調べるために、圧縮圧力を測定しました。


白煙が出る ということは、オイルが燃焼室で一緒に燃えているということなので、
オイルがシリンダーヘッドのバルブステムシールの不良やバルブのガイドから
オイルが下がってくる、オイル下がりなのか、
シリンダーブロックのシリンダーと、ピストンリングのすき間が広すぎると
オイルが下から上がってくる、オイル上がりなのか を調べるためです。

また、エンジンをレーシングさせてもオイル上がり・下がりなのかがわかります。
アイドリング状態で白煙を噴くなら、オイル下がり。
回転数が上がっていくと白煙が多くなると、オイル上がりです。

オイルが上がっている場合、
燃焼した圧力が下に漏れてしまうため、圧縮圧力が基準値を下回っている

オイルが下がっている場合、圧縮圧力は基準値になる   という具合です。

測定結果は、4気筒とも13.1kPa。
基準値を満たしていたので、問題はシリンダーヘッド側にあるのかな~
と考えながら、作業を始めます。




とにもかくにも、エンジンをクルマから降ろさない限り、現状を把握するのは難しいので、
(ロードスターの場合、ヘッドだけ降ろすことも可能ですが、後にブロック側も含めて
作業をするので、エンジンAssy降ろします。)

エンジンルーム内で、エンジンに繋がっている配線、ホース類などを外します。(縁切り)

普段の実習で、エンジンの分解をしたことはありますが、
クルマにエンジンが乗った状態で、エンジンをクルマから降ろすという作業は初めてなので、
この配線はエンジンのどこの部品に繋がっていたかを忘れそうなので、
養生テープをコネクタに貼りつけてマジックで部品名を記入しておきます(^^;


縁切りが終わったら、いよいよエンジンに接続されている補機類
ラジエータ、エアコンコンプレッサー、パワステポンプ等をエンジンから外していきます。

補機類を外し終えたら、エキマニはエンジン側に残して、
触媒~マフラーのタイコ部分までをまとめて外します。


マフラーを外し終えたら、PPFとプロペラシャフトを取り外します。

PPFとプロシャを取り外し終えたら、室内側からシフトレバー等を外して、
僕達にとっての第一関門であるミッションの取り外し。


エンジンを降ろす作業の前に前もって、縁切り~エンジンを降ろすまでの過程を調べていました。
その第一関門がミッションの取り外し。

ボルト10本を外して降ろすだけ と言ってしまえば簡単ですが、
ミッションを固定しているボルトが、とっても強いトルクで締め付けられていて、
ミッションの上側のボルトを外すのが、手が入りにくく大変(^^;

長ーいエクステンションバーとユニバーサルジョイントを使ってボルト10本を取り外します。


個人的な感想ですが、エンジンを車体に載せてエンジンマウントを固定するだけの
"車体にエンジンを載せる"であれば、ミッションを(取り外して)取り付ける作業の方が
何倍もしんどいです(笑

ミッションジャッキを使ってミッションを降ろして、
取り外したPPFとマフラーと並べてみる。



ミッションの後ろにはプロペラシャフトがあります。


ここまで来たら、残る部品はエンジン!

エンジンマウントの取り付けボルトを外したら、
リフトを下げてエンジンジャッキをクルマの前に持ってきます。

あとは、エンジンハンガーにエンジンジャッキのフックをかけて
前後にエンジンをゆすりながらエンジンジャッキでエンジンを持ち上げます。




ようやくエンジンが降りました。
作業時間、約5時間。

今回、初めてエンジンを降ろす作業をしました。
ひとつひとつの部品を外していって、
エンジンを降ろすところまでたどり着いたあの感動は忘れられません。


降ろしたエンジン。
昨年、このエンジンを組んだ先輩が磨いたヘッドカバーが光ります(^^
この先輩達は、ヘッドカバー以外にPPFも磨いていました。
(この"磨き"への熱き思いは、僕達にも受け継がれることに・・・・(笑)


というわけで、エンジンルームはこんな感じに。



エアコンのコンプレッサーとコンデンサ、パワステポンプなどが車体側に残っています。




次回は降ろしたエンジンについて書きます。

 

 
Posted at 2012/10/05 23:09:05 | コメント(5) | トラックバック(0) | 体験実習 | 日記
2012年05月30日 イイね!

実習.1 分解・洗浄・組み立て

約5ヶ月ぶりの記事になります(^^;

以前、タイヤがパンクした記事を書き、

お店でリヤタイヤを換えてもらい、しばらくそのタイヤで

走っていましたが.....




重いっ!(^^;

32C⇒35Cへのワンサイズアップなのに、こんなに重くなる?

これじゃあ長距離移動だとしんどいなぁ.....

というわけで、前後換えました。

やり方はもうわかっていたので、工具さえあればできるということで、

15mmのメガネレンチを買ってきて、交換しました。
(15mmのメガネってなかなか置いてません。 モンキーでやろうとも一時考えましたが.....)



タイヤは某オクで購入した一本1500円、ミシュラン パイロットスポーツ。

クルマみたいでしょ って言いたいところですが、

一本あたり以前の35Cより軽い、耐パンク性能、

トレッドのデザインがかっこいいの理由で購入に至りました(笑

交換したリヤタイヤ(ほぼ新品)は、親父のチャリのリヤタイヤへ移植しました。





折りたたんでのパッケージなので、

リムへの組み付けに少々難儀しました(汗



走り心地は滑らかで静かです。 そして軽い(^^

良いお買い物でした。



で、本題です。

普段の実習とは別に、選択実習でロードスターなどを触る実習を取っています。

その実習で、ロードスターなどの"本番のクルマのエンジン"を触る前に、

分解手順、部品名称、内部の構造、工具の使い方を思い出すために、

練習用のエンジンを分解しています。



今回の練習用エンジンは、トヨタの4A-FE。

実習でも使われるエンジンなので、分解しやすい様に各ホース類などは切られていますので、

分解・組み立てしても火は入れませんが、かつてどこかのクルマで実際に動いていたエンジンです。

なので、エンジンによっては、オイル管理がしっかりなされていたエンジンと、

何千km、何万km走ってもオイル交換していなかったであろうエンジンとに分かれます。


自分達が倉庫から引っ張り出してきたエンジンがたまたま・・・・・




 
 
ベアリング(メタル)が焼きつき.....



ストレーナが目詰まりするほど汚いエンジンに(爆


 別のエンジンを見てみると・・・?

 

 
 
こりゃあ綺麗にしてやらないと・・・と、言いたいところですが、

この練習用エンジンは、分解・洗浄・組み立てがメインテーマではありません。

もちろん、分解する際は外側のボルトから緩める、組み立てはその逆、

工具の使い方だって重要です。

ですが、この練習用のエンジンから学ぶのは、それが第一ではありません。


というのも、実際に使われていたこのエンジンの各部品を測定してみて、

この部分が磨耗しているなー、こんなところに傷がついている、

ここはなんでこういうカタチ、なんでこのカタチじゃないとダメなんだ?...etc

その"理由"を考えるためのエンジンなんです。


先ほど、メタルが焼きついていると書きました。

その理由のひとつに、オイルストレーナが目詰まりを起こして、

オイルを吸い上げていなかった という理由も考えられます。


僕の本命のエンジンを触るには、まだまだ勉強が足りないなと感じる今日この頃です。


Posted at 2012/05/30 22:51:39 | コメント(6) | トラックバック(0) | 体験実習 | 日記

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