
洗車した後、ドアミラーから垂れる水が筋状の水垢となり、濃色車ではとても目立ってしまいます。
これもN-ONEのウィークポイントのひとつなのかもしれませんが、洗車後の水分を可能な限り取り除くことによって、水は垂れてこなくなると思います。
最初はタオルを差し込んだり、近所を一回り走って急ブレーキを2,3回かけてみたりしたものの、ほとんど効果がありません。
同じような悩みを持つ先輩方の中に、
エアコンプレッサー+エアガンで水を吹き飛ばしている
という方がいらっしゃいました。コンプレッサーがあればタイヤのエア調整もマメにできそうですし、かなり欲しくなったのでネットや実店舗を徘徊しチェックしてみました。
しかし、価格と性能のバランス、騒音やメンテナンス、上記以外の用途に使う予定がないなどで、イマイチ踏ん切りがつかず迷っていたところ、こんな動画を見つけてしまいました。
コンプレッサーは置き場所にも困るし、ブロワなら延長コードさえあればこれ一つで用は済みます。この動画と同じ商品が今でも発売されていたので、早速入手して使ってみました。
日立工機 ブロア FRB40VA
クールなカラーリングの本体は意外とコンパクトな印象。電源コードは柔らかく、クセのつきにくいタイプ。掃除機としても使える吸引ホースとすきまノズル、ダストパックも付属しています。
電源スイッチと速度調整のダイヤルが一体化していて、その脇に作動状態を保持するボタンがあります。速度調整は作動中は変えられないので、あらかじめセットしてからスイッチを入れます。同じ機種で速度の変えられないタイプも出ているようです。
音は動画でも結構デカいしうるさく感じますが、
実際の作動音は大きな掃除機、あるいは一昔前の高圧洗浄機のような感じで、速度に比例して大きくなります。速度調整はかなり細かく設定(ほぼ無段階)できますので、最大風量が必要でなければ、もっと静かな音で作業することも可能です。
閑静な住宅密集地では近所迷惑になるかもしれません。自宅で使っている時に家族に聞いてみたところ、「何か音がしているとは思ったけれど、特別うるさくは感じなかった」と言っていました。屋内にいる人にはそれほど大きな音ではないのかもしれません。しかし間近では会話が難しいくらいうるさいです。
使用感。「
地球ゴマ」で遊んだことのある方ならわかると思いますが、内部で高速でモーターが回転しているためジャイロ効果が発生し、片手で握って上下左右に動かそうとすると姿勢を保とうとする力が働き、抵抗を感じます。(筋トレも同時にできちゃう?)
撥水コーティングされたボディやウインドウガラスの水はキレイにすっ飛んでいきます。コーティングの種類によっては、水滴がダラーっと流れていくと言う感じなので、このブロワだけで水切りを済まそうとすると大変だと思います。やはり最後はセーム皮やマイクロファイバータオルで仕上げるつもりでいた方が良さそうです。それでも大幅な時間短縮に貢献してくれているのは間違いないです。何しろ洗車後の水滴はそのままにしていれば確実にシミになりますし、拭き取る際にも塗装面への多少のダメージは避けられませんので。
問題のドアミラーですが、ミラーの隙間から風を当てると、付け根とカバーの二つの穴から水が出てきました。その日の気温や湿度にもよると思いますが、ミラーひとつに30秒から1分位風を当てるとほとんど内部は乾いたとみられ、水が出てこなくなりました。なので当初の目的は果たせそうです。
フロントグリルやナンバーフレームなども水切れが悪いので、ブロワが活躍してくれます。意外だったのはタイヤとホイール。私のホイールは入り組んだデザインなので、風だけで乾かせるのはとても助かります。タイヤに残った水滴も普段は何で拭いたらいいのかよく分からず、わりとそのまま放置して自然乾燥させていましたが、ブロワを使えばあっという間に完全に水分を飛ばすことができます。
ドアミラーの水抜きの穴は必要だから開いているのでしょうし、致命的な欠陥とは思えないので、ディーラーに苦情を言うほどのことではないかな? というのが現在の私のスタンスです。
一応、初回点検の際に今まで同様の苦情は無かったのかは聞いてみるつもりではいます。
どんなクルマにも弱点はあるでしょうが、より良い商品を世に出すためにも、メーカーでクルマの開発に携わる人たちには、ユーザーや販売、整備現場の小さな声にも真剣に耳を傾けてもらいたいものです。
Posted at 2013/06/11 22:14:47 | |
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