保崎佑さん
https://x.com/Dr_Yhozakiという新進気鋭のファゴット奏者のトーク&リサイタルに昨日行ってきました
保崎佑さんは今回3回目です
過去記事
東京音楽コンクール優勝者コンサート
https://minkara.carview.co.jp/userid/2979457/blog/47461880/
上野deクラシック 保崎佑(ファゴット)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2979457/blog/47688590/
「推し」になってるかも(笑)
前半はトークで、ナビゲーターは浦久俊彦さんという方
Xで昨日の様子が投稿されてました
スライドを使いながらファゴットの歴史などの解説があり、、
浦久さんはものすごく博学な人だと思ったんだけど、しったかぶりがなくとても印象の良い方だなと、、
浦久さんが紹介した話の中でもっとも印象深かったのが作曲家・プロコフィエフのエピソードで
プロコフィエフ自体私はほとんど音楽聴いてないし馴染みがなかったのですが、、
なんと戦前日本に2か月滞在していたことがあったそう、、
wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%95
ファゴットとのかかわりはいったい、、、?と思って聞いていたら、日本滞在中に未完の短編小説をいくつか執筆していて、そのなかにファゴットが登場するものがあるとのこと
変わり者3人が登場する小説で、オチだけ紹介すると面白くもなんともないのだけれども最低音シ♭の音を出すのがものすごく大変なんだという話で、、
保崎さんもこの話は初めて知ったとおっしゃってましたが、ファゴット奏者ではない作曲家のプロコフィエフが最低音シ♭の音を出すのがいかに大変かというところに着目しているのは「マニアックです」と感想をのべていました
私はこの日本滞在中のエピソードで、少しプロコフィエフが身近に感じられるようになりました
保崎さんもいろいろ語ってくれました
ファゴットをやるきっかけは、小学校のときに文化行事で学生オケの演奏会があり、そこでカタチがとても興味深かったファゴットに行った
中学になり、親に頼み込んでファゴットを買ってもらった
ファゴットは右手の親指だけで何か所もキーがあり、普通管楽器は右手の親指は楽器を支えるだけなんだけどファゴットは演奏がめちゃくちゃ大変
ファゴットは製作するのもものすごく手間と時間がかかるので高価な楽器で、中学校の吹奏楽部でもファゴットを置けない学校が大半、、、
バソンとの違いについても触れられて、
ファゴットはドイツ、バソンはフランス、なんですが、ファゴットはオーケストラが大型化するのに従って、より大きな音が出せるように等々の要請で精密機械のように進化変化していったのにたいして、バソンはそういう進化を目指すのはやめて、昔ながらの素朴な仕様・形で生きる決断をした、という話がされました
へえ、、、でした
第二部は演奏
ピアノ伴奏の遠藤直子さんは保崎さんとコンビを組んでいるみたいです
コンクールの予選、また私も聴きに行った4月のリサイタルでも伴奏登場
ピアノの音がとてもしっとり艶と柔らかさがある一方で鋭さもあり、いい音だなあ、、、と思いました
プログラムの最後の
ショーフという人の曲がJAZZテイスト、というよりJAZZな感じで、ファゴットの音がサックスの音にも聴こえる、、、
これはキレのあるファゴット演奏ができないとそうならないだろうなと思いつつ、、、
保崎さんと遠藤さんのJAZZセッションのようでした、、、
ファゴットの音の可能性をさらに感じました、、、!
(追記)
保崎さんがX投稿していました
連続で、、、というのは私のことです
終わりに出口であいさつに立っていたので「今回3回目です」と話しかけたらとても喜んでくださいました
Posted at 2024/09/19 07:27:36 | |
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