長文です。
お暇な時にどうぞ。
冬の淡路道には何かがとりついている。
思い起こせば昨年の♪さん事件からそれは続いていた。
今日は強風注意報が所々で出ているくらいで、ドライブには絶好の日和。
ところがこの強風注意報が後であんな悲惨な事を引き起こすとは誰が予想したであろうか。
+S-で思いのほか時間を費やした私は、帰りに次回うどんオフミのコースの候補である鳴門スカイラインを下見するため、すっかり日の暮れた淡路道を少し急いで走っていた。
(注)ここから、表記している速度は制限速度を除いて架空の数字である。
よりリアルさを楽しみたいかたは、0~100の間のお好きな数字を加えてお楽しみ頂たい。
80km制限の区間は安全に60km前後「(注)参照、以下同じ」で走っていた。
そこそこの速度である60kmでも脚が決まってきたので眠くなるような速度にしか感じていなかった。
しばらく走り、100km制限区間に入ると、前によく見慣れたプロペラマークを付け4本出しのマフラーが燦然とかがやく92M3が左車線を20km(笑)くらいの速度でゆっくり走っている。
私は右斜線を60km~80km位で流していたので、あっと言う間にスルー。
すると当然の事ながら、M3が猛然と追っかけてくる。
ここで追いかけてこない様なやつにはM3を操る資格はない。
しかし大人の私は(爆)これを無視して速度を40km位に落とし左斜線に。
私をパスしたM3はその後も40km~60kmくらいで右車線を走って行く。
このまま大人を続けていれば、後であの様な悲劇は起こらなかったのだが、まだ私の心の中に子供な部分が残っていたのだ。
しばらく後ろを走っていたのだが、辛抱仕切れなくなった私は、Mボタンをプチッ、左パドルを2度ほど手前に引く。
それまでおとなしくシンフォニーを奏でていた桜夢が突然ハードロックに。
リアタイヤをきしませながら、猛然とダッシュするM6。
メーターはあっというまに100kmから、120km(済みませんスピード違反ですね(爆))差し示し、M3を難なくパス。
その後は少しスピードを緩めると追いついてはくるものの一度も前に出られる事もなく、80kmから100kmで安全に(笑)走行を続けていた。
「このまま走ればM3のおかげで眠たくもなく、思ったより早く帰れるな」
のんきな事を考えながら、後ろから来るM3をミラー越しに眺める余裕すらできていた。
ところが悪霊がすむという淡路道、このままで済ませてくれるほど甘くなかった。
昨年のうどんオフミで、伝説の「一同整列事件」の舞台となった南淡路SAまで後1kmのところで悪霊は突然牙をむいて私に襲いかかってきた。
右車線で前をふさぐトラックに優しく「済みません先を急いでいるので、左に寄って頂けませんでしょうか。ワレー!!!」のパッシングをかますと、トラックが急ハンドルで左に寄ってくれるではないか。
優しい運転手さんもいるものだ。
私はここぞとばかりにフルスロットル。
すると目の前に突然大きな固まりが。
急ブレーキを掛け、左にハンドルを切り込んだものの、時既に遅し。
横滑りしながら、怪しい物体と衝突。
「ドン」と鈍い音を残して破片が後ろに流れていく。
何とかスピンは免れたものの、どうやら、車の右側前面と激しくぶつかったみたいで、そのまま、何とか南淡路SAに避難。
明るい所に車を止め、おそるおそる前を見ると。
ガーン!!!!!
バンパーにボンネット、キドニーグリルに、右フェンダーが・・・・・(泣)
来週から入院。
ぶつかったのは松食い虫で枯れた松の枝が折からの強風で路上に飛んできたのだろうエアダクトに松の葉っぱと残骸が付いていた。
ここは大事故にならなくてよかったと思うしかないのだ。
大人げない走りをした自分に神様がペナルティーを与えたのだろう。
反省・反省
ところがこの話には続きがある、
すっかりしょげ帰って、南淡路SAを出ようとすると、レー探がピコピコ鳴るではないか。
また、誤動作しやがってと思って、ふと出口の加速車線を見ると、♪さんがしっかり、レーダーの罠をしかけネズミを捕まえようとしているではないか。
もし、あのまま、あそこで、松の木と接触していなかったら・・・・
明日の朝刊に「淡路道を大暴走」「制限速度80kmの所を○○○kmオーバー」
「無謀な老人現行犯で逮捕」の見出しで、3面デビューを飾っていたのは間違いない。
車の修理代は保険で何とかなるし、何より、免許証も無事だったし、まあ今回はよかったとしよう。
長文に加え駄文に最後までおつき合い頂感謝です。
2月のうどんオフミの前にお払いできたので、皆さん安心してお越し下さい。今回のできごとがプロローグでは無いはず(多分)
Posted at 2008/01/17 22:22:49 | |
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BMW | 日記