一般的にCVTフルードは未交換でいいとされています。一方でCVT車はミッション
ブローが原因の廃車が多いそうです。
ではどの程度の頻度で替えるべきかですが、
三菱では
シビアコンディションで4万キロごとだそうです。
シビアコンディション以外では未交換でいいわけです。
まあ10万kmごとに乗り換えなら問題ないでしょうね。
じゃあ、長く乗りたい場合はどうなのよ?と思ったそこのあなた!
メンテナンスに関して面白い情報が載っているロシアの修理工場経営者の方が運営
しているエンジンと変速機に関するサイトを発見しました!
グーグル翻訳で適当に読んだだけなので正しいかどうかは知りませんが、
無段変速機のページではCVTフルード交換を行わないと問題が発生すると説明されています。
CY Lancer(ギャランフォルティス)に積んであるジヤトコ製CVTの説明を簡単にまとめておきます。
■CY4A=JF011E
〇遅くともフィルター・オイルともに6万kmごと交換することを推奨。
〇オイルのみ交換でも6Lを必要とする。ギアボックス内を含めると8.1L
〇通常は20万kmの耐久性がある。
〇このユニットに最も頻繁に起こる故障は、ドライブシャフトとドリブンシャフトのベアリングの摩耗である。
〇ベルトの伸びは運転スタイルに大きく依存する。一般的には10万kmで伸びる。
■CY3A=JF012E
〇遅くともフィルター・オイルともに7万kmごと交換することを推奨。
〇オイル量はギアボックス内を含めると8.1L(オイルのみだとCY4Aと同様か?)
〇通常は20万kmの耐久性がある。
〇問題のほとんどは詰まろうとするベアリングの詰まりが原因。(オイル交換頻度次第では避けられる?)
〇ベルトは15万kmまでで伸びる。
■CY6A=JF015E
〇このユニットのバリエーターはオイルの純度を非常に要求するため、4万kmごとに交換することを推奨する。フィルターも同様。
〇完全交換には7.2L。オイルパンの内部のみでは約4LのCVTフルードを必要とする。
〇2015年にこのユニットのバリエーターが近代化され、その耐久性が増加した。
しかし、それ以前のバリエーターは3万から5万kmで深刻な故障が発生することが
よくあった。
〇通常の寿命は16万km
※ベルトの伸びはCVTが滑るような感覚がどこで出てくるかだそうです。あと()内は個人的な解釈です。
原文にちょくちょく日産のCVTフルードが出てきますがジヤトコ製CVTに互換性があるようです。三菱純正のはAmazonなどでは20L缶でしか出ないのでDIYの場合はありかもです。
ただし、当然ながら三菱は三菱純正のみを使うように言っているので自己責任ですが。
副変速機付きのJF015Eの評価が結構辛辣でした。発進する際にもっさりしないから好きなんですけどねぇ。2015年以降型でないと致命的故障に対する対策がされていないようです。日本仕様CY6Aって2014年で生産終了だから対策仕様は存在しないんですかね?
結論としてはシビアコンディションでなくとも4万~6万kmほどで交換するのが良いということでしょうか。
2020/11/4
追記 三菱の公式サイト見たらシビアコンディションとかの文字消えてました。前に見たのだいぶ前だったから... 4万kmごと交換しなきゃいけないですね。
参考URL
三菱自動車の公式HP メンテナンスについて
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/afterservice/mainte_cycle/menu.html
日産のCVTフルードについて
http://www.totachi.co.jp/product/dl/ATF_NS-3.pdf
ジヤトコ製CVTに関する説明
https://otoba.ru/transmissii/jatco/jf011e.html
https://otoba.ru/transmissii/jatco/jf012e.html
https://otoba.ru/transmissii/jatco/jf015e.html
お借りした画像
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jatco_JF011E.jpg
Posted at 2020/11/01 18:56:08 | |
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