
モータースポーツは車の持つ性能に非常に左右される競技です。
そのため公認競技、非公認競技にかかわらず、レギュレーションに従って、改造範囲が細かく定められているのですが、特に公認競技では、NAとターボ車の出力差を補うため、ターボ車にはいろいろな制限が掛けられています。
大きいところでは、排気量を1.7倍した数値でクラス分けがされます。
以前は係数が1.4倍だったのですが、高性能化に伴い1.7にアップされました。
さらに吸入空気量を制限するため、タービン入口の口径も制限されています。
私のストーリアはターボ車のため、713ccの排気量ですが、換算排気量が1212ccとなり、全日本選手権では排気量1400cc未満のクラスである「JN1クラス」ということになります。
またタービンの入り口の口径を33mm以下にする必要があるため、写真のようなアルミのパイプ「リストリクター」を装着する必要があるわけです。
昨年までは32mm制限でしたが2011年度から33mmに拡大されました。
どちらにせよ空気量を制限するわけですから、当然高回転時に空気不足となり、パワーダウンとなります。
とりあえず2012年の中四国地方選手権はリストリクター無しでも出場可能ですが、全日本選手権は義務付けとなるため、今回装着することといたしました。
このほかにも細かな規定がたくさんあり、レギュレーションに合わせた車作りは大変です。
このあたりの制限を少し緩くすればもう少し参加し易くなるのですが、「同一条件で戦う」ということを考えればいたしかたないのかも知れません。
今シーズンは来週の久万高原でのラリーで終了しますが、来年4月からは、地方選に加え、全日本選手権にもスポット参戦する計画が進行中です。
本来今年度から参戦の計画でしたが、いろいろあり、1年延期しました。
秋の「ラリー北海道」にも出場できれば最高です。
頑張らなくては!
Posted at 2011/10/26 16:51:45 | |
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ラリー | 日記